少しの毒は実は体にいい話。言葉は習慣になる。

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体や心のために必要な毒、必要ではない悪い毒

なんでも必要以上に取りすぎてしまうことは体にとって毒になる

人は幸せを感じて過ごしたい生き物

まとめ

こんにちはmarupoです

 

今回は毒は毒でも少しの毒は体にいいたくさんの毒はただの毒というおはなしです。

ただし、毒といっても本格的な「猛毒」とかではありません。

 

たとえばはじめて朝帰りをしてしまった子どもが、親に怒られてしまったら…

 

少しの毒の場合

 

朝帰りをしてしまった。するとめったなことではおこらない怒らない父親が、こういいました。

 

「自分を大事にしなさい。そして家族に心配かけるな」自分はその言葉に反省し、これから気を付けようと思いました。

 

お父さんごめんなさい。これから気を付けるね

 

たくさんの毒の場合

 

朝帰りをはじめてしたにもかかわらず「おまえは昔からそうだ!何度言ったらわかるんだ!」「近所になんて思われてるか!恥ずかしい」「おまえなんて出ていけ」

 

 

わかっているのか!

 

そんな悪いことしてないもん!

 

なんでそこまでいわれないといけないの!反省なんかするもんか!遊びにいって遅くなったけどそこまで言われるのはムカつく。家になんて帰りたくない!

 

この場合の「毒」とは、見ての通り親の言葉です。

 

朝帰りをしたことはいけないけど、心配かけてしまったと気づかせるくらいの少しの毒なら効果ありです。

 

しかしこれがたくさんの毒を盛りすぎてしまった場合、その効果は「返って反発をしたくなる、逆切れ」という結果をまねくのです。

 

ということで、今回は毒は毒でも生活に必要な少しの毒、または体に負担を与えるほどの毒、いろんな毒のお話しをしていきたいと思います。

 

 

体や心のために必要な毒、必要ではない悪い毒

 

 

「毒」はとりすぎると人は具合が悪くなったり、最悪死んでしまうこともあります。けれど今の時代でいう「毒」とは薬物だけとは限りません。

 

それは食べ物であったり、人間の欲であったり。それをたくさんとりすぎてしまうと人は命にかかわってしまうこともあるのです。

 

遠い遠い昔の日本、今の時代とは違いインターネットもまったくない戦国時代にさかのぼります。その時代には「忍者」という仕事を生業としている人がいました。

 

 

その忍者は、代々血筋や家系からなるもの、さらには村全体がそうであったことがほとんどでした。

 

なのでそこに生まれ落ちた子どもは必然的に忍者になるための修行をします。剣術や忍術、といった修行をはじめ、そして敵から身を守るためありとあらゆる護身術の訓練を幼いころからするのです。

 

その中の一つが「毒」に対する免疫力をつけることです。

 

 

それは敵陣からの毒の矢や毒のついた刀で切り付けられたとき、または食べ物や飲み物に含まれる毒を体内に入れてしまったときなど、ぎりぎりのところで命を救う方法です。

 

普通の人なら死んでしまう猛毒にも絶えられるような訓練を幼少から行っているのです。

 

その訓練の仕方は、幼いころからいろんな「毒」を死なない程度に少量ずつ口に含んだり体に塗ったりして「毒」に慣れていくというものなのです。

 

なので「毒」とは、とってしまいすぎると身を滅ぼしますが、少しずつの量を入れてあげることはその人の体を強くするのです。

 

 

なんでも必要以上に取りすぎてしまうことは体にとって毒になる

 

まずは生きるために最も必要な「食べ物」。

 

皆さんもお分かりの通り、今の時代には食べ物が溢れています。しかも美味しいもの、甘いもの、からいもの、酸っぱいもの。好みに応じてバラエティー豊か、食べたいものがこの世にない、ということはありません。

 

けれどこの「食べ物」。自分の体に必要に応じて摂取することをしないと、つい食べ過ぎてしまったりカロリーを取り過ぎてしまうと、体に大きな負担を与えてしまい病気の原因になってしまいます。

 

とくに体が欲しがる「甘いもの」。体が疲れたときやたまに食べるぐらいの適度な量を食べるのは、体の回復にもつながりますし、気分もよくなります。

 

けれど、普段からずっと必要以上の摂取量をとり続けてしまうと、肥満や成人病を引き起こす原因となってしまいます。そしてもっと恐いのは、その食べ物に「依存」してしまう、ということなんです。

 

「依存」とはそこから離れられない、またはやめられない状態のことをいいます。砂糖や甘味料は何も悪くはありません。

 

しかも国が合法と認める調味料であります。けれど人によっては甘いものをやめられない、ついつい毎日食べてしまう、もしくは、気づいたら口に入れていた!など、依存性の高いものでもあるのです。

 

 

依存性が高いといえばたとえば「タバコ」や「お酒」もおなじです。

 

これも必要以上に取り過ぎると体に悪影響を及ぼしかねません。しかも今はなぜかとても肩身の狭くなった「たばこ」や「お酒」ですが、すべてが「悪い」ことはないのです。

 

砂糖と同じくまず国が合法と認めているものです。そして甘いものが好きな人は甘いものを好むように、タバコやお酒を好む人はそれで癒されていることも事実です。

 

適度に嗜むことは、その人のストレスの解消に役立っていて、かえって心が健康に過ごせる人もいるのではないでしょうか。

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

ストレスを発散させる対処法「ストレス・コーピング」

 

 

余談になりますが、今から説明することは心理学の観点からお伝えするものです。

 

自分が嫌いだから「それをやめろ、するな」とお互いを否定しても、甘いものが好きな人は甘いものを食べるだろうし、タバコが好きな人はタバコを吸うものです。

 

なぜならそれに「幸せ」を感じているからです。

 

そしてその人が幸せを感じることは「その人にとって必要なこと」でもあるのです。

 

それはその人にとって心に良いことです。心を豊かにし、強くしていきます。

 

体を壊さず誰に迷惑をかけることなく、マナーも守りつつ、自分の好きなことを楽しむ。

 

要は身体に負担をかけすぎたりする量を取ってしまったり、人に迷惑をかけることが問題であって、それを楽しむことには何も悪いことではないのです。もちろんそれは合法であることが前提です。

 

もしそれでも体に悪い!依存症だ!というのであれば、毎日の食事や飲みものもすべてが依存となります。

 

実は人間は あたりまえに思ってることこそ気づかないところでそれに依存しているのです。

 

そして、その人にはそれが必要なのです。なにより「これはだめ、あれはだめ」というよりは、お互いに「この人には甘いものが必要なんだ」とか「この人はタバコやお酒が好きなんだ」「その人にはそれが必要なんだ」と認め合い受けいれた社会であることが一番いいと思います。

 

その人にとってのそれが幸せを感じることであるならお互いに良しとする社会が一番健康的であることでしょう。

 

 

では話をまた戻しましょう。

 

実は、取り過ぎて体に悪いものは「食べ物」だけではありません。それは何かというと普段から使っている「言葉」です。

 

これは口から体内に入れることではありませんが、耳から受け脳に送り込み、そして体内の細胞にしみこんでいく。するとその言葉のような人間になってしまうというイメージです。

 

なのでずっと相手を否定する言葉(マイナスな言葉)を使っていたり、そんな言葉を言われ続けていると、その人はそんな人間に染まってしまいます。

 

しかもこの否定的な言葉は相手から言われるよりも自分が発する言葉の方が一番自分の体に負担をかけます。

 

なぜなら直接自分の耳から入り脳に刻み込んでいくからです。言葉というのも食べ物と同じで、毎日その人があたりまえのように体や脳に摂取しています。

 

なので相手を思っての少しの毒は身体に必要な時があります。

 

しかし、必要以上に毒の言葉を言ったり取り過ぎると体は負担を抱えてしまうのです。

 

 

 

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毒親からの解放、そして自由を手に入れろ

 

 

人は幸せを感じて過ごしたい生き物

 

人間は自分が「幸せ」を感じて生きていたい生き物です。

 

苦しんだり悲しんだりすることもありますが、本来は幸せな方を選びたいのであえてそれが必要な時があるのです。

 

そして苦しみや悲しみの中から「やっぱり自分はそれがいい」ということを自分が選んだ時、きっと嬉しかったり楽しかったりするものです。

 

ただし、それはそれぞれ好みがあるので内容は人によって違います。そして、もし自分が嫌いなものを誰かが好んで幸せを感じていたら、それが嫌いな人からすると「信じられない」などの嫌悪感を感じてしまうこともあります。

 

けれど、ハッキリ言うとそれが否定です。そしてその相手にとってのマイナスな言葉を簡単に言える場所が親子や家族、職場など結構身近な者同士であったりします。

 

そんな否定的な言葉ばかり吐く人はとても気の毒な方ではあります。

 

きっとそう言ってしまう原因があり、自分が気づかないうちに、いつのころからか毒にまみれた人生を生きています。

 

そして自分の大切な家族やパートナーや身近な存在ほど幸せになってほしいと願いながら、自分が認められないものに対して毒を吐きます。

 

それはまたそれが原因でお互いに必ず何かしらの毒がそれぞれに溜まっていき、また人に巻き散らかし、結果自分自身の体や心に毒をため込んでいきます。

 

けれどちゃんとした対処法もあります。もしそんな毒を感じたら中和することが大切です。

それはプラスのエネルギーを体に取り入れることです。

 

 

🌼まとめ🌼

 

もし毒ばかりかかってきていると感じているなら

 

その時はほかの場所(ネットや他人など)からプラスの言葉をたくさん聞いたり、好きな本を読んだりしましょう。

 

また、言葉も食べ物も偏らずバランス良く取り入れることです。

 

体が疲れたら癒して休むように、食べ物だったら甘いものを食べ過ぎたらその夜は野菜だけとか、嫌なことがあったら好きなことをして心を癒してあげることです。

 

自分の体や心に何かしらの負担をかけたと思ったら、その逆のプラスのものを取り入れたり受け入れることによってバランスをとることが大切です。

 

ただ、何度も言いますが、その時に「好きだから」とそれを取り過ぎるのはかえって毒となります。なので何事もバランスが大事なのです。

 

お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした

 

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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