【危険】ネット依存症を引き起こす原因と特徴その対応策とは

心理学講座
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こんにちはmarupoです

 

人間とは、誰かとつながっていたい、一緒にいたいと思う生き物です。

 

これを、心理学では「親和欲求」といいます。

 

そして今の時代では、オンラインゲームやSNSなどにはまってしまう人ほど、そうした自分のよりどころを求めていることが多いのです。

 

また、ネットで常に誰かとつながっていないと、すごく不安だという人は

ネット依存症(インターネット依存症)の疑いがあります。

 

そして、このようになってしまう原因は、もともと仲間を求める気持ちが強い人や承認欲求の強い人が陥りやすいのです。

 

承認欲求とは…他人から認めてもらいたいという欲求のこと。

この承認欲求には、承認の対象を自分以外に求める「他者承認

自己の理想像に基づき自分自身で承認する「自己承認」の二つがある。

とくにネット依存症に陥りやすい人は、この他者承認が強い。

 

また、バーチャル・コミュニケーションが人間関係の主な中心となり

とくにリアルな人との付き合いが苦手な人や仕事でうまくいってない人

ひきこもっている人、現実に空虚感や虚無感を感じている人、また無気力な人ほどネット依存にはまりやすく危険です。

 

この「ネット依存症」になると、ひどいときは不安や妄想、錯乱といった深刻な精神症状を引き起こす恐れがあります。

 

これは、アルコール依存症やギャンブル依存症などと同じように

ひどくなると自分の生活や精神などに支障をきたすため、とても危険なのです。

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

現実逃避にのめり込んでいく依存症の恐怖

 

なので、このようなネット依存症に陥らないためにも、日頃から自分で注意していく必要があります。

 

ではここからは、そんなネット依存症になってしまう特徴と、その対応策をみていきましょう。


 

ネット依存症になる人の特徴

 

インターネットは、世界中場所を選ぶこともなく、パソコンやスマホひとつで、見ず知らずのいろんな人とも繋がることができるため、できれば楽しく活用していきたいものです。

 

しかし、このネットの世界というものは、実体がなく仮想化された、いわば仮想現実(バーチャルリアリティー)でもあります。

 

そんなバーチャルな世界にどんどんのめり込むと、人によっては自分でも気づかないうちに、次第に現実世界をおろそかにするようになっていく人もいるのです。

 

そして、そこに不安や恐れを抱きだすと、もうその人はネット依存症の可能性があります。

 

また、外出していても、食事をしている最中でも、何をしていてもずっと頭から離れることができなくなり、常にそのことばかりで頭の中がいっぱいになります。

 

たとえば

人と会っていても、会話をしていても常に自分のスマホが気になる

SNSなどで自分の投稿したことに対しての反応が気になる

または、反応がないと不安になる

毎晩、深夜までオンラインゲームなどやめられず、常に寝不足が続く

 

など、時間があってもなくても、常にパソコンやスマホをさわってしまうという、自分でコントロールができない状態も、この症状の特徴のひとつです。

 

では自分は大丈夫かどうか、ここで一度チェックしてみましょう。

 

 

危険度チェック

・ネットのし過ぎで仕事や勉強の能率や成果が低下したことがある

・ネット中、そろそろやめようと思っていてもすぐにやめることができない

・気が付くまで、時間を忘れて長くネットをしていることがよくある

・リアルに人と会うよりも、ネットでのつながりを選ぶ

・やらなくてはいけないことがあっても、まずは先にネットやSNSをチェックする

・ネットで新しい仲間をつくることが好き

・ネットをしていると悩みや心配事などストレスが軽減される。または落ち着く

・ネット中に邪魔をされるとイラついたり、怒りが湧く

・もし、ネットがなかったら、自分の生活は虚しくつまらないだろうと思う

 

以上の項目に、半分以上あてはまるときは

すでに「ネット依存」の可能性があります。

 

これは、ギャンブル依存症などの特徴とよく似ており、ひどくなると生活に支障をきたすようになります。

 

では、そんな依存症にならないためにも、ネットを楽しく生活にとりいれるためには、どうしていくことがよいのか、その対応策をみていきましょう。

 

 

ネット依存かも…と思ったときの対応策

 

もし、先ほどのチェック項目に、半分以上当てはまった人は

まず、自分はネット依存であるという自覚をもちましょう。

 

そして、自分で時間を決めたり制限などして、意識的にネットから離れる時間をつくることが大切です。

 

また、それでもネットがしたい衝動にかられたら、強引に外にでかけたり、誰かと会うなどして、別の行動に切り替える努力をしましょう。

 

なにより、ネット依存症に陥らないためには

リアルな人間関係の中で、自分の存在できる居場所をつくることが大事です。

 

そして、意識的に自己コントロールしていくことが、最も重要なことといえるでしょう。

 

 

まとめ

 

人は、誰かとつながっていたい、一緒にいたいと思う生き物であり

また今の時代では、オンラインゲームやSNSなどにはまってしまう人ほど、そうした自分のよりどころを求めていることが多いのです。

 

そんな中、ネットで常に誰かとつながっていないと、すごく不安だという人はネット依存症(インターネット依存症)の疑いがあります。

 

しかも、この世界には時間制限がなくバーチャル(仮想現実)です。

 

怖いのは、リアルな現実世界と異なり、ときを忘れてどんどんとその世界にのめり込んでいくことです。

 

すると、次第に現実世界をおろそかにしてしまったり、ひどくなると妄想や錯乱状態のまま現実逃避を繰り返すという、危険な依存症にはまってしまうのです。

 

なので、そうならないためにも、しっかりと意識しながら時間を決め、人と会うときはスマホではなく相手を優先する。

 

それは、ネットにコントロールされるのではなく、自分で自らをきちんとコントロールすることです。

 

そして、常に心にゆとりをもって、人生の中でネットを楽しく活用していきましょう。

 

 

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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