思考のバイアスをはずして柔軟に生きる2つの大切なこと

心理学講座

こんにちはmarupoです

 

柔軟な人とは、何か驚くような出来事や、受け入れがたいことが目の前で起こったとしても、肩の力を抜きながら「まあ、いいか」と受け流したり「こんなこともあるよね」など受け入れることができる人です。

 

逆に柔軟でない人とは、自身の思考にバイアスがかかっているため、目の前で起こった出来事に対して、どうしても受け入れることができないのです。

 

バイアスとは…物事を歪めて捉えたり、真実とは異なる形で思い込んだり偏った考え方をすること。偏見や先入観、傾向。心理学の用語で「認知バイアス」と呼ばれる。

「バイアス」もっと詳しく⇒バイアスとは何?Weblio辞書

 

人間は思い込みが強すぎると、心身ともに苦痛を感じやすくなり、普段の生活も生きづらくなっていきます。

 

またネガティブになりやすく、それが長く続くと免疫がおちやすくなり、病気や心身症などを引き起こす原因ともなります。

 

そのためには、柔軟な思考で生きることが健康的に過ごせる手段のひとつでもあり、また柔軟に考えることができると、幸せを感じやすく心も前向きになることができます。

 

ということで今回のテーマはこちらです。

 

柔軟な心をもつための大切なこと2つ

①思い込みを捨てる

②プラスの言葉で心に魔法をかける

 

では柔軟な心をつくるため、この2つを詳しくみていきましょう。



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柔軟な心をもつために大切なこと

①思い込みを捨てる

 

人は千差万別でそれぞれに個性があり、誰もがその中のたった一人にすぎません。

 

しかし思い込みが強いと、そのぶん考えの幅や視野も狭くなり、自分が良いと思うものや、自分と同じような人以外受け入れることが難しくなります。

 

思い込みの強い人に、特に共通していることは「~でなければならない」ということや「~であるべき」という考え方です。

 

たとえば

頑張れない人間はダメな人間だ・人間は頑張らなければならない

仕事をすぐやめるような奴は弱い奴・仕事は我慢してでも続けるべき

痩せてないとみっともない・見た目は美しくないといけない

お金がないと幸せになれない・お金がないと不幸だ

 

…などなど、たとえればきりがありませんが、早く言えばこのような「~でなければならない」という考え方が思い込みです。

 

そして思い込みがさらに強くなると、強迫観念に襲われ生きること自体がんじがらめになっていきます。



たとえば、「ばい菌は体にはダメ」だと考えると、マスクをつけて外出したり、帰ったらすぐに手を洗います。

 

それ自体はとても良いことですが、もしも手を洗えない状況や、マスクのない状況が続いたとき、そこで「それはそれで仕方ない」と思う人と「やばい、ばい菌が体に入ってしまう」など焦ってしまう人に分かれます。

 

このときに「それはそれで仕方ない」と思える人は、その状況を受け入れられる人なので、一旦落ち着いてその後に別の方法を考えたりします。

 

しかし「ばい菌が体に入ってしまったらどうしよう」と考える人は、その時点で「マスクがないと病気になる」「手を洗わないと菌が入る」などという思い込みをもっているからそう思うのです。

 

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恐怖感に襲われてしまう病的な心理「恐怖症」

 

しかし、そのような思いが強くなると「そのせいで病気になるかもしれない」と不安になったり「菌が恐い」という恐怖がつのり、それが強迫観念へとつながります。

 

するとその強迫観念は、人の言葉や行為となってあらわれ、いろんな悪影響を及ぼします。今回のコロナで起こったような、マスクや除菌などの買い占めなどもそうです。

 

 

また、病気に対する不安を抱えすぎてしまうと「これは体にいい、これは悪い」などということに気を回しすぎてしまい、そのような情報にも振り回されやすくなるため、穏やかに過ごすことができません。

 

そしてそのようになってしまう人の心には、必ず「健康でなければならない」「病気になってはいけない」という「~でなければならない」という思いが一番さいしょにあるからです。

 

