こんにちはmarupoです
誰かの言葉や態度にムカッとくると、それが心に引っかかってしまい、イライラが収まらなくなることがあります。
こんなとき、自分でうまく処理することができればいいのですが、この感情をコントロールできないと、人はある二つの状態にわかれます。
ひとつめは相手に感情をぶつけてスッキリさせようとするという人
ふたつめは抑え込んで我慢するとする人です。
そして、よくどこからでも聞くのが「ネガティブな感情は良くない」ということですが、確かにこのイライラやムカつくという感情は、他人にも自分の体や心にもよくありません。
先ほどのひとつめのタイプだと、たとえば誰かの言動にムカついたとき、その腹が立った自分の感情を相手に投げ返してしまえば、自分のイライラする気持ちはその場は発散できるかもしれません。
しかし、相手もまた投げ返してくれば、そこからケンカになるため、その後仲直りできればいいですが、それができないともうその相手との人間関係は崩れてしまいます。
そしてそれを繰り返してしまうと、人から嫌われやすくなるため、結果的に自己嫌悪に陥ったり自己否定をしてしまい、自信をなくし生きることがつらくなってしまいます。
また、ふたつめのタイプのような場合だと、相手に対して本当は酷くムカついているのに、それを自分の中で我慢するということなので、確かにケンカに発展することもなく、自分でも「よく我慢した」など一見いい行いのように感じます。
しかし、この場合は「自分に我慢をさせてる」状態なので、一度や二度ならいいのですが、繰り返しているとそれが心の中に徐々にたまっていき、やがて何かのかたちとなって身体に影響が出てしまうため、本当は危険なことなのです。
では、このような「イライラ」「ムカつく」というネガティブな感情が、自分の中で生まれてしまったら、いったいどうすることがいいのでしょうか。
それは、その感情の捉え方をうまく変えながら、別のことにその感情を使うようにしていくのです。
これだけ聞くと、少し難しく聞こえるかもしれませんが、理解できれば意外と簡単にできます。
では、今回はそこを詳しく説明していきます。
喜怒哀楽という感情が人に与える影響とは
すべての感情はエネルギーを消耗する |
人間の感情はさまざまありますが、まず大きくふたつに分けるとポジティブな感情とネガティブな感情があります。
まず、ポジティブな感情とは、嬉しい・楽しい・気持ちいいなど、喜んだりや楽しいなど、幸せだと思うような感情です。
また、ネガティブな感情とは、悲しい・くやしい・つらい・落ち込むなど、心が沈んでしまっている状態や怒りなどを抱えているときの感情です。
今ここにでてきた感情というのは、多少はかたよりがあっても、人間なら誰もがもっています。
そして、人が何かを心に感じると、そのときの状況次第で「嬉しい」や「悲しい」「ムカつく」という感情になるのですが、そもそもこれはすべてひっくるめて自分だけのひとつの心の中にある感情なのです。
しかし、人はポジティブな感情をもつと、その人に幸せな気持ちや高揚感を与えるため、その状態を保っている人ほど心身ともに健康です。
またネガティブな感情は、落ち込んだり怒りという負の感情であるため、結果的に人間関係を壊したり、その人の身体を病ませてしまうため、そうなると人はやはりポジティブな状態がいいに決まっています。
また、感情というのは、ポジティブでもネガティブでも、その感情を人間が出せば、どれも関係なく同じように自分のエネルギーを消費させます。
そしてこのエネルギーは、人が眠ってる間の睡眠中にしか回復することができません。
たとえば、相手にキレて怒ってしまうと、なぜかそのあとドーーっと疲れを感じます。
また、悩んだり落ち込んでいるときも、そのときエネルギーを消費しているため、それがどんどん減ってくると、人は疲れを感じやすくなります。
しかし、この場合は心にストレスを与えてしまっているため、それが気になってしまうと、しっかりとした睡眠をとることができなくなる原因となります。
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人は充分な睡眠をとることができないと、エネルギーをしっかり回復することができないまま、その状態で朝起きるため、なんだか疲れが取れていないような「だるい」などの倦怠感を感じやすくなります。
また、そんな感情とは逆に、好きな人と食事やデートをして楽しんでいるとき、人はそのとき嬉しい幸せという気持ちを感じていますが、そんなときも先ほどと同じように自分のエネルギーをつかっています。
しかし、これはエネルギーを同じように消耗しても、ストレスではなく、体によいビタミンやたんぱく質のような栄養を心に与えているため、この場合は幸せな気持ちでぐっすりよく眠れたりするものです。
また、落ち込んだりすると眠れないときがあるように、嬉しすぎる予定などがあったりすると、返って目が冴えてしまうこともあり、そんなとき「興奮してねむれない」となり、そんな場合も朝だるいなどの影響がでてしまいます。
