みんなを幸せにする人は褒めるのが上手お世辞コミュニケーション

コミュニケーション

こんにちはmarupoです

 

人は正直であるばかりが能ではありません。

 

もし、人間が正直者だらけだとしたら、この世の人は不快な気持ちで過ごさないといけなくなることも多いのではないのでしょうか。

 

たとえば、気の進まない誘いなどを断るとき、「行きたくないのでお断りします」などと正直にハッキリ言う場合と、「すみません、あいにく今日は先約があって」と嘘でも適当に社交辞令を言って断る方では、断然後者の方が相手の気分は良いものです。

 

接待のゴルフなどでも、上司が下手なショットをしたとしても、周りが「ナイスショット!」と声をかけると、言われた方は悪い気はしないものです。

 

逆に正直に「下手ですね」など言われてしまったら、本人はゴルフなんてもうしたくないなど思ってしまうかもしれません。

 

そのように、社交辞令やお世辞というものは、相手に好感を与えるために表面を取り繕って言う言葉で、人間関係を円滑にする大切なコミュニケーションなのです。

 

ただやみくもに使いすぎたり、あからさまになると、ただの「ごますり」になってしまいます。

 

けれど上手につかえば、お世辞といってもその効果にはあなどれないものがあります。

 

仕事などでは交渉が和やかに進んだりする対話術でもあるため、これを上手に使える人は、コミュニケーション能力が高く、それによって相手の心もつかむことができ、結果いい仕事ができるというわけです。

 

ではここから、上手に相手の関心を引くコツと、その良し悪しをみていきましょう。

 



*コミュニケーション活用術*

 

ビジネスや人間関係で【迎合行動】をうまく活用する

 

社交辞令やお世辞は、人に気に入ってもらうための迎合行動の一種で、厳密にはです。

 

しかし、たとえその場かぎりの嘘だとわかっていても、相手を喜ばせ、人間関係を円滑にする効果があります。

 

迎合行動(げいごうこうどう)とは…自分の意志や考えを曲げてでも、相手の好意を得ようと調子を合わせること。

 

この迎合行動とは、相手に好かれようとする手段をいいます。

 

これは意図的なものだけではありません。人が普通に暮らしていれば、日常的に自分では気づかずにやっている場合もあります。

 

気を引くための迎合行動の手段あれこれ
【賛辞】

相手の自尊心をくすぐるために、褒めたりお世辞を言ったりすること。

 

「その服素敵ね!センスがいいね」

 

「ナイスショット!さすが部長です」

【卑下】

自分からへり下り、相対的に相手のことをもち上げること。

 

 

「課長にくらべたら、私なんて全然ダメです」

「私なんてまだまだ足元にも及びません」

【同調】

相手の意見に賛同したり、同じ行動をとったりすること。

 

「部長が好きなゴルフをはじめました!」

 

「私もPTA会長と同じ意見です」

【親切】

相手の行動を気にかけ、いろいろと便宜をはかること。

 

「お手伝いしましょうか」

 

「甘いものお好きでしたよね、これどうぞ」



このように、この迎合行動には、人を褒めたりお世辞を言ったりする「賛辞」や、自分を下げて自らへりくだる「卑下」、相手に賛同する「同調」や、便宜を図る「親切」などがあります。

 

嘘も上手に使えば「方便」というように、この迎合行動も上手に活用すれば、便利な処世術になります。

 

ただこれにはバランスが大事で、やり過ぎると「ごますり」などと呼ばれ、周りからもあまりいい印象をもってもらえません。

 

また、自分の本心に反する言葉や行動を続けるとストレスがたまりますので、注意が必要です。

 

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人がつく「いい嘘」「悪い嘘」人は嘘をつく生き物です

 

家族やパートナーとの仲も深まる「魔法の言葉」【迎合行動】活用術

 

迎合行動は、自分の負担にならない程度にうまく取り入れながら、人間関係を円滑にすることに役立てることです。

 

家族やパートナーとの間でも迎合行動を取り入れることで、なんとなくいつもよりハッピーな気持ちになり、幸せを感じることができます。

 

たとえば、朝起きて「おはよう」のあとバタバタとした時間の中でも、「今日は肌がとってもツヤツヤして、いつも以上にキレイだね」など、忙しい奥さんをちょっと褒めたりするのです。

 

すると奥さんは「朝から何言ってるの。早く支度してね」なんてい返すだけかもしれません。

 

けれどこのようなお世辞や褒め言葉は、奥さんにとっては「魔法」のように絶大で、実はその言葉のおかげで本当に心も肌もきれいになるのです。

 

人間は褒められると、自分の自信につがなり、さらに褒められるようなきれいな肌になろうと意識したり頑張ったりします。

 

なのでさきほどの例をもっと正しく言えば、そのご主人の褒めた言葉で、奥さんの心に自信がつき、またさらに褒めてもらうため、肌もきれいなるよう努力したりなど、ひとつの褒め言葉が、奥さんにとっては何倍にもなって良い結果を生むということになっていくのです。



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自分の運命を切りひらく力「自己効力感」を高めていく

 

これは、子どもの自信や力をつけるためにも有効活用できます。しかも時間もかからず、たったこれだけでお互いが楽しく幸せな気持ちで過ごすことができるのは、迎合行動をうまく活用しているからなのです。

 

このようにみんなが幸せを感じることはとてもよいことです。ハッピーになれるようぜひ活用していきましょう。

まとめ

 

もし、人間が正直者だらけだとしたら、この世の人は不快な気持ちで過ごさないといけなくなることも多くなります。

 

なので、たとえ本心ではそう思ってなかったとしても、またたとえその場限りの嘘だとわかっていても、相手を喜ばせたり幸せな気持ちにさせることは、思いやりという気持ちの表れでもあるのです。

 

その気持ちが伝われば、きっと相手は嬉しいものです。

 

 

迎合行動とは、自分の意志や考えを曲げてでも、相手の好意を得ようと調子を合わせることなので、相手や周りの人を欺く嘘のひとつではありますが、上手に使えば人間関係を円滑にする効果があります。

 

なのでたくさん褒め合いましょう。たとえどんなにわかりやすいお世辞であっても、人間は褒められることで自信がつき、幸せを感じる生き物ですからね。

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした



 

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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