『人付き合いが苦手』生きづらさの原因と大切なこと

アダルトチルドレン
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こんにちはmarupoです

 

誰しも、人間関係でおこるトラブルや悩みは、生きているかぎりついてまわります。

 

すると、やはり言い争うこともあるし、また疎遠になったり、ときには縁がきれることだってあります。

 

確かに、出逢ったすべての人とずっと仲良くしていけるなら、どんなにいいかわかりませんが、ハッキリ言ってそんなことはムリに近いかもしれません。

 

なので、そのときのいろんな出会いの中で、また自分にあった人を見つけようとするものです。

 

ただそうではなく、それ以前に自分はなぜか「人付き合い苦手、怖い」という思いを常に持っている場合、どんなにいい人と出逢っても、なかなか相手に心を開くことができません。

 

すると、そこで親しい関係をつくることができず、結局さみしい思いだけが残って終わってしまいます。

 

このように、人との付き合いがうまくできない、苦手だという人には、ある共通点があります。

 

それは、他人に対する『恐怖心』です。

 

そして、その恐怖心を抱えてしまった主な原因には、自分が赤ちゃんの頃からかかわっていた母親と深く関係があるのです。

 

なのでもし、母親との関係がうまくいっていなかった人は、それが無意識にトラウマとなり、大人になっても人間関係で何かしらの障害が出やすくなります。

 

では、なぜ自分は「人付き合いが苦手」なのか、そしてなぜその原因が母親との関係にあるのか、そこを詳しくみていきましょう。






他人に対する恐怖心

 

自分は人付き合いが苦手、または怖いと感じてしまう

なぜかいつも、他人に対してそんな恐怖心を抱えていると、自分に自信がもてなくなり、生きづらさを感じてしまいます。

 

そして、人間関係でつまづくたびに「自分が悪い、ダメだから」と、つい責めてしまいがちです。

 

まず、このような人間関係に対する悩みや、生きづらさといったものが常に心にある場合、あなたはアダルトチルドレン(AC)の可能性があります。

 

また、そんなアダルトチルドレンが、他人にしてしまう言動の特徴に、このようなものがあります。たとえば

 

自分の意見を言えない

思ったままを言うことができない

人と何を話していいのかわからない

他人の顔色をすぐに伺ってしまう

また、機嫌をとろうとする

人間関係にひどく疲れやすい

ノーと言えず、嫌なことも受けいれてしまう

気を使いすぎてしまう

人見知りがはげしい

誰かと仲良くなっても、どんどん怖くなっていく

 

…など、自分は本当はいやなのに、いつも他人に対してこのようなことをしてしまいます。

 

そうなると、自身に対していつも否定的になったり、自分に落ち込んでしまいがちです。

 

しかしなぜ、このように他人にはイヤといえず、自分に対してそうなるのかというと、それは傷つきたくないからです。

 

 

なぜなら、自分がひとりぼっちだと、寂しいし恐いからです。

 

なので、自分で「ダメな人や変な人に見られたくない」などという感じで、他人の目を意識しすぎてしまい

「友達がいない人」などと思われないようにしようと振る舞ったり、仕事や無理なことでも必死にがんばろうとするのです。

 

けれど、その根底には、常に

嫌われるのが怖い

怒られるのが怖い

失敗するのが怖い

傷つくのが怖い

など、こんな恐怖心を抱いています。

 

また、このようなアダルトチルドレンになってしまう大きな原因には

母親との愛着関係があります。

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

心理学基礎から学ぼう初級編②「人間の発達」

 

乳幼児期の心の発達には、母親との愛着の形成が大前提で、そこが人間関係のはじまりで基盤となります。

 

そして、この時期に母親が自分にどう接していたかで、その後の人生に影響をもたらすのです。

 

なので、アダルトチルドレンになってしまう原因は、この母親との愛着関係がうまく形成できていないためです。

 

これは、あなたがダメ人間だからではなく、無抵抗で純真無垢な時期に、愛されなかった、受け入れてもらえなかったと思うようなことが、母親との関係の中にあったためです。

 

そして、それがトラウマとなり、大人になったいまでも心の障害として表面にでているのです。

 

アダルト・チルドレン 癒しのワークブック―本当の自分を取りもどす16の方法 

 

しかし、そんなアダルトチルドレンを改善するには、人によってはなかなか自分一人では難しい場合があります。

 

なぜなら、なぜかすぐまたいつもの気持ちに戻ってしまうためです。

 

なのでこの場合は、その専門のカウンセラーやセラピストの手が必要となってきます。

 

そして、一から順を追って、一緒にプロセスを辿っていきながら、徐々に回復していくことが大切です。

 

なぜなら、一度過去に戻る必要があるため、それが自分ひとりでは危険な場合もあるからです。

 

そして私自身も、以前まちがった方法をとってしまい、過去の自分に無茶に入り込んで、危険な目にあってしまったことがあるうちのひとりです。

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

うつ病から立ち直るために大切なこと①

 

またこれは、悲しいつらいといった表面的な部分だけをどうにかしようと思っても、本格的な改善は『むずかしい』のが現実です。

 

なので、その道のプロの方、信頼できるカウンセラーや専門の方を見つけ、そこから回復していこうという気持ちが大切です。

 

そして、自分の大事な人生のために、ゆっくりと回復していきましょう。

 

すると、今まで「ダメだと思っていた自分」「自信のなかった自分」から解放され、必ずいつか生きづらいという苦しい気持ちから抜け出せることでしょう。

 

 

まとめ

 

誰しも、人間関係でおこるトラブルや悩みは、生きているかぎりついてまわりますが、そんなとき「どうにか良くしていこう」と考え行動するものです。

 

しかしそうではなく、それ以前に自分はなぜか「人付き合い苦手、怖い」という恐怖心を常に持っている場合、あなたはアダルトチルドレンという可能性があります。

 

そして、そうなってしまった大きな原因は、自分の母親との愛着関係がうまく形成できていなかったためです。

 

また、これはあなたがダメ人間だからではなく

無抵抗で純真無垢な時期に、母親から愛されなかった、受け入れてもらえなかったと思うようなことがあったため、今でもそれがトラウマとなって、心を苦しめているのです。

 

なのでこの場合は、一度過去にさかのぼって、自分の幼い子ことの傷を癒す必要があります。

 

そのためには、自分一人でどうにかしようとせずに、その専門のカウンセラーやセラピストの手をかることが大切です。

 

また、ゆっくりと丁寧に自分の心と向き合いながら

あきらめることなく取り戻す気持ちで挑み、改善していきましょう。

 

そして、残っているの大切な人生を、堂々と自信をもって生きていきましょう。

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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