心理学講座・交流分析「構えの欲求(基本的構え)」

交流分析

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交流分析「構えの欲求(基本的構え)」

子供のころの身に付けたベーシックな態度

交流パターン分析

 

こんにちはmarupoです

 

今回は「交流分析」より、構えの欲求(基本的構え)お届けします。シリーズの第三回目となります。では構えの欲求(基本的構え)とはどんなことなのでしょうか。

 

 

構えの欲求(基本的構え)とは

 

人は人生という時間を、どういうふうに構造化しながら過ごすのか、そのことに大きく影響してくるのが、幼児期に親とのふれ合い(ストローク)で学んだ「基本的な態度」です

 

心理学講座・交流分析「構造分析(自我状態の分析)」👈構造化の説明はこちら

心理学講座・交流分析「ストロークの法則」👈ふれあい(ストローク)の説明はこちら

 

この構えは3歳~7歳くらいにできあがると言われています。何も知らない子どものころ、初めて人とのふれあいを覚えるのは、自分を育ててくれた親や養育者です。それはその子どもにとって重要な大人との関係なのです。

 

その家でどんな風に振舞えば、自分は大切な親からストロークを得ることができるのかは子どもにとっては最大の関心ごとなのです。そして、その時に覚えた「生きる姿勢・構え」は「懐かしい家」でもあるのです。

 

 

子供のころの身に付けたベーシックな態度

 

 

「人生のポジション」☆

私OK・あなたNOT OK  ⇒⇒

自己肯定・他者否定

独善・排他 

ヒトラーポジション」

他者より自分が勝っていると思っている

私OK・あなたOK ⇒⇒

自他肯定

協調・共存 

「創造ポジション」

自分も他人と同じように大切な存在であると認識している

私NOT OK・あなたNOT OK ⇒⇒

自他否定

拒否・自閉 

「諦めのポジション」

他者に対して常に疎外感がある

私NOT OK・あなたOK ⇒⇒

自己否定 他者肯定

回避・孤独 

「劣等感ポジション」

他者より自分が劣っていると常に思っている

 

 

 

では人生のポジションを一度確認できたら、次は人と人との交流の在り方をみて見ましょう。交流には大きく3つのパターンに分けられ、それぞれ「人同士のキャッチボール」として例えています。

 

 

交流パターン分析

 

☆良いキャッチボール・悪いキャッチボール☆

 

【スムーズな交流】

 

(スムーズな交流)

【例】日常の挨拶など

期待通りの反応が返ってくるやり取りがスムーズな相補的交流です。矢印のベクトルは平行になっています。

【P】⇔【P】

【A】⇔【A】

【C】⇔【C】

 

【行き違いチグハグな交流】

交差的交流

(行き違いチグハグな交流)

【例】意見の対立

親子の断絶・片思いなど

自分が投げたボール(言葉・感情)の場所から、相手のボールが素直に返ってくると期待していると、予想外の場所から変化球が返ってくる。

 

それを無理やり続けていると人間関係は悪化してしまう。

【P→C】【C→P】

【P→C】【P→A】

など、その他

・一方的な非難や否定を行う交差

・相手の反応が予想外で落胆する食い違い

・お互いが求めているものが得られない認識のズレ

 

 

 

 

なんで簡単な仕事でミスばかりするのにゃー!

 

自分なりにやってるニャー

 

【本音は出さない部分に隠れている裏のある交流】

裏面的交流

(本音は出さない部分に隠れている)

裏のある交流

【例】お世辞・皮肉

異性に対する裏腹な態度

表向きは一般的に言うスムーズな大人の会話ですが、その裏側には直接言葉にできない本音のやり取りが隠されています

 

裏のやり取りは、声の調子や表情、目線、ジェスチャー、雰囲気など言葉以外の手段で表現されていることが多い。

 

本音=建前が食い違っている状態

 

 

あーら奥様素敵なヒョウ柄のお召し物ね~

『全然似合ってないけど(笑)』

『ホントは嘘だけど(笑)』

 

 

P】…「親と同じような私」」(parent)の影響を強く受け継いだ(模倣した)思考・感情・行動

 

