こんにちはmarupoです
多重人格障害とは、またの名を解離性同一性障害といい
自分の中にいくつもの人格が現れてしまう人格障害です。
特徴としては、ある人格が現れているときには、別の人格のときの記憶がないことが多く、そのため生活面での様々な支障が出てしまいます。
また、自分が自分であるという感覚が失われてしまうという状態があり
ある出来事の記憶がすっぽりと抜け落ちていたり、現実感がなかったり、いつの間にか自分の知らない場所にいたりするなども多々あります。
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このような症状は、幼少期や過去のつらい体験を自分から切り離そうとするために起こる、一種の『防衛反応』からくるものです。
そんな子どもの頃のつらい出来事は、トラウマとして大きな心の傷となり、その人の大切な人生を奪い苦しめてしまいます。
そして自分の心を守るために多重人格となってしまうのですが
その人はいったい子どもの頃に何が起こったのでしょうか。
ここからは真実の出来事をみていきましょう。
この世には悪魔が存在する
この世には、純真無垢で天使のような子どもの心を破壊する悪魔が存在します。
その悪魔たちは、自分たちの欲望を満たし、日頃のうっぷんを晴らすためだけに
天使(子どもたち)を餌食にし、体と心をズタズタに傷つけるのです。
悪魔とは虐待の加害者、人間の皮をかぶっている心ない大人です。
多重人格は、そんな児童期のトラウマ(心的外傷)がつくりだす精神障害と考えられています。
そして、そのほとんどの原因が児童虐待です。
事実、アメリカの精神科医フランク・W・パトナム氏が多重人格者の症例を調べたところ、そのほとんどが児童虐待の被害者であることがわかったのです。
多重人格性障害―その診断と治療 フランク・W・パトナム
このようなトラウマをつくってしまう児童虐待には
性的虐待・身体的虐待・情緒的虐待・精神的虐待・感情的虐待・そして育児を放棄するネグレクトがあります。
その中でも、多重人格という障害をもってしまう要因に、実の親や義理の親から受ける性的虐待がもっとも多いのです。
多重人格者は、そんな悪魔のような人間からの
サディスティックな性的虐待の犠牲者で
絶え間なく続く過酷な拷問を、加害者たちから常習的に行われているのです。
しかもこれは、純真無垢な子どもに対しての犯罪行為でありながら
そのような非道な行為を「お前を救うため」や「悪魔から守っている」など正当化して言い聞かせたりするのです。
また、加害者は秘密が漏れることを恐れているため
「誰かに言ったら殺す」「誰かに言えば地獄に落ちるぞ」など、さらなる恐怖心を子どもに与えて脅します。
ただでさえ、無垢な子どもに性的虐待をすることは、決して許されない罪にもかかわらず
それにくわえ、このような脅しや恐怖を子どもに与えるのは
その加害者の心が、もう悪魔と化したケダモノでしかないからなのでしょう。
多重人格障害(解離性)の症状とは
はかり知れない破壊的なショックから恐怖に陥った被害者は
これは自分に起こっていることではない、または思い出したくないという思いが、感情や記憶、身体反応を「自分」から切り離してしまいます。
このような心理的防御を『解離』といい、これが進んでいくと、心が統一性を保てなくなり、バラバラになってしまうのです。
すると、一人の人間からバラバラに心理活動する状態が生まれ、これが交代人格となって現れます。
また、表面に現われる交代人格だけではなく、いまだに意識に現れない隠れた人格も存在している場合もあります。
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また、多重人格(解離性)障害の患者たちは、別人格にくわえて多彩な症状をもっています。
そのもっとも共通する症状が『記憶喪失(健忘症)』です。
たとえば、患者の多くが子ども時代の記憶が欠落していたり、人格交代にともなって記憶を失うというものです。
この人格交代から起こる記憶喪失は、気づくと知らない場所にいるとか
いったい何をしていたのかなど、自分の行為を全く覚えていないということがあります。
これは、いつの間にか通帳のお金が引きだされ勝手に使われていたり、買った覚えのない洋服などが部屋にあったりなど、生活自体に支障をもたらしていきます。
次に多いのが身体症状です。
患者のほとんどが、頭痛・吐き気・発熱・過呼吸発作・下痢・腹部や胸部の痛み・ヒステリー性の痙攣・ひきつけなどの症状があります。
このような身体的症状は、心因性からくるものであり、身体的疾患からくる症状ではなく異常は報告されていません。(精神経誌の抄録より)
また別人格からの声(頭の中の声・幻聴)を体験することもあり、患者は「殺してやる」とか「自分を出せ」という声を聞いて、怯えたり不安を抱えたりします。
このように、多重人格(解離性)障害とは、人格交代・記憶喪失、心因性からくる頭痛や吐き気などの身体症状などが現れ、日々苦しい日常を強いられてしまうのです。
解離性の症状とは
日常生活の中で、以下のような出来事がどれくらいあてはまるか、一度チェックしてみましょう。
◎車を運転しているときや、バスに乗っている途中の出来事など、全部または一部を覚えていないときがある。
◎人の話を聞いているときに、内容の一部または全部を聞いていなかったときがある。
◎気が付くと別の場所にいたり、なぜそこまで行ったのか記憶がないときがある。
◎自分では着た覚えがない服を着ていた。
◎買った覚えがないのに、自分の持ち物の中に新しい品物がある。
◎見知らぬ人から別の名前で呼ばれたり、以前に会ったことがあると言われる。
◎自分の近くに立っていたり、自分が何かするのを離れて眺めたりして、まるで他人を見るように自分を外から見ていることがある。
◎身に覚えがないのに、他人を怒らせていたり、嘘をついたと責められることがある。
◎鏡の中の姿を自分だと思えないことがある。
◎周囲の人間、事物、出来事などが現実ではないように感じる。
◎自分の体が自分のものではないと感じることがある。
◎ある過去の出来事を鮮明に覚えていて、今も経験しているように感じることがある。
◎ある過去の出来事が、夢だったのか現実だったのか区別ができない。
◎よく知っている場所なのに、一度も来たことがないとか、見慣れない場所だと感じることがある。
◎テレビや映画を観る時、あまりにものめり込んで、周囲の出来事に気づかないことがある。
◎空想にのめり込んで、それが現実に起きていると感じる。
◎自分自身、苦痛を感じても無視できる。
◎一人の時に、自分に向かって話している。
◎自分が二人いるように感じる。
◎自分には記憶がないが、何かを実行した形跡がある。
◎自分には記憶がないが、明らかに自分が書いたメモ、絵や文章などを見つけることがある。
◎何かをするように命令したり批判する声が、頭の中から聞こえる。
◎霧がかかったように人やものがぼやけて見えたり、かすんだり、遠くにあるように見える。
お酒に酔っていたり、薬の影響下は除外したうえで
以上の項目に多くあてはまる場合は解離性の疑いがあります。
この場合は、専門医のもと適切に治療をしていきましょう。
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まとめ
多重人格障害、またの名で解離性同一性障害とは、自分の中にいくつもの人格が現れてしまう人格障害です。
このような症状は、幼少期や過去のつらい体験を自分から切り離そうとするために起こる、一種の『防衛反応』からきています。
これは、悪魔のような身勝手な大人によって
純真無垢で天使のような子どもの心を、破壊し深く傷つけられたことが原因です。
多重人格・解離性障害は、そんな児童期の虐待によるトラウマ(心的外傷)がつくりだす精神障害です。
そして、このすさまじい苦しみや恐怖は
自分に起こっていることではない、または思い出したくないという思いとなり
感情や記憶、身体反応を「自分」から切り離し、どうにかして生き延びようとする手段、防衛反応なのです。
ただ、ガラスや石、ブロック塀、ロープなど、一度破壊され壊れたりバラバラになってしまえば、もう元には戻りませんが
人間の心だけは、たとえ悪魔によってバラバラに壊されたとしても、いつか元に戻ることができます。
もちろん、それは簡単なことではありません。
それには時間もかかるし、勇気も必要ですし、涙もたくさん出ることと思います。
世の中には、そんな苦しみから救ってくれる専門医がいます。
そしてその人たちと一緒に、信じていく気持ちが大切です。
必ず人間だけは心をもとに戻せると信じながら、また苦しいときはいつでも素直に壊れてしまってもいいのです。
どうか恐れずに、いつかは心から穏やかな日々が送れるよう、素直に信じていく気持ちが大切なことといえるでしょう。
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