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交流分析・ゲーム分析
こんにちはmarupoです
世の中には性格の良い人もいれば悪い人もいます。
自分の周りがみんないい人で好きな人ばかりだといいのでしょうが、やっぱり「嫌な奴」「嫌いな人」きっと誰だって自分の周りに多少はいたりするものです。
自分にとっての嫌な人とはだいたいこんな感じなではないでしょうか
・性格が悪い、意地悪な人
・すぐに人の悪口、またはグチをいう
・悪い方にばかりもっていくネガティブ思考
・言葉が汚い悪い、モラハラ、パワハラ
・嘘ばかりつく、自慢ばかりする
・信用できない
できれば関わりたくないのが本音でしょうが、仕事やいろんな事情からどうしても付き合わないといけないときもあります。
もし、自分の家族や大切な人がこんな嫌な奴の餌食になったらもちろんいやです。またその逆で自分が嫌われるような嫌な人間でもいやでしょう。
では今回はなぜそう嫌われてしまう「嫌な人」、その人がどのようにそうなってしまったのか原因を追究し、また自分自身もそんな奴になぜ腹を立ててしまう心理、人に対して気を付ける点など深掘りしながらお伝えしたいと思います。
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「嫌な人」プロセスとメカニズム
嫌な人と言われたり周りから嫌われる人は、たしかに近くにいてほしくないですし、できればかかわりたくありません。
けれど、そんな人も人間です。やはりそうなった原因があるのです。
今は嫌われ者と言われても仕方のないことをする人ですが、生まれたときからそうだったわけではもちろんありません。というより、ここは誰もが同じスタートラインでしかないのです。
誰しも生まれ落ちたときは真っ白な状態でしかなかったのですが、素直な子どもの時期に一番素直に物事を考え、見たものや言葉をそのまま受けいれたこと、そして成長していく中で自分の周りでおきた出来事やその人の環境などから、さまざま事柄がその人をつくり上げていったことが原因です。
子どもはまだ一人で生きていく力がないため、大人と過ごさなければいけません。
そんな中で自分が一番影響したこと、それは自分の家族であり親です。
なのでいつも否定されてきた、嫌味ばかり言われて育った人はその影響から他人にも同じことをしてしまいます。なぜなら自分がそうやって育ってきたからです。
ただ、そういうことばかりしていると、どんなに子どもの世界だとしても容赦なく嫌われてしまいます。
けれどもし嫌われたなら、そこで気づいて、子どもなりに自分自身傷ついたり、苦しむ経験をするでしょう。
そしてその事柄をちゃんと受け止めることができたなら、それは逆にその子にとって大きな学びとなり、その後の人間関係で良い方向へいくはずです。
そしてなにより自分のそばで見てきた家族や環境も客観的に見れることができるでしょう。
ただ、大人になってもそんなことをするのは、気づくことができない、認めることができない、もしくは気づいてても感情を抑えることができない、またはそもそもそういった傷ついた経験がない、ということになります。
どちらにしても、そのように人に嫌われることをしたり言ったりして悪影響を与える人は結果は嫌われる人です。なので人に嫌なことをする人は自分で気づかない限り変えることはできません。
ネガティブな期待合戦
ではそんな嫌な奴に対して自分はどうするのがいいのか。それはこうです。
一番はそんな人間のことなんか考えないことです。
なぜならあなたの大事な時間を奪うからです。その嫌な奴に腹が立ってもんもんとしている間、その分あなたの大切な時間はそのことに使っているんです。
けれどどうしてもかかわらないといけない理由があるからそうなったのだと思います。だからといってその嫌な奴といちいち関わるごとにいちいちムカついていては本当にもったいないことです。
なのでそんなときは相手に対してどうすればいいか。
それは「自分の感情をなくしてみる」ことです。
ちょっとわかりずらいかもしれませんので、もっと詳しく言うと「相手に期待をしない」ということ。要は「そんな人間」だとこちらが割り切るのです。ちょっとここから詳しく深掘りします。
たとえばなぜ腹が立つのか、実はその相手に対して何かしらの期待があるからです。期待といってもいろんなパターンがあります。
「期待」とは本人が無意識に相手に対して思ってることがほとんどです。そしてその期待が当たったりはずれたりするとその内容によっては相手に対して喜んでみたりむかついたりするのです。
なので今回のムカつく原因はこうです。
ムカつく相手と関わっているときに「こいつは自分をムカつかせるだろう」というネガティブな期待を実は自分も無意識にしていることが原因なんです。
これを聞いて「自分はそんな期待なんかしていない!」まずそう思ったかもしれません。
しかし信じられないかもしれませんが、ムカつく相手に対して、腹を立てるこちら側の心理状態は相手に対するそんなネガティブな期待をしている、ということが根底にあるためおこることなのです。
そしてその続きがあるのですが、実はそうやって嫌なことを言われてムカつくことにより、腹の立った自分に気づいてほしいというそのまた先の期待もあるのです。
さらにさらにもう一つある事実があります。
それは嫌な奴の方にもあなたに対して何かしらの無意識のネガティブな期待をしているということなんです。
なのでその自分の期待に応えてほしくて、いちいち嫌味を言ったりしてくるのです。なんどもいいますがそれは無意識です。
まさにその人の手の届かない部分の心が勝手にそうさせてるいのです。
なので本当にそんな嫌な相手ならば「自分が感情を相手にださない、自分の感情をなくす」ことが大事なのです。
これは無視をする、という意味ではありません。あくまでも自分が意識してそのような気持ちを心掛けることなんです。
やってはいけない「ゲーム分析」
ネガティブな期待をやり取りするお互いの心理合戦はこうです
①嫌な奴が嫌味を言い始める→「相手にわざと嫌な気持ちにさせたいという期待」
②自分は嫌味を言われて反応する→「ムカついた、腹を立てるという反応」 これで相手は期待通りとなったのです。
これは人間関係のコミュニケーションではやってはいけないネガティブな心理合戦です。
心理学ではこのような人と人との心理的交流を「交流分析」といいます。その交流分析の中でもいくつかのパターンがあるのですが、その中でも最もやってはいけないのが「ゲーム分析」というものです。
今回はこのゲーム分析を深掘りしました。これをやり取りすることは相手を傷つけたいという心理状態からくるマイナスなコミュニケーションであるため、結果的にお互いの心は嫌な感情で埋まってしまいます。
これが個人ではなく公の場などで例えると、よくあるシーンではSNSなどで繰り広げられる誹謗中傷や暴言を言い合ってる場面です。
別の交流分析はまたいつかお話ししたいと思います。 |

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🌼まとめ🌼
なぜ人同士、傷つけあうのか。それは育った環境からくるものによるものとお話ししました。
環境はその人ひとりひとり全く違う「個性」をつくり上げる場所でもあります。「個性」とはいいかえると「自分の癖」自分だけが持つ「くせ」なのです。
マイナスな感情もまたその環境でできた自分のクセでしかありません。そのマイナスな気持ちは自分の育った環境で習慣化され、気づかないうちに人に対していつのまにか始めてしまっているのです。
けれどいつのまにか始めてしまうのは潜在的なことなので自分でもなかなか気づかない部分です。しかし良い人間関係を築いていくにはそこを意識すること。
よってその部分を顕在化し、自分のもっている「マイナスなクセ」を「プラス」に変えていくことが必要なことなのです。
お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした