常識は子どもの可能性をつぶし成功できない大人をつくる

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人は大人になるにつれ、子どもの頃の自分を忘れてしまう生き物です。

幼い頃はあんなに好きだったのに、大人になってしまえば「子どもの頃の思い出」としてしまいますが

その頃は誰もが好きなアニメや絵本、映画などをみては、そのキャラクターやファンタジーの世界に憧れを抱いたものです。

 

子どもの頃大きくなったら、たとえばウルトラマンやドラえもん魔法使いなど

純粋にそうなりたいと思うことにも何の抵抗すらありませんでした。

また、今となっては不思議なことでもそれを疑うことなく信じていたこと、好奇心旺盛だったことなど、思い返せばたくさんあったはずです。

けれどほとんどの人は、大人になればそれはあり得ないこと、子どもだったからという過去のこととして終わらせます。

なぜなら、大人になって社会で生きるためには、それが必要ではないと誰もが思い込んでいるからです。

 


この世の常識やルールは

人間にとって必要だったのか


 

もしもこの世の中に、誰かが決めた常識や社会のルールがなければ

その豊かな想像力や好奇心は、大人になっても誰にも邪魔されずに、最大限に活かすことができたでしょう。

そうなると、きっと今のような暗く生きづらい世の中とは違い

ファンタジーのような世界で普通に生活をしていたり、宇宙とすでに行き来ができていたりなど、今でいう『常識』を超えた世界がとっくにできていたはずです。

これを聞いて「信じられない」「あり得ない」と思った人は、残念ながら自分の意志を殺された洗脳の犠牲者です。

ただ、今の社会や経済をまわすためには、人々を洗脳し『世の中の常識』を作りあげていくしかなかったのです。

けれどそのせいで、いろんな子どもの自由な発想は抑えつけられてしまい、それはいつしかただの夢や幻となるのです。

 



 


子どもの可能性をつぶしているのは

今の社会と大人たち


 

子どもは、成長と共に義務教育を受けさせられ、誰かがつくった常識からはみ出さないよう、テレビなどから一方的に情報を垂れ流し、いつのまにかそれが「正しい大人の生き方」として洗脳されていきます。

すると、それが社会の中でのルールとなり「大人だから」という理屈をつけ、人の生き方をひとくくりにまとめようとします。

そして、誰もがその中で適応しようと必死でがんばり、無理をしてでも生きていこうとします。

また、そこで適応できない人は、社会不適合者と呼ばれます。

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

これからの時代に強く生きれるのは社会不適合者と呼ばれた人たち

 


子どもの好奇心を無視してはいけない


 

子どもというのは、大人が考えもつかないような、柔軟で豊かな発想や想像力の持ち主であり、無限の可能性を秘めています。

この世で明るく自由に生きるには、本来そんな子どもの好奇心こそ必要不可欠、全てだといっても実は過言ではありません。

そして、それが残っている人ほど、大人になっても自分に限界を作らず

枠を超えることができ、常識にとらわれず、自分の可能性を信じ成功できます。

 

また、子どもは大人では理解できないことを、その素晴らしい想像力や好奇心から、どんどん追求していきます。

本来、学力や成績も必要なときもありますが、それがすべてではないのです。

けれど、そんな子どもの自由な発想や言動が、大人にとって異様に見えたり、自分の枠からはみ出したりすると、すぐに否定をします。

そして「この世ではあり得ないこと」と平気で言ったり、変なことばかり言う子どもとしてみたり、バカ呼ばわりしたり、頭のおかしな子とされてしまうため、残念なことにそれによって無限の可能性はしぼんでいくのです。

しかも、幼少期にそれを頭にうえつけられ、洗脳されたまま大人になってしまうと

もうそれ以上の壁や常識の範囲を超えることができません。

要は無意識に『自信』を失っていくのです。

すると、子どもの頃のキラキラとした好奇心や感情を無理やり抑え込んでしまい、未来のある子どもにも大人になった自分が同じようにそんな言動をしてしまいます。

こんな連鎖を繰り返していては、明るい未来どころか常識やルールでさらに人々を縛り、暗く生きづらい世の中となり、心を病んでいく人が増え続けるでしょう。

けれど、そんな世の中に負けたくない人もたくさんいるはずです。

もし今何か成功したい目標があるのなら、そんな子どもの頃の好奇心を思い出し、忘れていた自信を取り戻すことからはじめてみましょう。

 


