夫婦やパートナーとの信頼関係を築くには何より一番の味方であれ

夫婦関係

こんにちはmarupoです

 

夫婦や愛するパートナーとの関係で誰もがいちばん思うことは、ずっとその人と幸せに愛し合いながら過ごしたいという気持ちです。

 

そんな関係である以上、相手からの愛情と自分のパートナーに対する愛情がお互い真実なら、不満をぶつけたってケンカしたって多少のことは問題ありません。

 

しかし相手からの愛情を感じられなくなると、その気持ちと同時に漠然とした不安を抱えてしまいます。

 

これは人間や動物も同じで、愛している者からの愛情を感じられなくなると、それだけで落ち込んだりつらい気持ちになるのです。

 

また、この「愛情」とは心の栄養で、目で見て確認などできないため、心で感じ取るしかありません。

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

無条件の愛情(ストローク)と条件つきの愛情

 

しかし「心」とは不思議なもので、その愛情が真実なら喜びや幸せを感じますが、逆の愛情なら、疑ったりつらく苦しくなるのです。

 

そして真の愛情を与え合う関係こそ、心と心が大きな信頼関係で結ばれ、ずっと一緒にいることができるのです。

 

そのためには自分がパートナーに対して、一番の味方になる必要があります。

 

ではそれはどんなことか、また真実の愛情とはどんなものかみていきましょう。

 



真実の愛情とは

 

まず「真実の愛情」とはいったいなんでしょうか。

 

これは意外とどこにでもありふれている言葉ですが、実はとても深いのです。

 

十年ほど前、当時カウンセラーで相談業務をしていたとき、ある女性からの依頼を受け、数日後に来てもらうことになりました。

 

悩みや相談事は、だいたい一人で来られることがほとんどですが、その日は女性二人一緒にやってきて話を聞いて欲しいということでした。

 

そして悩みを聞く前に、実は二人は同性愛者で恋人同士だということを話してくれました。

 

そして悩んで相談するのは二人のうちの一人(Aさん)だったのですが、もう片方の女性(Bさん)は「私だけでは難しいからmarupoさん(私です)の話を聞こうと思い来ました」という感じでした。

 

内容は

「付き合いも2年目なのでそろそろ二人で生活をはじめたいこと」

「親に関係を黙ったままこれから過ごしていくことがつらいこと」

「偏見の目でみられてしまうのがつらい」ということでした。

 

しかし、この悩みを抱えているのはAさんだけで、もちろんパートナーであるBさんにも、その同じ悩みを聞いてもらっているというのです。

 

 

そして話の中で、このことについてmarupoさんの意見を聞かせて欲しいと言われたので、私は素直に自分の意見を述べました。

 

一通り話し終えると、Bさんが「ね?いつも私がいってることと同じだよ」とにっこり笑ってAさんにいうのです。

 

そのとき、私はBさんがAさんに対して絶対的な真実の愛情をもっているんだなと感じました。

 

なぜなら私がカウンセリングをするとき、また夫婦間などでいつも大事にしていることがあります。

 

それはその人が何かに対して悩んでいるときなど、まず必ず一番の味方になって話を聞くという姿勢です。

 

きっと二人は同性愛者というだけで、いろんな壁にぶつかることも多いはずです。

 

しかしBさんは、そんな不安な気持ちのAさんをとても理解していました。

 

そしてAさんがストレスに弱いこと、落ち込みやすいこと、気弱に考えること、自信がないこと、人を信用できないことなど、全てわかってるうえでここに来たのです。

 

またBさんは、そんなAさんに対して「あなたがそんな考えだからいけない」など否定することも一切なく、2時間ほどお話しをして帰っていきました。

 

これからも仲良くね~

 

そのあと、私はBさんの心の大きさとAさんに対する愛情の深さ、常識はもちろん性別などもはるかに超えた、人としての本当の愛を見せられた感じで「マジでかっちょいいなー」としばらくの間感心してしまいました。

 

また繊細なAさんが自分の不安な気持ちと戦いながらでも一生懸命この愛を貫こうとしている姿に、なんだか感動してしまいました。

 

そしてその後3回ほどBさんとメールのやり取りをし、のちの経過報告を聞かせてもらい、またこれからも二人一緒に仲良く過ごすため、ちょっとしたおすすめのポイントなどを伝えました。

 



真実の愛情とずっと過ごすためのポイント

 

まず先ほどにもお話ししたように、パートナーに対してお互い絶対的な一番の味方であることができるなら問題ありません。

 

そのためには、相手に対してお互いが心掛けておく大切なことがあります。

 

そのポイントがこちらです。

 

パートナーが悩みやグチをいっても、その内容がどうであれ悪い正しいなどを判断せずまずは一番の味方となって聞くこと。

 

私は自分のブログ中で、よく「グチはよくありません」などと偉そうにほざいたり致しておりますが、それは他人同士という人間関係が主なことで、夫婦や共に過ごすパートナー間なら多少はいいのです。

 

そして他人には見せない二人だけの秘密の話とするなら、なおいっそう信頼関係は深くなります。

 

けれど人の悪口やグチなどがだらだらと長引くようなことは、やはり心にも体にもよくありませんし、よっぽど真剣な悩みや話の内容なら別ですが、夫婦なら少々のグチはストレス解消やコミュニケーションのひとつです。


 

信頼関係は「安心感」と「信頼」から成り立つ

わが家の話で恐縮ですが、うちの旦那さんが職場の上司にネチネチと嫌味を言われて帰ってくることがたまにあり、チーーーンとなって私にグチります。

 

そんなとき内容がどうであれ「マジ?そんなこといわれたのムカつくね!」と当然私は味方します。

 

そして「上司だからって威張ってるね~!けどネチネチすぐいうからこっぱげてしまうんだね」など、途中でくだらないブラックジョークを交えながら、一通りの話を聞きます。

 

これはどうでもいい会話にしか聞こえませんが、相手にとって心理的に良い効果があるのです。

 

それは「安心感」です。

 

また誰にも言えないことが言えるというのは、素直な気持ちで生きていられるため、自分の気持ちを歪ませずにすみます。

 

大事なのは話の内容がどうであれ、どんなに「あなたが怒られても当然だろう」と思っても、そこで否定をしたり自分の意見を押し付けないことです。

 

そしてもう仕事をして生きてるいい大人なんだから、こちらが手取り足取りいわなくても、多少のことは自分の考えや力で乗り超えます

 

けれどそれは突き放しているのではなく、相手のことを「信じている」ということです。

 

なのでパートナーに対して絶対的に味方になることは、そこに「安心感」を与えると同時に、相手を「信じる」ことでもあるのです。

 

それをお互い自然にできれば、信頼関係はギュッと結ばれ、ケンカしても相手にムカつくことがあっても、多少のことではほどけることはないでしょう。

 



まとめ

 

夫婦や愛するパートナーとの関係で誰もがいちばん思うことは、ずっとその人と幸せに愛し合いながら過ごしたいという気持ちです。

 

そしてそのパートナーが、自分にとって信頼できる人なら、なおさら安心して生きていけます。

 

長い自分の人生で、安らぎや幸せを感じられる自分の居場所があれば、どんなにつらい出来事が突然きても、それは乗り越えていく強さにかわります。

 

なぜなら愛する人といられる自分の居場所と、その相手を守るためです。

 

そのためには愛するパートナーに対して、自らが一番の味方になりましょう。

 

そしてたまには恥ずかしがったりせずに、深い愛情をちゃんと伝えて、そしてしっかりと信頼関係を築いていく努力が何より大切なことといえるでしょう。

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした





お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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