こんにちはmarupoです
夫婦関係・親子関係など、身近な関係をはじめ、ご近所同士や職場、他人同士そのほかにもあげるとキリがない人間関係でのトラブルや争いごとやケンカなど、いつもどこかで起こっています。
またそれは、規模が大きくなると国同士の争いなどにもつながっていきます。
なぜ、人はそのような争いごとやケンカを起こしてしまうのでしょうか。ということで今回のテーマはこちらです。
①ケンカや争いの心理
②相手に合わせる心理
③認め合うことの大切さ・まとめ
ケンカや争いごとは、もちろんお互いの価値観の違いからくるのですが、その前にもっと大きな原因があります。
その原因とは、それぞれがそのお互いの価値観の違いを「否定し合う」ことです。
![]() 人が物事を判断または評価するときに、基準となる捉え方や考え方。 人が「善し悪し」を決めるときや、「好き」または「嫌い」といった評価をするとき、その人がそれに価値を見出して判断している。 そこにその価値があると認めたり思うかは、個人それぞれ違う。 |
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このように価値観とは、その人がそこに価値を感じているということから判断され、それが善い悪いを選んだり評価することにつながっていきます。
そして誰もがその自分の価値に基づいて、考えたり物事を捉えたりしているのです。
なので、その価値観は一人ひとり違うことから、お互いそこを受け入れられないと、ケンカや争いになるのです。
そして、人と人が幸せに生きるためには、このように価値観が違ってもケンカや争わない生き方をしていくことが重要となるのです。
また愛する者同士や好きな人、他人であろうと年齢が上でも下でも関係なく、誰もが幸せに過ごしていくためには、このそれぞれ個人がもっている価値観を認めることが大切なのです。
しかし、世の中タバコを嫌う人もいれば、愛煙家もいます。夫婦同じ屋根の下でそのような価値観の二人だと、やはりケンカが起こってしまいます。
自分は「これでいい」という人もいれば、それが「嫌い」な人もいるといったように、それが原因でストレスを感じることも多々あります。
ではそんなときどうすればいいのか、ここからは例題を交えてその方法をみていきましょう。
夫婦で違う意見になった場合
たとえば三歳になるわが子に、これから習い事をさせようと夫婦で話し合うことになりました。
わが子にとってどんなことを習わせるのがよいのか、どれが将来のためになるのか、そこにはいくらかかるのかなど夫婦ともども考えます。
母親は英語を学ばせたいと思い、教育費は英会話スクールに使うべきだといいました。
理由は「自分が若いころ就職難で大変だったので、今から英語になれると将来役に立つし、国際的な仕事も選びやすいから」です。
一方で父親は、子どもを音楽家にしたいと思い、ピアノ教室に通わせたいといいます。
理由は「自分が以前、みに行ったオーケストラでとても感動したから、人々を感動させる音楽家になってほしい」というものでした。
このように大切な我が子の将来を思い、夫婦で考えたり話し合うことはとても大切です。
しかし二人の意見が割れてしまったとき、ここで「言い争いやケンカになる」、またはどちらかが「自分の思いを我慢して相手に合わせてしまう」タイプは、本当の意味で相手のことを理解していない、認めていないということになります。
では人とケンカになってしまったり、相手に合わせる心理はどうして起こるのでしょうか。
①ケンカや争いの心理
②相手に合わせる心理 ③認め合うことの大切さ・まとめ |
まず「言い争いやケンカになる」のは、無意識に前提として自分の意見が正しいと思い込んでいるためです。
そして、その思い込みは間違ってるのは相手だと「脳」がそう捉えているからです。
人間が間違ったことをしたり、または何かそのような負の方向へ行こうとすると場合、そのとき人はポジティブではなくネガティブな感情を漠然ともつのです。
①ケンカや争いが起こる心理とは
ネガティブな感情は「不安」や「恐怖」です。
自分の価値観とは、その人が生きていくために、物事を判断しどう捉えるかという基準でもあります。
その生きるための基準である「価値観」を否定されたり脅かされてしまうと、人の心は不安や恐怖にさらされます。
そして自分の生きるための「価値観」を否定したものをどうにか排除しないと、自分が危なくなってしまうと本能がうずき、自分を守るために防衛本能が働きます。
それが攻撃という手段です。
なので人は本能的に危険を感じると、自分を守るために攻撃態勢になりやっつけようとします。それが言い争いやケンカの原因です。