このように、感情は常にエネルギーを消費しているのです。
しかし人は、このエネルギーで動ける生き物です。エネルギー自体は見えませんが、車に例えるならガソリンのようなものです。
なのでこのエネルギーが少ないと「やる気」がでなかったり、なくなってしまうと完全に体を動かすことができません。
車は走れば、どんどんガソリンを消費していきます。人間のエネルギーもこれと同じことなのです。
エネルギーは無駄遣いしない
自分にとって大切なことに使う |
自分が健康に生きるためには、この沸き起こるネガティブな負の感情をどうにかしないといけません。
しかし、心に湧いてくる感情をムリに抑えつけても、人にばらまいてもいけません。
それをしてしまうと、その都度、自分の大切なエネルギーを消耗してしまいます。
また、エネルギーは感情だけに使っているのではなく、その人の体を動かし、仕事や勉強など頭や体を使っているときにも使われています。
なので、エネルギーがあればあるほど、考えることに集中できたり、いいアイデアを思いついたり活動的になれるのです。
一方でエネルギーが少ない状態だと、人は元気がなくなり、いざというときにやる気がでなかったり頑張ることができず、さらには笑顔も出にくくなってしまいます。
ということは、人間が活動的にしかも気分良く生きるためには、そのエネルギーを上手に使うしかありません。
要は、せっかくのエネルギーを無駄なことに使うのではなく、自分が大切だと思うこと、良いことのためにとっておくのです。
ここでいう「無駄」というのは、イライラやムカつく落ち込むなどの、ネガティブな感情です。
その負の感情のためにエネルギーを消耗するより、自分の大切なことにエネルギーを使うように心がければ、一日を気持ちよく終えることができ、ぐっすり寝てまた明日もがんばることができます。
しかし、やはりいざそんな負の感情が湧いてしまうと、どうしてもそこに気をとられてしまい、またこのようなことでエネルギーを消耗してしまいます。
では、いったいその感情が起こったときには、どうすることがいいのでしょうか。
負の感情が出る時の対応策
「エネルギーを貯金する」 |
お金ではありませんが、それと同じように、負の感情に使うエネルギーを「貯金する」という方法をとるのです。
これは、捉え方のひとつで、その負の感情がわいたら、すぐに「貯金しよう!」と意識しそう思うのです。
これはどういうことかというと、お金も生きる上ではとても大切なものなので、ほとんどの人は、いざというときのために貯金をします。
それと同じように、エネルギーも貯金を心がけ、大事な時のために使うよう「とっておこう」という思考法なのです。
たとえば、ファミリーレストランなどで食事に行き、そこで店員さんに声をかけると、すごく不機嫌で嫌な態度を取られるようなことがあります。
自分はお客で、しかもせっかく楽しく食事をしようとしていたのに、やはりそんなとき「ムカつく」と思わず腹が立ってしまいがちです。
そんなとき、その「ムカついた」時点で、腹が立つイライラするという方へエネルギーを消費してしまうため、店員の態度がイラっと感じた時点で瞬時に「貯金!」と思うのです。
すると、意識が「ムカつく」より、自分の大切なエネルギーは「そんなことに消費しない」という方へ意識がいきます。
そして、その度に頭の中でチャり~ンと貯金をするよう想像していけば、腹を立てることが不思議と徐々になくなっていきます。
また不思議なことに、見えないエネルギーは「運」などという、ほかの見えないことにもつながっているため、そのエネルギーを貯金してもっといいことに使おうとすると、自然とその人の運も良くなっていきます。
なので、自分のエネルギーは大事にして良いことに使う、その気持ちだけで運もよくなり、結果的に人生も良くなっていくでしょう。
まとめ |
誰かの言葉や態度にムカッとくると、それが心に引っかかってしまい、イライラが収まらなくなることがあります。
そんなとき、相手に感情をぶつけてスッキリさせようとしても、抑え込んで我慢しても、どちらも身体や心によくありません。
早く言えば、このネガティブな感情とは、無駄にエネルギーを消費してしまうことになるのです。
しかし、人間のエネルギーは、そんな負の感情に使うのではなく、もっと活動したり考えたりなど、自分の大切なことの方に使わないともったいないのです。
また、エネルギーがなくなると人は疲れを感じやすく、また心にストレスを与えてばかりだと、しっかりとした睡眠をとることができなくなる原因となり、いつの間にか健康を損ねてしまいます。
なので自分の人生を良くするためにも、健康で生きるためにも、このようなネガティブなことでエネルギーを使うことをせず、お金と同じように大切なことだけに使うよう、常にエネルギーの「貯金」を心がけていきましょう。
お読みくださりありがとうございました以上marupoでした