なのでそれが強くひどくなると、その強迫観念から常に生活の中に不安や恐怖心に縛られるため、結果免疫力がおちたり心身症を抱えたりするのです。

 

いつも健康には十分以上に気を使ってるはずなのに、なぜか病気になりやすかったり風邪をひきやすい人は、このような流れを自分自身でつくってしまうからなのです。

 

もちろん健康でなければ仕事ができないし、幸せに生きるためには健康がなによりです。

 

しかし「~でなければならない」というのはただのその人が勝手に思い込んでることでしかなく、その人がもつ自分の理想など、本当はこの世にどこにも存在しないのです。

 

その理想を先入観にすると、自分だけがもつ偏った考え方を生みやすく、それが違うと偏見をもったりします。これがバイアスです。

 

なので、考えられないと思うことや驚愕な出来事があっても「こんなこともあるだろう」と考えたり、また場合によっては「仕方ない」と思うことが大切です。

 

これは開き直ることではなく、その状況を受け入れまた受け流す気持ちです。

 

このような思い込みを捨てることは、結果的に柔軟に生きることができ、健康へとつながります。なのでできるだけ気づくよう心がけ、外していくことが大切でしょう。



柔軟な心をもつために大切なこと

②プラスの言葉で心に魔法をかける

 

心と体は常に表裏一体です。なので体に異変が起こるときは、心からのメッセージであることが多いのです。

 

体を健康的に保つためには、その心がポジティブになるようにすることが大切です。

 

しかし人間である以上、落ち込むこともあれば不安や悲しみ、恐怖という感情は誰にでも起こりますし、そんなときは気持ちも後ろ向きになってしまいます。

 

また、落ち込んでしまうと「どうせダメなんだ…」と否定的になってしまったり、自分を責めてしまい、そんなときに追い打ちをかけるように出てしまうのがネガティブな言葉です。

 

心と言葉はリンクしています。人はネガティブな感情に陥っているとき、自然とネガティブな言葉を使ってしまいます。

 

すると心がそう受け止めてしまい、ますます落ち込んだり自分を責めやすくなるのです。

 

なので落ち込んでるときや、ネガティブな感情になっているときこそ、あえて否定的な言葉ではなく肯定的な言葉を使って感情を表現してみるのです。

 

たとえば仕事などで失敗して、誰かに怒られ落ち込んだとき「自分ってダメな人間だな…」など思わずポロっと出てしまいますが、その後すぐに「怒られたけど、でも自分は頑張ったからいいじゃん」など褒めたりするのです。

 

ついネガティブにグチってしまったら、そのままずっとグチるのではなく、自分自身に肯定的な言葉をかけてあげるのです。

 

するとなんとなく明るい気持ちになっていき、繰り返すことで前向きな気持ちになりやすくなります。

 

これは心に魔法や暗示をかけることと同じです。心がその魔法や暗示にかかれば、その人はその人間として生きていきます。

 

なので、どうせかけるならネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言葉をつかいましょう。

 

そうすることで明るく前向きな人生を歩んでいくことができるでしょう。



まとめ

 

自身の思考にバイアスがかかっていると、目の前で起こった出来事に対して、どうしても受け入れることができません。

 

そうすると柔軟に生きることが、難しくなってしまい、病気や心身症を引き起こす原因にもなってしまいます。

 

なので目のまえにある出来事が原因で、そこから自分にとって好ましくない感情が芽生えたとしても、それをさらりと受け流したり、受け入れることが大切です。

 

そしてネガティブな気持ちになったときほど、肯定的な言葉を使うことで、前向きになって明るい人生を送りやすくなります。

 

そうすると心が柔軟になり、自分や他人対しても寛容に受け止めたり、受け入れることができる人になれます。

 

自分に暗示をかけるなら「自分はダメだ」「自分が嫌い」ではなく「自分はよくやったえらいね」や「自分が好きだ」とかけましょう。

 

それが、苦しい気持ちや状況から解き放たれる魔法の言葉でもあります。

 

なので、幸せに生きていくには柔軟な気持ちで過ごし、そして「~でなければならない」という思い込みやバイアスをはずしていくことが、大切なことといえるでしょう。

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした



お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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