また世の中でもケンカっ早い人や暴力的な人などは、周囲から恐れられているように見られますが、実は根底に「不安や恐怖」を抱えている人が多いのです。
そしてその大元の原因が自分の価値観を否定されることからきます。
常にこのネガティブな感情を抱えている人ほど、人を攻撃したりケンカや暴力で争おうとします。
そのような負の感情は、過去からくる何かしらの思いからつくられています。
そのため、過去に虐待を受けたり、トラウマなどの心の傷を負ってしまった人は、その恐怖や不安も大きく、脅かそうとするものに対してさらに攻撃的になることも多いのです。
②相手に合わせる心理
夫婦や人間関係でよくあることが、自分の意見を我慢することです。
なぜなら相手と「争いたくない」からです。
しかしこの選択をしてしまうのは、根底にあるのが本当は争いたくないのではなく、面倒くさいからなのです。
そしてその面倒くさいと思う背景には、実は支配する者と支配される者という関係があるのです。
要はそこに、上下関係ができているのです。
そのような人間関係で多く見られるのが、夫婦、親子、上司と部下、兄弟など、強い立場の者が意見を通すことができたり、弱い立場はそれに従うなどです。
しかし人間はどんな人でも平等に生きる権利があります。
たしかに専業主婦だと、給料をもってくる旦那さんの方が偉い感じだったりします。
また、上司の意見は仕事の上では従わないといけません。
しかしそれはただの役割分担なだけで、だからどっちが偉いとか上だとか下だとかではないのです。
それぞれが役目を果たすことは、生きる上で大切ですが、それ以外はすべて平等、同じなのです。
そしてなぜそこを理解できないかというと、人を尊重するという本当の意味を知らないからです。
それを知らない人ほど、人を支配したり支配されようとして物事をすませます。
そしてそれが簡単でラクだからです。
しかし自分は支配したがるような場合でも、相手が尊重する意味を知ってる者であるならどうなるでしょうか。
しばらくは我慢に我慢を重ねるけれど、きちんと相手と向き合っている人なら「もう無理だ限界だ」という日がやってきます。
それが離婚や退職、また親子であろうと縁を切るという形になり、まともな人ほどそのような人のもとから去っていくでしょう。
これが国や政治レベルならクーデターに発展するかもしれません。
なので人を尊重することができない人や、その意味がわからない人ほど、自分の気持ちなど無視し、面倒くさいために、支配したりされたりを繰り返しながら生きています。
そしてすぐに人に合わせる人は、支配する側と同じく、自分のことも相手のことも尊重することのできない人です。
③認め合うことの大切さ・まとめ
人間はこの世にたくさんいて、共存共栄でいきています。
自分一人では生きていけません。
しかし、人がストレスを感じてしまうほとんどの原因は人間関係からきています。
そしてそれは、価値観の違いからはじまっていることが多く、ひどくなるとケンカや争いごとになってしまうのです。
しかし価値観はみんな違って当然なのです。
ただ、愛する者や好きな人と価値観が合わないと思っても、できるだけケンカや争いなく仲良く過ごしたいはずです。
そのためには、「この人はこうなんだ」という気持ちを受け入れ、そしてそれを心から認めてあげるしかありません。
決して「相手が間違ってる」や「わからない奴は強制しよう」などという否定的で支配的な上下関係を築くのではありません。
相手が好んでることに対して、もしそれが嫌なら、自分がしなければすむ話です。
人が幸せを感じることを「自分が嫌だから」といって否定するのは、その人の自由をとり上げたり奪ったりするのと同じです。
また、それはただの押し付けであり、人格または価値観を表面から否定することであり、相手を受け入れようとしない「人格否定」であり、差別なのです。
本当に良い関係を築いていきたいになら、相手には相手の考え方があり、それを尊重することです。
相手がなぜそれが好きなのか、どうしてそれなのかなど、自分にはわからなくても理解できなくてもいいのです。
なにより「相手がそう思う」という気持ちを、自分が大事に思うだけでいいし、それが大切なのです。
そして価値観を否定されることは、生きることを否定されることと同じです。
なので自分が幸せに生きていきたいなら、まずは相手の気持ちを受け入れ、その生き方や価値観を認めましょう。
それが、いつまでも大好きな人と幸せに安心して暮らしていこうという気持ちであり、ひとり一人がそう思うことで、自分の周りだけでなく戦争や争いごとをなくすという世界の幸せにもつながっていくでしょう。
お読みくださりありがとうございました以上marupoでした