心理学を学ぼう初心者向け①「カウンセリング前編」

カウンセラーになるために

 

 

テーマ

カウンセリングとは?

・ カウンセリングの本質 ・ カウンセリングはアドバイスをすることではない ・ クライアントさんの気持ちを知ろう

カウンセリングの進め方

・ カウンセリングをはじめるには

「インテーク面接」「インフォームドコンセント」

・ カウンセリング契約とは

・point

 

 

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心理学基礎から学ぼう初級編①

 

こんにちはmarupoです

 

これからメンタル関係のカウンセラーやセラピストを目指す方へ。

 

今回はカウンセリングとは何か。またクライアントさんに対するカウンセリングの進め方などをお話ししていきたいと思います。

 

 

カウンセリングとは?

 

クライアント…悩みを相談に来る人

カウンセラー… 悩んでる人と一緒に考える役目

カウンセリング…クライアントさんの問題が解決したときに終結を迎えること

 

カウンセリングとはズバリ申し上げるとオーダーメイドの援助です

 

そこでカウンセラーを目指している人に一つ是非知っててほしいことがあります。

 

それは、カウンセラーの役割とは心の悩みや問題を解決するための援助方法を教える、のではなく、悩んでる人と一緒に考えるという姿勢が最も大切ということなのです。

 

カウンセリングの本質

 

カウンセリングの本質とは、カウンセラーがクライアントさんに対して、人との在り方や自分自身に対しての本質を理解させることが重要な要点となります。

 

それは「心の健康維持や健康増進」にかかわること。そしてその人自身が「自分自身を理解すること」また「他者への理解」「対人関係の理解」という3つの理解を深めること、これが非常に重要なのです。

 

この3つの理解が深まると本人が苦しんで悩んでいた問題の解決の糸口が自然と見つかってきます。そしてこの理解の過程を支えるのがカウンセラーの役割です。

 

 

カウンセリングはアドバイスをすることではない

 

カウンセラーはクライアントさんに安易にアドバイスを提供しません

 

なぜならクライアントさんの理解がまだないうちにアドバイスをしても無意味だからです。

 

カウンセラーはクライアントさんが理解するまで一緒に悩み苦しみ、それを共感するのが役目です

 

そしてクライアントさんの苦しみを直面化した問題だけに対応するのではなく、その人のこれからの人生に必要な力を育てる方法を一緒に考えそしてケアしていくことが大切です。

 

なのでここからはそんなクライアントさんの気持ちを知ること、カウンセラーの方はしっかり理解していきましょう。

 

「共感・理解・伝える」それが大切です。

 

 

クライアントさんの気持ちを知ろう

 

クライアントを理解するためには、クライアントとカウンセラーが出会ってからではなく、クライアントがカウンセリングに来談する前の気持ちを理解しておく必要があります。

 

なので、まずは「クライアントが勇気を出してこのカウンセリングに訪れた」ということに対して敬意と共感の気持ちをカウンセラーは忘れてはいけません。

 

クライアントにとっては、それだけ自分の人生の中で勇気をもって行動したという重要な出来事でもあるのです。

 

カウンセリングの進め方

 

 

カウンセリングをはじめるには

 

カウンセリングは飛込でなく「予約」を受けてから始めましょう。

 

そして予約を受けてクライアントとカウンセラーが初めて出会うカウンセリングを「インテーク面接」と言い、その次に必要な説明や内容を理解してもらうための「インフォームドコンセント」を行います。

 

インテーク面接とは…まずはカウンセラー自身、クライアントに対して自己紹介をすること。そして自分はクライアントに対して何を提供する役目なのかを伝えること。

 

そして、このカウンセリングという時間は自分と相手が何のために共有するのかをしっかりと伝えること。

 

インフォームド・コンセントとは…クライアントやその家族が病状や治療について十分に理解し、またカウンセラーもクライアントやその家族の意向や様々な状況や説明内容をどのように受けとめたかどのようなカウンセリングをやっていくか、医療、家族、クライアント、ソーシャルワーカーやケアマネジャーと互いに情報共有し、みんなで合意するプロセスです。

 

クライアントとその家族の気がかりなことや関心ごとを重視し、クライアントやその家族の生活、人生への影響を考えられるようなプロセスになるようにしていきます。

 

・クライアント自らがどんな行為を受けるのかという「知る権利」を尊重しましょう。

 

・またカウンセリングを受けるかどうかクライアントが「決定する権利」を保証しましょう。

 

・そして、カウンセラー側から「ここではこのようなカウンセリングを受けることができます」ということをしっかりと伝えます。

 

 

カウンセリングをはじめるときに必要な項目はこの以上3点から成り立っています。

 

カウンセリング契約とは

 

もうひとつ重要なことはカウンセリングを行う前には必ず「守秘義務を厳守すること」を契約書で交わしましょう。

 

ただし、この時重要なのは自傷・他害などの命い関わる事柄や、犯罪行為などの法律に関わる事柄に対しては、守秘義務より通告義務を優先することをお互いに確認しておくことが必要です。

 

守秘義務と人の命の問題が絡むときは、人の命を優先すべきということを心掛けておきましょう。その場合はクライアントとしっかりと話し合いそれを通告しておく、そしてそれに対して了解がとれるように努力することが大切です。

 

また、目先のことばかりに集中せず、カウンセラーとしてクライアントにどのように対応すべきかを、しっかり考えて行動することです。

 

とくにカウンセラーの経験が浅いうちに多く見られるのが「カウンセリングの時間延長」です。これはカウンセラーとクライアントの関係性を拗らせる要因になります。

 

このようなトラブルを避けるためにも、予約の段階から時間厳守であることをきっちりと伝えておきましょう。

 

 

まとめpoint

☆カウンセリングは予約からはじめる

☆インフォームドコンセントをしっかり実施すること

☆守秘義務は絶対厳守。ただし、命に関わるときは、そちらを優先すべき。

☆カウンセリングはサービス業ではない。

☆カウンセリングは時間厳守を心掛けておきましょう。

 

次回は心理学を学ぼう中級編「カウンセリング②」

・導入

・ラポール 信頼関係

・クライアントを理解しよう

・カウンセリングの終結

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

心理学を学ぼう中級編②「カウンセリング後編」

 

では次回またお会いしましょう

 

お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした

 

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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