不機嫌な人は好かれない不機嫌癖をなおそう

人間関係

こんにちはmarupoです

 

この世のすべての人に好かれる必要はありませんが、やはり誰しも大切な人からは好かれていたいものです。

 

しかし恋人や夫婦など親しくしている関係になればなるほど、自分の我が出やすく、つい言いたいことを言ってしまったり、怒らせてしまったりするものです。

 

このような間柄でケンカになってしまうのは、二人の間で何か必ず原因があるのですが、それよりもっといけないのがその原因からくるお互いの不機嫌な態度です。

 

また職場などでもいつも不機嫌な人がいます。

 

そんな人は周囲にいつも怒ったような態度だったり、ムスッとしていたりと愛想がありません。

 

なんだかこんな人が近くにいると「何かこの人に嫌なことしたかな…」なんて不安になってしまいます。

 

このように周囲に気を使わせてしまったり、相手に嫌な気持ちを与えてしまう人の共通点に、その人の不機嫌があります。

 

しかも本人は、自分が不機嫌な態度をしているとはわかっていないことの方が多く悪気もないため、周囲の人の気持ちはどんどん離れていきます。

 

けれどそのような不機嫌な人も、大切な人からは好かれていたいはずです。

 

なので大切な人とずっと楽しく過ごしていたいのなら自分の不機嫌癖に気づく必要があります。

 

ではどんなときに不機嫌な態度をしているのか、心理的にみていきましょう。



不機嫌になる心理

 

まず、不機嫌な人は「周囲を不快にさせてしまう」ということをしっかり覚えておきましょう。

 

またドイツの詩人ゲーテも「人間の最大の罪は不機嫌である」と述べています。

 

 

*不機嫌になる人は感情をコントロールできない*

 

不機嫌になる人の心理は、何かしらの自分のストレスからきています。

 

そしてそんなストレスを受け入れることができないため、イライラしたり気分が落ち込んだりするのです。

 

 

しかし誰でもストレスのひとつやふたつぐらい、いつも抱えているものです。

 

けれどそんな自分のストレスをコントロールすることができない人は、自身がそれを受け入れることができない、または認めることができないため、不満顔になったりイライラしたりという態度をとってしまうのです。

 

このような状態をもっと分かりやすく言うと、そのイライラを受け止めることができないため、自分以外の何かに向けてしまっている、自らつくったストレスなのにものや人にあたって発散しているためそのような態度になってしまうのです。

 

けれど、自分の機嫌は誰かが都合よくとってくれるものではなく、あくまでも自分の機嫌は自身でとってあげるものです。

 

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怒りという感情

 

そのように自らの機嫌をとることは自分で責任をとる生き方」ということ、そして自分のストレスが原因で関係ない人を不愉快な気持ちにさせることは、その人自身の無責任な行為だと知ることです。

 

不機嫌になってしまうのは、誰のせいでもなく、自らが自分を不機嫌にしているという自覚を持ちましょう。


*相手を思った通りにしたい「甘え」と「依存」*

 

自らストレスを解消できないと、他人を無意識に利用して自分の機嫌を良くしようとします。

 

そのため自分が不機嫌な態度という手段をつかって気を使わせ、自らの思うようにしようとします。

 

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イライラをものや人に向けてしまう「八つ当たり」な人の心理

 

そのような相手を自分の思った通りにしたいという気持ちは、相手に対する「甘え」からきています。

 

恋人や夫婦など相手が不機嫌になるとき、だいたいそのパートナーに不満がある場合です。

 

相手が自分のことを「わかってくれない」「自分の思うようにしてくれない」または「相手に裏切られた、傷つけられた」などの理由があると思います。

 

いっけん、どれも自分にそのようなことをしたパートナーが悪いような感じを受けますが、実は当の本人に原因があります。

 

それは相手が自分に対して「気持ちを理解してくれている」や「自分の気持ちをわかってくれている」などからくる相手に対する期待をもっているからなのです。

 

そのような期待をもっているため、もし自分の思うようなことを相手がしてくれないと「そんなこといちいち言わなくてもわかってよ!」という不機嫌な態度を相手に向けてしまい、ケンカへとエスカレートしていくのです。

 

また自分勝手に相手のことを期待することは、相手を信用していない証拠でもあります。自分の気持ちを言わなくてもわかってというのは、超能力者でもない限りはっきり言って無理なことです。

 

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人を信用できない本当の理由は

 

 

このように、恋人や夫婦喧嘩の原因には「相手に何とかしてもらいたい」という感情や「気持ちをきちんと伝えていない」という、言わなくても夫婦(恋人)ならわかってあたりまえという気持ちから起こってしまいます

 

 

それは裏を返せば、相手に対して「期待」や「甘え」があるため、その期待が自分の思った通りに返ってこなかったり、またそういてほしいという(甘え)思いが伝わらないとなったとき、不機嫌という態度をとって相手に気づかせようとしているのです。

 

 

要はその自分の「甘え」や「依存」を思った通りにしたいため、それをしてくれない相手に対して不機嫌になり、その不機嫌になったのは「あなたがわかってくれないから」と相手のせいにしているだけなのです。



まとめ

 

不機嫌な人は周囲を不快にさせてしまいます。

 

そしてこのように普段からいつも不機嫌な態度をとっている人は、周囲の人は離れていき、誰からも好かれません。

 

また、職場や家族の中などでいつも機嫌が悪いような人がいると、そこにいるみんなが嫌な気持ちになってしまいます。

 

なので不機嫌はみんなを幸せな気持ちにすることはできません

 

不機嫌癖を治すためには、まずは自分のストレスを自らどう処理していくかを考えましょう。

 

①今自分は「イライラしているな」など、自分の感情やストレスに気づく

②ストレスの原因を探る

③その原因がわかったら対処法を調べたり考える

 

こうやって自分の気持ちを自らコントロールしようという気持ちが大切です。そして人生を自分の責任でとっていく努力が必要です。

 

不機嫌癖を持っている人は、このようなことを考えず「悪いのは人のせい」という気持ちが根本にあるためです。

 

また、そうやった態度を周囲に見せつけるのは、そんな自分に気づいて欲しいという「甘え」であります。

 

しかしたとえどんなに、周りに「恐い態度」や「不機嫌な態度」をとっても、周囲の人は幸せにはしてくれません。

 

人生を幸せにするのは、人ではなく「どうしたら幸せを感じるか」という自分自身の気持ちでしかできないでしょう。

 

人生は不機嫌ではなくご機嫌で過ごしましょう。

 

 

お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした



お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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