これから心理学を学ぶ方必見!歴史に残る心理学会の著名人4選

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心理学会の著名人

ジークムント・フロイト

カール・グスタフ・ユング

アルフレッド・アドラー

カール・ロジャース

 

 

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心理学基礎①/

 

こんにちはmarupoです

 

これから心理学を学ぶ方は必見です。なぜならこの方達なくしては今の心理学はなかったでしょう。今回はそんな絶対に知っててほしい歴史上の心理学会の著名人をその主な業績とともにご紹介いたします。

 

 

ジークムント・フロイト

 

オーストラリアの精神科医(1856年5月6日~1939年9月23日)

主な業績自由連想法無意識の研究精神分析療法の創始者

精神分析(Psychoanalyse)

 

自由連想法…患者が自分の頭に浮かんだことのすべてをそのまま話してもらうことによって、無意識の内容を意識化させていく方法。

 

無意識の研究…1885年催眠によるヒステリーの症状の治療法を学ぶ中、人間の意識にはまだ知られていない強力な作用、無意識というものがあるということにフロイトは気づいた。

 

精神分析療法…人はあまりにもつらい現実を経験したり苦しんだりしたとき、それを考えたり意識することが苦痛になります。

 

なのでそれを無意識の中に閉じ込める、抑圧することがあるのです。それは個人的無意識と呼ばれ、それが神経症(心の病)などに形を変えその人から表出されているとフロイトは考えました。

 

そしてその患者の無意識の中に抑圧されてしまった葛藤などの内容を自覚させることによって、それを表面化させて本人が意識することによって症状が解消するという仮説を立てたのです。

 

フロイトは自由連想法を促すことによって、患者は症状を改善させることができると考えました。そのほかにも夢の研究エス・自我・超自我などの研究も有名です。

 

 

カール・グスタフ・ユング

 

スイスの精神科医(1875年7月26日~1961年6月6日)

主な業績集合的無意識・タイプ論(心理学的類型)分析心理学の創始者

分析心理学(Analytical Psychology)

 

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ユングに学ぶ意識と無意識と神話の世界 

 

集合的無意識…ユングはコンプレックスの研究においてフロイトが説を立てた、個人が抑圧された領域個人的無意識よりも、さらに深層の無意識の領域から人間の思考や行動を規律するものがあると考え定義しました。

 

それは個人が語る夢や空想の中にその人からの経験では説明がつかない原像(イメージ)を見出したのです。

 

その無意識に存在するものは人々が遺伝的に持っている民族の神話や古くから伝わるものや、人類の諸神話にも共通している原像でありました。

 

それを集合的無意識といいます。またそれは人類共通の普遍領域からきているため普遍的無意識とも呼ばれています。

 

このようなイメージ像は個人の体験に基づいて構成されたのではなく人類の極めて長い時間の経験の蓄積の結果構成されたもので、ユングはそれを元型と名付けました。

 

タイプ論(心理学的類型)…ユングは人間の傾向を知るうえで、2つの心的エネルギーと4つの心の機能をかけ合わせることにより人の性格を8つのタイプに分類しました。

 

2つの心的エネルギー…「内向性」「外向性」

 

内向性タイプ…自分の内的な世界に焦点を当てる人。自分の信念や気持ちに従って行動するタイプ。

外向性タイプ…自分の外部世界に関心が向いている。自分以外の他人や周りの環境に注目して行動するタイプ。

 

4つの心の機能…「思考」「直観」「感覚」「感情」

 

思考…理屈で理解したいタイプ。物事を理論的に捉えて判断する。

直観…考えるより自分の直観を頼りにするタイプ。可能性を見つけ探りながら判断する。

感覚…そのままを受け止めるタイプ。五感で判断する。

感情…好き嫌いの感情が先にくるタイプ。自分の喜怒哀楽で判断するが主なには好き嫌いが基準。

 

この2つのタイプと4つの機能によるそれぞれ8つの特徴

 

思考×内向タイプ…独創的。深い思考。周囲からは理解不能なことが多い。

思考×外向タイプ…現実的、理論的。客観的に考えるタイプ。感情を抑圧しがち。

直観×内向タイプ…夢想家、芸術家タイプ。現実の世界では生きるのに苦労しがち。

直観×外向タイプ…常に新しい可能性を求めがち。ひとところに落ち着かないタイプ。

感覚×内向タイプ…独特の世界観を持っている。表現力を持つと偉大な芸術家になるタイプ。

感覚×外向タイプ…現実主義者タイプ。観察眼に優れている。

感情×内向タイプ…物静か細やかな心遣いと深い愛情の持ち主。自己犠牲になりやすいタイプ。

感情×外向タイプ…自分の感情に正直。人から好感を持たれるタイプ。

 

 

ユングはこれらを用いて、自分の中で主として働く「主機能」と「劣等機能」を特定し、それを洗練したり強化していくことで「自己実現」に近づけると表現しました。

 

「自分らしく生きるためには」自分自身の内面を知ることを改めて見つめなおし、「本当の自分」「自分らしい自分」そして「新しい自分を作っていく」ことで「自己実現」へとつながっていくと定義しました。

   

 

 

アルフレッド・アドラー

 

オーストラリア出身の精神科医(1870年2月7日~1937年5月28日)

主な業績個人心理学(アドラー心理学)5つの基本前提 創始者

アドラー心理学、個人心理学(individualpsychology) 

 

5つの基本前提…「個人の主体性」「目的論」「全体論」「社会統合論(対人関係論)」「仮想論(認知論)」

 

個人の主体性…すべて自分。自分の無意識の部分も含めてすべては自分自身が決めている、今いる環境や自分の認知、行動、感情、体の状態などは自分で「選んで」いるということ。

 

目的論…人間の行動は、過去の原因によって決められるのではなく、未来の目的によって決められるということ。

 

全体論…個人を理解するには、個別の言動や思考を分析するだけでなく、個人全体を理解しなければならない、ということ。

 

社会統合論…(対人関係論)すべての悩みは対人関係の悩みである。どんな行動もいつも特定の誰かに向けられている、ということ。

 

仮想論…(認知論)その人のすべて、その人が見たり感じたりする世界は、その人が意識した情報が全てである、ということ。

 

アドラー心理学では、人が幸せになるためにクリアすべき課題をあげています。(ライフタクス)そして人生の目標は、これらをバランスよくクリアすることだとされています。

 

 

カール・ロジャース

 

アメリカの臨床心理士(1902年1月8日~1987年2月4日)

主な業績 …来談者中心療法(3つの態度…受容・共感的理論・自己一致)創始者 

来談者中心療法(Client-Centered therapy)

 

カウンセリングの研究手法、技法として現在では当然のものとなっている。

 

3つの態度…「受容」「共感的理論」「自己一致」

 

受容…評価や診断などをせず、あるがままの状態を受け入れること。

共感的理論…他人の体験する感情や心理状態、あるいは主張などを、自分と同じように感じたり理解すること。

自己一致…首尾一貫して裏表がないこと。

 

カール・ロジャースは来談者中心療法(クライアント中心療法)を提唱し、人間関係はその人の価値と同様に、経験と個人の成長が運命を上回ると述べました。

 

 

以上、心理学をはじめるなら知ってておきたい歴代心理学会の著名人を特集しました。心理学をはじめるならこの4人を深くしることが大切な学びにつながります。

 

お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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