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子どもの可能性をつぶす親や大人の特徴


 

最後に、子どもの可能性をいつの間にかつぶしてしまう、親や大人の言動をみていきましょう。

 

子どもは好きなことのために「嘘」をつく生き物

子どもは好きなことでも、親となるとどうしてもそれが受け入れられない、という人が多々います。

たとえば、ゲームをしたりアニメに没頭するよりは、勉強の方を好きになって欲しいと思っているため、あまりいい顔をしなかったり怒ったりしてしまいます。

けれど、それだけでもう子どもの気持ちを萎えさせます。

また残念なことに、親や大人は自分の常識が「正しい」と思う人間です。

なので、わが子にもそれを押し付けようとしますが、その思い込みが未来のある子どもの可能性をつぶしていくのです。

しかし、それでも子どもは好きなことをしたいため、親に隠れてゲームをしたり、嘘をつくことを覚えていきます。ただし、それは別に悪いことではありません。

逆に親や大人は、子どもがそうしてまで自分の好きなことをしたいんだと理解することが大切です。

なので嘘をつかれたりした場合でも、頭ごなしに怒ったりせず、お互いに『約束』を決めて、好きなことを思いっきりさせてあげることが、その子の自信につながっていきます。

そうやって、子どもの頃につけた自信は、後に大人になって大活躍をします。

また、嘘をつかれたりするのは、親や大人がその子を「否定」しているためです。

子どもはそれを頭では理解していなくても、親の態度や言葉など、感覚的なものでわかってしまいます。

するといつの間にか、気づかないうちに心が傷ついていき、徐々に親に対する不信感をもっていきます。

また、そんな心の傷が重なっていくと、よほどの精神力が強くないかぎり、成長と共にどんどんと自信のない子になっていき、何も挑戦できない大人になってしまいます。

人は、この幼少期の時期に基本的な構えができていきます。

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

理学講座・交流分析「構えの欲求(基本的構え)」

 

子どもの好きなことをすでに否定しているかもしれないと思ったら、その子の可能性をつぶしやすいため、すぐに対策をとっていきましょう。

そして、親自身は嫌いなことでも、それを頭ごなしに否定せず受け入れる努力をしましょう。

 

 

 


常識は子どもの可能性をつぶし

成功できない大人を作るまとめ


 

子どものころは、誰もが好奇心旺盛だったし、大人が理解できないことも一生懸命だったなど、思い返せばたくさんあったはずです。

憧れだけではなく、本気で魔法使いになりたいと思っていたり、戦隊ヒーローになると決めていた子もいたはずです。

けれどほとんどの人は、大人になればそれはあり得ないこと、子どもだったからという過去のこととして終わらせます。

なぜなら、大人になって社会で生きるためには、それが必要ではないと誰もが思い込んでいるからです。

しかし、もしもこの世の中に、誰かが決めた常識や社会のルールがなければ

その豊かな想像力や好奇心は、大人になっても誰にも邪魔されずに、最大限に活かすことができたでしょう。

すると、今のような自由を制限された、暗く生きづらい世の中ではなく

誰もが自分の好きなことをしながら、明るく楽しい世界がつくられていたでしょう。

今の大人の常識を子どもに押し付ければ、明るい自由な未来の可能性はそれだけでそぎ落とされていきます。

また否定とは、誰かの『嫌』という負の感情からはじまり、そこが世に通れば

多勢に無勢、それが世の中の常識となっていきます。

けれど、明るい未来のためには、そのように個人の自由を奪うような常識を増やすのではなく、お互いに否定をしない世の中をつくっていくことが必要です。

そのためには、子どもに常識を押し付けるのではなく、自由をたくさん与えて

将来成功する大人をどんどん増やしていこう、という考え方を親や大人がもつことです。

誰もがお互いを否定することばかりせず、自由で明るく豊かな国を目指そうという気持ちが大切といえるでしょう。

 

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この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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