カウンセラーを目指している方へ。自己否定はしない・自分を知っておくことが大事

カウンセラーになるために

テーマ

カウンセラーを目指す方へ

・カウンセラーに向く人

・カウンセラーに役立つ考え

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

⇒⇒心理学を学ぼう①「カウンセリング前編」

⇒⇒心理学を学ぼう②「カウンセリング後編」

 

 

こんにちはmarupoです

 

カウンセラーを目指していると、自分がどんな人間であればいいのか、どうすればいいのかなど、いろいろと考えることと思います。

 

たしかに誰でも気軽に簡単にできることではありません。このお仕事には向き不向きがあります。

 

なので今回はカウンセラーになるための心構えやどう自分の中の考えを整理しておけばよいのかをお話ししたいと思います。

 

 

まず、カウンセラーを目指す方へお願いです。

●「自分自身の過剰な自己否定はやめる」●

●「自分のことをしっかりと知っておく」●

 

この2つはこの仕事をしていくうえでとっても大切なこととなります。ではそれはなぜなのかということをなのか、そしてカウンセラーに向く人とはどんなことかを説明したいと思います。

 

 

カウンセラーに向く人はこんな人!

 

カウンセラーに向く人

 

 

●「カウンセラーに向く人はこんな人」●

自分の心の問題が整理できている人

常識・信念にこだわらない人   

自分自身を理解できている人   

人を好きでいられる人      

協調性がある人         

 

 

ではこの5項目の説明です。

 

①自分の心の問題が整理できている人

 

カウンセラーになろうと思ったきっかけはそれぞれいろんな理由があると思います。そんな中でもやはり「自分の心」からくることが多いのではないでしょうか。

 

過去には自分の中で抱えた問題や悩みなど、苦労もあったはずです。そのときに感じたつらさや苦しみがこの仕事で生かせることは大切なことではあります。

 

ただし、その自分の問題を必ず自分の中で解決し、整理しておかないといけません。

 

もし自分の問題が解決できてないままカウンセリングを誰かにやったとしても、それは問題の解決が自分の力ではできないことになります。

 

しかも、クライアントの話と自分の気持ちが重なり、カウンセリングどころではなくなるでしょう。

 

なので自分の問題が整理できていれば、クライアントのつらさや苦しみを敏感に読み取ることができます。それは信頼関係にもつながります。

 

カウンセラーになる前には、自分の心の問題としっかり向き合い、解決しておかなければいけないことを理解しておきましょう

 

②常識・信念にこだわらない人

 

自分がどんな風に育ってきたか、親にどんなことをよく言われていたか、など、一度自分を振り返り確認しておかなければいけません。

 

なぜなら、そこをきちんと自分がわかっていなければ「自分のこだわり」や「自分の常識・信念」などを気づかないうちにクライアントに言ったりするからです。それは聞く方によっては押し付けになるのです。

 

それがどんなに自分が曲げたくない気持ちだとしても、世界中にはいろんな人が生きているので、それはたとえ間違ったことではないとしても、自分の狭い常識や信念でしかありません。

 

なのでカウンセラーは常識に囚われず、何事も寛容で動じず、相手に対して共感的に接することができると、クライアントとラポール(信頼関係)を築くことができます。常識や信念に囚われない柔軟さを身に付けておくことが大切です。

 

自分自身を理解している人

 

これは一番大切なことです。自分がどんな人間なのか、また自分がどんな弱さをもっているか、これをしっかりと理解しておく必要があります。

 

なぜなら自分の問題とは、常にでてくるものだからです。なのでそのときに一つひとつちゃんと対処できる自分自身でなければいけません。

 

これをわからないままカウンセリングを進めると、その時の自分の問題がクライアントに影響を与えてしまいます。

 

なので、そうならないためにも自己理解を一番に深めておくことです。

 

人を好きでいられる人

 

一人の人間として、相手に対して積極的に思いやりを持って関わり、尊敬の念を抱けることが大切です。

 

基本的に「人間が好き」という人がカウンセラーには向いていると考えられます。

 

協調性がある人

 

「協調性がある」というのは、自分の言いたいことも我慢して、相手に合わせることではありません。

 

もちろん、話を聞くうえで、自分の言いたいことばかりを言ってはいけませんが、話の中で相手に合わせるだけでは意味がないことです。

 

よく「相手を否定しない」という言葉をカウンセラーは聞くと思います。

 

もちろんそれは大切ですが、だからと言ってクライアントの一方的な話をすべて正しいかのように受け答えをすることとは違うのです。

 

それは「協調性」ではありません。「協調性」とは、相手の気持ちを受け入れ、その相手を支えられるような感性をこちら側が持つことをいいます。

 

なのでカウンセラーにはその感性や気持ちが必要となります。

 

 

大事なのは、まずカウンセラーを目指すのであれば、あらゆる分野や視野を広げて、そして学ぶことを常に続けていかなければならないのです。

 

 

そして自己主張もしつつ、相手も尊重し、そしてなにより自分を成長させる努力が必要になってきます。

 

 

自分の意見を頑固に押し通す前に、柔軟に他者から学び取る知的な貪欲さを持ち、他者を心から尊敬し、そしてその人を支えるような感性を育てていきましょう。

 

 

経験、学び、柔軟さ。これ大切です

 

カウンセリングに役立つ考え方

 

 

「他人を変えることはできない」ということを理解しておく

 

多くの人は、自分の近い関係であればあるほど相手を変えようとしがちです。自分の嫌いな考え方だったりすると、相手を否定して変えようとします。

 

けれど、残念なことに、相手を変えることは非常に困難なことです。なので相手の嫌な部分に焦点をあてるのではなく、こんな時は良いところを見付けようと視点を変えることです。

 

要は、自分が見方を変える。相手に対してどんなに「ここがおかしい」と思ったとしても、そんなときは相手を別の角度や視点で見て良いところを探すことが大切です。

 

自分がしてほしいことは相手もしてほしいこと

 

人との温かい心の触れ合いは「心の栄養」になります。

人間が生きる上でその人の心に一番必要で大切な栄養です。

 

自分がしたいことや、求めるものがあれば、それは内容が違ったとしても他人も同じ気持ちなのです。

 

なので多くの人々ももちろん、とくにカウンセラーは常に自分がどう思っているかということを考えましょう。それは相手も思っていることだからです。

 

☆自分がどんな欲望をもっているか  

☆自分が何を期待しているか     

☆自分はどのように認めてもらいたいか

など

 

人は受容されると、心に余裕ができ、相手を受け入れる準備ができます

 

 

まとめ

 

 

カウンセラーを目指す人へ、最初に2つのお願いをしました。まずひとつ目は「自分への過剰な自己否定はやめる」こと。そしてふたつ目は「自分のことをしっかりと知っておく」こと。

 

この「自分への自己否定」などは、自分で判断するのが難しいときもあります。そしていつの間にかそうなってしまっているときもあるかもしれません。けれど、常に自分の心に素直に向き合っていれば気づくことができます。

 

そして自分がどんな時に落ち込みやすいか、どんな言葉に傷ついてしまうのか、どんな時に腹が立ってしまうかなど、自分の弱い部分を理解しておくことが大切です。

 

それは自分がそんな環境や生き方をしてきたかという証にもなりますし、自分のことをしっかりと知っておけば、そのような場面に出くわしたとしてもきちんと対処できるからです。

 

ということで、これからカウンセラーを目指すならば、まずは自分の弱さや思い癖などの自己分析からはじめましょう。

 

お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした

 

 

 

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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