【A】…「成人の私」(adult)唯一過去の影響を受けず「今ここ」で起こっている状況に適切に直接反応している思考・感情・行動

 

【C】…「子どもの頃のような私」「子ども」(child)自分が子供のころにしていたのと同じような反復としての思考・感情・行動

 

 

まとめ

 

自分が子供のころの身に付けた態度 は、その家でどんな風に振舞えば、自分は大切な親からかまってもらえたり、褒めてもらえたり、また愛情やストロークを得ることができるのか、その子どもにとっては最大の関心ごと、要は親に褒められるにせよ、怒られるにせよ、愛されるため、ふれあうことができるため、そして生きるために必死に身に付けたものなのです。

 

その時に覚えた「生きる姿勢・構え」は、その子が大人になっても身についています。

 

そしてその人の性格や生き方考え方として人間関係の中で交流していくのです。

 

それは、その人が感じる、嬉しかったりやつらかったり、悲しい出来事の感情や言動など、子どものころにその自分の親(養育者)に対して、自分がどう接すればストロークが得られたかで決まります。

 

そしてその感情になっている時、その自分の状態は「懐かしい家」に帰っている気持ちであるのです。

 

もしも人間関係でなぜか同じところでつまずいたり、怒ったり、悲しくなったりするような、ネガティブなパターンを繰り返しているなら、それは自分が懐かしい場所へと感情が引き戻されているのです。

 

なので、もしそれが苦しいことであるならば、一度自分の育った環境やルーツを辿ってみるのがいいかもしれません。

 

といことで、次回は「ゲーム分析」を解析します。

 

それは自分の感情の癖。癖は個性、自分の癖というお話しに迫りたいと思います。もし、自分が不愉快だと思う癖があったとしても、癖は気づかないうちに出てしまいます。気づかないというのは無意識だからです。

 

なのでそれに気づけるよう顕在化していくことが大切です。

心理学講座・交流分析「ゲーム分析」

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした

 

 

そう?これパリで買ったのよ~

『ホントは嘘だけど(笑)』

 

 

P】…「親と同じような私」」(parent)の影響を強く受け継いだ(模倣した)思考・感情・行動

 

【A】…「成人の私」(adult)唯一過去の影響を受けず「今ここ」で起こっている状況に適切に直接反応している思考・感情・行動

 

【C】…「子どもの頃のような私」「子ども」(child)自分が子供のころにしていたのと同じような反復としての思考・感情・行動

 

 

まとめ

 

自分が子供のころの身に付けた態度 は、その家でどんな風に振舞えば、自分は大切な親からかまってもらえたり、褒めてもらえたり、また愛情やストロークを得ることができるのか、その子どもにとっては最大の関心ごと、要は親に褒められるにせよ、怒られるにせよ、愛されるため、ふれあうことができるため、そして生きるために必死に身に付けたものなのです。

 

その時に覚えた「生きる姿勢・構え」は、その子が大人になっても身についています。

 

そしてその人の性格や生き方考え方として人間関係の中で交流していくのです。

 

それは、その人が感じる、嬉しかったりやつらかったり、悲しい出来事の感情や言動など、子どものころにその自分の親(養育者)に対して、自分がどう接すればストロークが得られたかで決まります。

 

そしてその感情になっている時、その自分の状態は「懐かしい家」に帰っている気持ちであるのです。

 

もしも人間関係でなぜか同じところでつまずいたり、怒ったり、悲しくなったりするような、ネガティブなパターンを繰り返しているなら、それは自分が懐かしい場所へと感情が引き戻されているのです。

 

なので、もしそれが苦しいことであるならば、一度自分の育った環境やルーツを辿ってみるのがいいかもしれません。

 

といことで、次回は「ゲーム分析」を解析します。

 

それは自分の感情の癖。癖は個性、自分の癖というお話しに迫りたいと思います。もし、自分が不愉快だと思う癖があったとしても、癖は気づかないうちに出てしまいます。気づかないというのは無意識だからです。

 

なのでそれに気づけるよう顕在化していくことが大切です。

心理学講座・交流分析「ゲーム分析」

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした

 

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