人のことをすぐ嫌いになる。人とうまくいかない3つの原因と対処法

人間関係

こんにちはmarupoです

 

誰かと親しくなっても、相手のことをすぐ嫌いになる人がいます。

 

それはどんな人かというと、出会ってせっかく仲良くおしゃべりしたり、食事をするような仲になっても、相手の何かしらの言動が自分の中で気に障ってしまい、それが元で嫌いになるような人です。

 

ただ、当の本人はもっと親しくなろうと思い、相手に対して一生懸命相手を気遣ったり、誠実な態度で接しています。

 

けれど結果はいつもうまくいかないことが多く「なぜ自分は人付き合いが下手なんだろう…」「こんなに頑張って仲良くなろうとしたのに、なぜうまくいかないんだろう…」と悩んでしまいます。

 

もし、相手がよっぽど偏った性格だったり、どうしても合わないのならそうなっても仕方ないときもあります。

 

しかし、この場合はどんなに自分が相手に対して頑張っていても、なぜかうまくいかなくなり、何かをきっかけにすぐ相手のことが「嫌になってしまう」というものです。

 

そのような特徴がある人は、「なぜか自分は人付き合いがうまくいかない」と思い込んでしまい、孤独になりがちです。

 

しかしそのような悩みを抱えてしまう人に多いのが、実は自分でも気づいていないことが心に隠されています。

 

それは自分から相手を嫌いになっているということです。



そのように、自分では気づかないうちに相手を遠ざけてしまう理由には、いくつかの心理的な原因があります。

 

ではここからは、その心理的な原因と、それに対する対処法をみていきましょう。

 

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人を信用できない本当の理由は

 

人とうまくいかない心理的な原因3つ

 

では、自分では気づかないうちに相手を嫌いになったり遠ざけてしまうとき、その人の心の奥には、以下のように隠れている「自分でも気づかない本心」があります。

 

①この人とは「合う」「合わない」という決めつけを最初から心にもっている

 

②心のどこかにいつも「自分の考えが正しい」という思い込みがある

 

③「自分は自分」「人は人」と割り切ることができず相手に期待感をもっている

 

ではこの3つを詳しく解説

 



①この人とは「合う」「合わない」という決めつけ

 

まず、人をすぐに嫌う人に多いのが①のこの人とは「合う」「合わない」という決めつけ最初から心のどこかにもって接しているということがあります。

 

そのように物事を決めつけてしまう原因は、その人が最初からもっている基本的な考え「価値観」からきています。

 

そしてその価値観が狭いと「これは正しい。これは間違ってる」や「これはいいけどこっちはイヤ」など「白か黒か」という極端な考え方で物事を判断しがちです。

 

また、自分では気づかないままこのような考え方で生きていると、他人の言動に敏感になったり、そのせいで些細なことでイライラしたりなど、ストレスを抱える原因になってしまいます。

 

そして何よりすぐに人を嫌う人、人より些細なことでイライラしがちな人や怒るような人は、心のキャパ「受け入れる許容量」が狭いため、「自分が嫌だ」と思うことの限界が早いのです。

 

なので心に決めつけをもたずに他人と接することができる人は、その心のキャパシティー「許容量」が大きいのです。

 

そのように、なぜキャパが狭いのかというと、その人の物事の受け止め方が「大人になっていない」という「精神面が幼い」という場合も多いのです。

 

そんな人の考え方や価値観は、育った環境から影響を受けていたり、その人の性格的なものではありますが、一番はその本人が自分の受け止め方の癖に気づくことが重要です。

 

そして、そのような人間関係を自ら招いているということに、気づいていくことが大事です。


②心のどこかにいつも「自分の考えが正しい」という思い込みがある

 

心のどこかで「自分の考えが正しい」「あたりまえ」だと思い込んでいる場合も、人間関係にヒビが入りやすくなってしまう大きな原因です。

 

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自分の考えがあたりまえだと思っている人は進化できない

 

しかしこの場合、本人にしてみればそんな自分の考えが「当たり前」なので、自分で気づくことができません。

 

そんな人は、いつの間にか自分の意見を押し付けていることも多く、またそのような状況で、自分の意見に対して相手が反するこたえを言ってきたりすると「カチン」ときたり「イラっとする」のです。

 

そして、自分のあたりまえを「否定された悔しさ」が、結局は相手にムカついてしまうこととなり、すぐに人を嫌ったり人間関係がうまくいかなくなる原因なのです。

 

