心理学基礎から学ぼう初級編⑤「心の病・うつ病とは」

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うつ病とは

うつ病のサイン

うつ病の種類

大うつ病性障害

双極性障害(躁うつ病)

まとめ

 

こんにちはmarupoです

 

今回は「心の病」についてお話ししたいと思います。

 

まず、よく耳にするのは「うつ病」です。これは現代でいまもっとも多いとされる心の病です。

 

ただ心の病といってもすべてが深刻なことではありませんが、だからといってそのままほおっておくのもいけません。

 

今のストレス社会、もしかしたら誰にでも起こり得ることかもしれませんし、どんなきっかけでそうなるかはわかりません。

 

ただ、病というのはなんでもそうかもしれませんが、重症になるとその本人はとてもつらいものなのです。

 

そして何より周りからの理解や自分自身への安心感がまずは大切なのです。なのでそうなってしまう原因やそうなってしまったときのその後のケアのためにも、一番はそのことについて一人ひとりが理解をしておくことが重要となります。

 

かかってる方もそうでない方も皆さんの心の病に対する正しい理解が必要です。

 

 

うつ病とは

 

うつ病になったときの主な身体症状とは?

 

●急激な体重低下 

●疲れやすい 

●動悸・息切れ(息苦しさ)

●よく眠れない 

●食欲がでない 

●性欲の低下

●口やのどが渇きやすい 

●体がだるい 

●体が痛い

…など

 

これらの症状をみて見ると、日常生活が忙しくてストレスが溜まった状態だったり、風邪をひいて体調を崩したときの症状に似ていることがわかります。

 

 

うつ病になったときの主な精神症状とは?

 

●やる気が起きない 

●自分を責めてしまう

●興味・関心の低下 

●死にたいと思う 

●イライラする 

●何をやるにも面倒になる 

●集中力の低下 

●自分が重たい 

●不安・焦り 

●遠くへ行きたい 

●消えてしまいたい

…など

 

もし、これらの症状が1ヶ月前後続くようでしたら「うつ病」の可能性が高いので、自己判断はせず専門機関へ相談に行きましょう。

 

うつ病のサイン

 

体からのサイン

・最近やせてきた

・休日も体調悪そう

・顔色が悪い

・すごく疲れているように見える

・体調不良を常に訴えている

日常生活でのサイン

・イライラしている

・話かけても上の空

・元気がない

・自分のからに閉じこもろうとする

・口数が減った

職場でのサイン

・遅刻や欠勤が多い、又は増えた

・小さなミスが多い

・集中力がない

・仕事への意欲がない、又はなくなった

・ボーっとしている時間が目立つ

 

最近なんだか疲れがとれない、またはやる気が起きない…など、そんなこといくらでもありそうだと思われがちです。

 

けれどそこ数日でそんな気分がもとに戻るのなら気にすることはありませんが、こんな症状が日に日にひどくなるようでしたらやはり疑ってみることをお勧めします。

 

もし、自分や家族、身近な人がこのような症状がある場合は、焦ることなく心穏やかに専門機関へいくよう勧めることが大切です。

 

 

うつ病の種類…「大うつ病性障害」「双極性障害(躁うつ病)」

 

大うつ病性障害

症状としては感情の抑うつ状態食欲不振睡眠障害思考制止(思考停止)がみられます。

 

朝方に気分が重くなり憂鬱感が強い「早朝覚醒型」の不眠が訴えられることが多いです。

 

発病の状況には、例えば大切な人を失うなどの「喪失体験」などがあります。また「妄想」などもみられます。

双極性障害(躁うつ病)

症状は抑うつ症状だけが主な症状だけではなく、感情爽快で精神的興奮がみられるのが特徴です。

 

これを躁状態といいます。この躁状態と抑うつ状態の両方が見られることが特徴です。

 

こちらの場合は生物学的要因(遺伝など)が発病に強い影響を与えています。落ち込んでいるかと思えば、感情的に怒りを表現したりすることもあるので、対人関係に摩擦を生じる傾向が見られます。

 

うつ病で一番気をつけておくこととは

 

うつ病で一番気を付けておくこと、それは「自殺」の可能性です。

 

なぜなら自分ではもうどうもできなくなってしまい、自分を責めて追い詰めてしまうからです。そんなときは堂々と専門機関や信頼できる人に相談しましょう。

 

そして、うつ病になりやすい性格というのがあります。それはうつ病になる前の性格としてメランコリー親和型性格という性格のタイプの方にみられます。

 

メランコリー親和型性格とは●…几帳面で完璧主義者という自分に妥協を許さない性格です。そして人に対して過剰に気配りをする傾向が見られます。

 

この性格の人の特徴を見ると、自分に厳しく人に優しく思いやりのある素敵な人という印象です。

 

しかし、そうやって人に気を遣うあまり、自分の居場所を上手に見つけることやつくることができないのがこの性格の特徴です。自分自身を追い詰めてしまう傾向になりがちです。 

 

 

↓↓合わせてお読みください↓↓

いい人は疲れやすいのである、の心理学講座/

心理学基礎から学ぼう初級編④「ストレス」

 

 

🌼まとめ🌼

 

誰だっていやなことや悲しい出来事があると、気分が落ち込んだり沈んだりします。

 

しかしうつ病になってしまうとそれが一時的なことでなくなり、気持ちだけでなく体もとてもつらい症状を伴います。

 

うつ病を知らない、かかったことがない、という人が思っているより、本人は本当に言葉にできないくらいつらいものなのです。

 

気分が沈み、いままで当たり前のように楽しかったことや喜びがそうでなくなり、また何かに対する興味や意欲もなくなってしまい、仕事や生活自体に支障がでてきます。

 

けれどこれはささいなキッカケだったり、または誰にでも起こる得るショックな出来事や喪失体験からなることもあります。

 

そうなったとき一番はやはり本人やその周りの人、そしてお互いの理解です。世の中の人々が支えあう気持ちがなにより一番だと思います。

 

お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした

 

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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