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「親切な人」は誰からも好かれたい?
①よく他人のことを心配している
②自分が嬉しいことはみんなも嬉しい
③それあなたのためなんだから
あなたのその「親切」はいったいどこからくるのですか?
・原因・理由・対処法
・まとめ
こんにちは!marupoです
人に親切なのは、とても良いことです。
親しい人が困っていたり、また友人が落ち込んでいたらやっぱり話を聞いたり手を貸さないといけないこともあります。
自分にどれだけのことができるかはわかりませんが、それでも自分のできる範囲でその時は一生懸命になるときだってあります。
なぜなら自分もやるだけやってもうこれ以上は無理だってときもありますから。そんなときやっとの思いでそれを打ち明け、その時に話だけでも聞いてくれたらどんなに心が救われるか。
なのでやっぱりそういうとき、親しい人からそう言われたら喜んで助け船を出すでしょう。
けれど実際はそれが俗にいう「親切」かどうかはわかりません。だってその人は親切なんてそんなことは何も考えず、ただ単に思ってやったことですから。
ただそれとは逆に、世の中にはこちら側が何も言わなくても、自ら手助けをしてくれる人がいます。
これは世間でいう「親切な人」なのでしょう。「大丈夫?」「どうしたの?」なんていつも自分から声をかけてくれて、そしていろいろお世話をしてくれ、言うより先に察してくれて、いつも痒いところに手が届く感じで手を貸してくれる。
実際困ってる人からするとそんな感じにされると、そう言う人はやっぱり「優しいひと」とか「いい人」になると思います。
なので職場などではそんなイメージが定着するのではないのでしょうか。
けれど実際のところ、その人って本当に「優しくていい人」なのでしょうか?
これってもしかして人によっては「ありがた迷惑」って感じで受け止められることではないのでしょうか?
いったい人に対する「親切心」って本当はどこからきてるのでしょう。
今回はそんな「親切な人」の謎にせまり、心の闇からくる本音を深掘りしながら上手に付き合っていくコツなどをお話しをしていきたいと思います。
「親切な人」は誰からも好かれたい?
よくいる「親切な人」。例えば職場なんかではけっこうリーダー的な存在で、みんなをまとめたりアドバイスをしたり、お人好しな印象でいつも周りの人にお世話をするような、みんなから「いい人」と言われるタイプのひとに多いのが特徴です。
謎のケースその①よく他人のことを心配している
例えば「今旦那とけんかしててうまくいってない」なんてどこにでもあるような話をA子さんがしたとします。
そのときケンカ中だと知った親切さんはそのA子さんが心配になりました。それでこう聞きます。「それいつからなの?」「原因は何?」「良かったら話してみて」

ケンカの原因は?いつからなの?なんでそうなったの?
そして話を聞いてるうちに親切さんはこう思ったのです
「旦那さんにそんなひどいこといわれて、A子さんかわいそう…!」
そしてそう思った親切心から「何とかしてあげたい」「自分が助けてあげなければ」と、親切さんはA子さんのためにアドバイスをしました。

なんてかわいそうなの。つらかったらいつでも話聞くわ。
謎のケースその②自分が嬉しいことはみんなも嬉しい
ある日、親切さんはA子さんに「これ読んでみて」と本を差し出しました。
それは「いつも輝く人生を!」という胡散臭い題名の本でした。けれど親切さんは「この人の本を読むといつも元気になれるのよ」と言いA子さんに渡しました。
そして後日「あの本良かったでしょう?きっとあなたも元気になれるわ」

私が貸した本良かったでしょう?
謎のケースその③それあなたのためなんだから
A子さんは仕事や家事でいそがしく、まだ本を読むことはできていませんでした。
なので「ごめんなさい、ちょっと時間なくてまだ読んでないの」と言いました。すると親切さんは「どうして読んでないの?今のあなたに必要なことがたくさんかいてあるのよ」

あなたのためでもあるのよ
そんな親切さん、根は悪い人ではないんだけど…
親切さんは自分のこと心配してくれて優しいけど…と、なんとなく困っているA子さん、ということでここで一度親切さんの心の闇に迫ってみましょう。
あなたのその「親切」はいったいどこからくるのですか?
まず①の他人を心配するという心理は、自分はその相手に対して「自分よりも弱い存在、無力な人」という思い込みを持っています。
そんな気持ちが根本にあるので「自分が何とかしてあげよう」となるのです。
けれどこれはまったく勘違いで、その人が「何とかしてあげよう」という気持ちは無駄なおせっかいにすぎません。それに相手には相手の考えがあります。
しかも人間の大人ですから自分でどうにかしようという気持ちや力を持っています。けれどそれがよくわかってないのが特徴です。
また逆に「自分より強い存在、力を持ってる人」と思い込んでる人には「何とかしてほしい、助けてほしい」と自分で考えることをせず頼る一面ももっています。
そして何かアドバイスをもらえると心が救われた気になったりします。
要は本当の意味で自分で考えることができないため、相手の気持ちがわからず、すぐに他人の事情に首を突っ込んだり手を出したりするのです。
次に②の自分の嬉しいことはみんな嬉しいと思ってる心理は、特に仲の良い人や仲間だと思っている人に対して「自分と相手は同じ考え」だと思い込んでいます。
なので「困っているな」と思ったら相手の気持ちや立場も考えず「自分が良い」と思ったことをしてくるのです。
このような考えの人は、この世にまったく同じ人間が存在しないように、考え方や生き方も人それぞれ違うということを基本的にわかっていません。
頭ではなんとなく知ってるつもりでも、仲良くなれば「わかってくれてる」や「あなたのことわかってるよ」などその人が勝手に都合良く思ってることが多く、そのまわりの友人などもそのことを「そうそう」と言ってくれるような人を選んでいます。
なので仲良くなりたい人やそんな人に対して「これいいよ」と親切の押し売りをしてくるのです。
それに対してに「そう思いません」や「それ、いらないです」という人とは「分かり合えない」という気持ちから友人や仲間ではないとして認めないのも特徴です。
最後に③のそれあなたのためなんだから、という心理について。
これはずばり「自分の言うことを聞かせたい」という気持ちのあらわれです。それと同時にその人より優位に立っているという気持ちも持っています。
この言葉を口にする人は「偽善者」なタイプです。
心の底には周りの人を自分の思うようにしたいという心の闇を思っています。
一見人当りや感じも良く、優しい雰囲気を持っていますが、本音では相手をコントロールしたいとおもっているのです。
なのでその感じの良さや優しさは残念ですが「外面」なのです。
けれど、本来ちゃんと自分に正直に生きていれば人は多少はあっても常に外面をつくる必要はないのです。
なのでなぜそんな人がいつもわざわざそうするのか、それは表面とは裏腹に実は冷酷であったり、思いやりのなさから周りを利用して自分の中に何かを得たいという気持ちがあるからなのです。
🌼まとめ🌼
頼んでもいないのに親切をしてくるという人の本音や心の闇。
実はそんなことをする人の心の中には、自分以外の人間に対して周りを利用しながら損得勘定を図っていたりする場合が多いです。
その相手は自分の利益か否か。またそれがばれないように口が達者で、上手に言葉を巧みに操り相手の懐へ入っていきます。
しかも前提に自分が良いことだと勝手に思っていることを押し付けているため、それが通らなかったとき「わたしはあの人にあんなにしてあげたのに!」や「ここまでする人いないから!」と、最後は怒って見せることもあるのです。
私はそんな人から相談を受けたときにはいつもごくろうだな、と思っています。
ごくろうさんでございます。
お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした