「親」となる人が知っておきたい大切なこと

子育て

 

こんにちはmarupoです

 

親になるというのは、子どもを産めば誰でもなれるということではありません。

 

けれど、親となった人は、この世に生を受けた我が子に対して、責任をもって育てていかなくてはいけません。

 

なにより子どもは、ご飯を食べて勝手に育つのではなく、自分の親を見て、そしてその環境の中で成長します。

 

そのため、親となる人、養育者は、自分がどのような家庭環境で育ったかを知っておくこと、そしてこれから我が子を育てるための必要な学びと技術を知っておくことが、その子どもの親となる人の責任であり重要なことでもあります。

 

そしてなにより子どもに対して絶対的に知っておくべきことがあります。

 

それは「本当の親の愛情」です。

 

本当に必要な親の愛情

①子どもに期待しない

②無条件な愛情

③子どもの真の幸福を念頭におく

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

心理学講座・交流分析「脚本分析 禁止令」

無条件の愛情(ストローク)と条件つきの愛情



親が子どもを育てるためには、技術や学びといった努力が必要です。

 

なぜなら、本当の愛情を知らなかったり、自分が育ってきた環境があたりまえだと思い込んでいたり、わからないまま子どもを育てていると、自分でも気づかないうちに「危険な家族」となってしまう場合があるからです。

 

そして学びや技術といったことに対して、この世の中はまだ無視されていることが多いため、「危険な家族」というものがあちこちにつくられていることも事実なのです。

 

危険な家族とは

 

子どもにとって、その子の育っているその家庭環境の中で、絶対あってはならないことがあります。

 

それはその家庭に生まれてきている子どもが、その家の大人の道具として扱われていたり、親の心理欲求を満たすために生きていくような生き方にしてしまうことです。

 

また、親の感情で子どもを振り回したり、傷つけるような言動をしたり、虐待や親に依存がある場合も同じです。

 

また、具体的な虐待でなくても、子どもが精神的に傷つくような家庭環境も「危険な家族」だといえます。

 

子どもが精神的に傷つく家庭とは

 

子どもが精神的に傷ついてるとき、その家庭の中では、こんなことが起こっています。

 

◦両親の仲が悪い・いつも喧嘩をしている
◦怒りが爆発しやすい家族
◦愛がなくて冷たい・または憎しみに満ちている家族
◦他人や兄弟姉妹と比べられたり、えこひいきがある
◦子どもに対する親の期待が大きすぎる
◦親からのコントロールや抑圧がある
◦過度に子どもを甘やかし溺愛する 過干渉
◦他人の目を気にして、表面的にだけ良く振舞う家族
◦いつも親が不在がち
◦あまりにも秘密があり過ぎる家族
◦親に何かしらの依存症がある
◦親と子どもの関係が逆になっている

…など



上記のような家庭である場合、その家で育っている子どもの心は傷ついています。また、これが家庭の中で日常で行われているようであれば、それは子どもへの「精神的虐待」ともいえます。

 

そして虐待のある家庭を「機能不全家族」といいます。

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

機能不全家族・泣いているインナーチャイルド

 

 

子どもの心に深い傷を負わせてしまうと…

 

もし、親が気づかないまま、子どもの心を傷つけてしまったら、どうなってしまうのでしょうか。

 

ただ、子どもも、その子次第ではいろんな性格や質があり、それぞれの思いも違いますので、同じような家庭で育って嫌な思いをしたとしても、それによって傷つく子もいれば、そうじゃない子もいます。

 

けれど、それによって子どもが傷ついた場合、もしその傷が癒えることもなくそのまま成長していったとすると、その人は心や人間関係に障害をもってしまい「生きづらさ」を感じてしまいます。

 

それは、子どものときに、心を傷つけるような言動や暴力のある家庭で育ったため心に障害をもってしまったのです。

 

そしてそのような大人のことをアダルトチルドレンといいます。

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

アダルトチルドレン 親から傷つけられた人へ



心に障害をもってしまった人の特徴

 

・本当はイヤなのに「NO」と言えない人になる

・自分の感情が自分でわからなくなってしまう

・生きることに楽しみや希望をもつことができなくなる

 

 

このように、人間関係でもさらに傷ついたり、自分の人生に楽しみや希望をもつことができなくなり、生きていること自体がつらくなります。

 

そして一番の問題は、その人が家庭をもち、親になってしまうと、またその子どもや次の世代にも、悪影響を与えてしまうということなのです。

 

子育てで大切なこと

 

親となる人または養育者となる人は、自分がどのような家庭環境で育ったかを知っておくことが大切です。

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

心理学講座・交流分析「構えの欲求(基本的構え)」

 

そしてこれから我が子を育てるための必要な学びと技術を知っておくことが重要です。



それは、自分の親が自分に対してどんなことで嬉しかったか、またどのような親の言動で傷ついたかなど、いちど自分の育った家庭環境を振り返り、あたりまえと思っていることをあらためて知ることです。

 

子ども時代、どんなに「正しい」と思っていたことや、「これが幸せ」だと思っていたことがあっても、子育てとは、それは我が子にとっては違っっていたりすることもあります。

 

なのでそれを知ることは、わからないうちに「危険な家族」をつくらないためでもあり、また子どもの心を傷つけないためでもあります。

 

何度もいいますが、我が子が好奇心いっぱいの大切な時期に、親の不仲を見せつけてしまったり、精神的に傷つけたり、子どもをうるさがったり、適当に対応したりすると、子どもの心に傷つくってしまうだけでなく、子どもはそのような親の態度を模倣してしまいます。

 

それはその子の人生を親の無知で奪ってしまうことなのです。

 

なので、本当の親の愛情

 

①子どもに期待しない

②無条件な愛情

③子どもの真の幸福を念頭におく

 

親と言えど、所詮は人間です。どんなに頭に入れたつもりでも、いつの間にか子どもの心を傷つけてしまったら、その時は子どもに素直に謝ればいいのです。

 

そしてまたこの「本当の親の愛情」を繰り返し与え続ければ、子どもは親に対して信頼感をもち、自分に自信をもてる大人になります。

 

これを継続していくことで、親となる人はあらためて気づくことがたくさんありますし、それが学びであり、子育てという技術を習得していくことでもあります。

 

最初から子育てが上手にできる人はいません。

 

だからといって、なにもしないで子どもを結果的に傷つけてしまうことは、厳しいようですが、その人(親となる人)の無責任な行為でもあります。

 

なのでこの気持ちを常に心がけて、覚悟をもって育てることが大切でしょう。

 

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした

 





お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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