いつも人との付き合いが悪い結果に終わってしまうという人は、自分の意見や考えを一度疑ってみることが大事です。

③「自分は自分」「人は人」と割り切れない人ほど相手に期待する

 

自分と同じ考えをもっていないと「友達」と認めない人も、人間関係ではうまくいかないタイプです。

 

そのような人は、相手が社交辞令で合わせた言葉で「安心」をし、いざ親しくなりだして相手が「本音」を発しだしたとき、それがもし自分と違う意見だったりすると「もう仲良くできない」と一方的に思ってしまいます。

 

要は、相手と自分の間に境界線を引けないのです。

 

しかも、「相手もそう思ってくれているはず」や「自分のことをわかってくれている」など相手も自分と同じ気持ちだと期待し、それが違っていたりすると怒りを表します。

 

親しくなった相手は、自分の考え気持ちなどに対して常に「一緒」を求めたり、また期待することは「自分は自分」「人は人」だという境界線がなく、人間関係をこじれさせやすくする原因なのです。

 

ではこの3つの対処法を見ていきましょう。

 



人とうまくいくための対処法

 

人との関係がすぐダメになる人は、まず自分本位の考えや気持ちを相手に求めすぎていることに気づくということが大切です。

 

そしていざ人と関わるときなど、そのことを前提として接していくことが重要なポイントとなります。

 

また、自分では気づかずにやってしまっている「思い方の癖」を見つけることが大事なのです。

 

そして、その思い込みの癖に気づいたら、それを許すために「心の許容スペースを広げていく訓練」をしていきましょう。

 

まず、心のキャパシティーを広くするためには、普段自分がどのように人と接しているかを客観的に知ることが大切となってきます。

 

そして自分が相手に対してどのタイミングで「頭にきた」や「イラっとした」または「ムカついた」かをひとつずつ拾って調べましょう。

 

そのときに、ノートなどにメモを取ることが大切です。

 

そして、その相手の言動について「このようなときに腹が立っている自分」または「怒ってしまう自分」が見えてきます。

 

見えてきたら今度は「もし、逆に自分がそれを気づかずに人にしていたら」または「自分の家族や子どもがそうしていたら」と考えましょう。

 

そうすると、相手に対してそんなことをしている自分は「許せない」または「絶対にしていない」と思うかもしれません。

 

しかし、それこそが最大の原因、自分の「思い込み」の癖なのです。



なので、そこを「もしかしたら自分にはそんなことがあるかもしれない」という感じでこれまでと違った捉え方をしてみたり、自分の考えを疑ってみたりするのです。

 

また、相手に対して「すぐ怒ったり」「人とうまくいかない」など、そんなことを我が子や家族など大事な人がしていたら、やっぱり悲しい気持ちになり、うまくいって欲しいと思うはずです。

 

なので、そんなふうに人間関係がうまくいかない自分でも、いいじゃないかと「許す気持ち」が大切です。

 

それを毎回繰り返していくうちに、「あれ?自分はこんなことで怒ってしまっていたんだな」とか「案外小さなことで傷ついていたのかもしれない」など、自分の視点が変わってきたり、固定されていた価値観も少しずつ緩んでいきます。

 

 

 

そのように自分で自分を分析していくと、自分の考え方の幅が広くなり、心にも余裕ができてきて、少しずつ許容範囲も広がっていくでしょう。

 

まとめ

 

誰かと親しくなっても、相手のことをすぐ嫌いになる人は、人間関係でいつもうまくいかないことが多く「なぜ自分は人付き合いが下手なんだろう…」と悩んでしまいます。

 

しかし、相手に対して一生懸命相手を気遣ったり、誠実な態度で接しています。

 

なので本当の原因は自分から相手を嫌いになっているということです。

 

そのように相手を嫌ってしまう原因は

 

①この人とは「合う」「合わない」という決めつけがある

②心のどこかにいつも「自分の考えが正しい」という思い込みがある

③「自分は自分」「人は人」と割り切ることができず相手に期待感をもっている

 

という自分の「思い方の癖」がつよいためです。

 

そして、自分本位の考えや気持ちを人に求めすぎている、ということに気づくということが大切です。

 

そして相手との境界線をしっかり引いて接することが大事です。

 

本当に近い距離が許されるのは、夫婦や愛し合っているという関係の相手だけです。

 

人間関係での付き合いを良くしていきたいなら、そのことをしっかり前提に頭において、そして人と接していくことが何より楽に築いていくことができるでしょう。

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした






お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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