独り言が多い人や気づくと独り言を言っている人とは

ストレス

こんにちはmarupoです

 

ブツブツと独り言を言っている人がそばにいると、なにかと気になるものです。

 

仕事中などに「あれはこうだから、こうなってすればいいのか」「そうか、じゃあこうすればいいんだ」…など、独り言を言う人の多くの場合、自分の考えや作業の内容をすべて口に出していたりします。

 

こうした独り言は、自分では気が付かないうちに周囲に迷惑をかけているかもしれません。

 

 

独り言でも突発的に口に出るような「よいしょ」や「しまった」などは問題ないのですが、会話の相手もいないのに何か質問のような言葉を発されると、こちらも「ん?なに?」と、おもわず聞き返してしまいます。

 

けれど、そのような場合はだいたい「あ、ごめんこっちの話」という具合で、その人のただの独り言でしかありません。

 

またこのような独り言はたまにならまだいいのですが、これがクセになってる人がいると、うるさくて気になってしまいます。

 

独り言がクセになっている人の原因として、一人暮らしが長いなど淋しさや孤独感からくる場合であったり、また自分の中に不安やストレスを抱えている場合もあります。

 

ほとんどの場合、このストレスや孤独感を解消するために、独り言を言って発散させています。

 

またそれとは別に、心の病の兆候である独り言もあります。

 

最近独り言が増えた気がする、またはそのような指摘を受けることがある、といった方は、ここで一度セルフチェックをしてみましょう。



多すぎる独り言は病気の兆候かもしれません。

 

正常な独り言 病気の可能性がある独り言

 

*違いをチェック*

【正常な独り言】 【病気の可能性がある独り言
 

◦何かに熱中しているときに「よし」などと口に出してしまう

 

◦重いものをもち上げるときなどに「よいしょ」と言う

 

◦スポーツ観戦をしているときに「そこだ!」「いけー!」などという

 

◦ミスをしてしまったときなど「しまった」や「どうしよう」「またやってしまった」などという

 

◦仕事や家事の段取りなど、頭の中で考えていることが口に出てしまう

 

今日の晩ご飯はカレーに決まり!

 

以上は正常な範囲内です。

しかし、この場合でもあまりに独り言が多いときは、ストレスが慢性化している可能性もあります。

 

◦本人に自覚がない

ブツブツ…

 

誰かと話しているように話す

神様きてくれたんだね…

 

◦「死ね」「ぶっ殺す」「殺してやる」などのネガティブな内容を発している

殺してやる…死んでしまえ…

 

◦何もないのに笑っている

うふふ…

以上は病気の可能性がある独り言です。

 

周囲から見て、病気の可能性がある独り言を言う人とは、そばに誰もいないのに誰かと対話をしているように見えたり、おかしくもないのに一人で笑っていたりします。

 

それは統合失調症の代表的な症状で、ひとりで笑うのは「空笑」と呼ばれるものです。



統合失調症とは…幻覚や妄想が主な症状で、現実との接触がうまく運べなくなってしまう精神病のひとつです。

また、このような症状を抱えると、日常生活で適切な行動ができなくなり、周囲から誤解されることも多くなります。

 

空笑とは…誰とも話していないのに、ひとりで笑っている症状のことです。

この場合は思い出し笑いとは違い、幻聴を聴いて真剣に笑っていることが多く、精神分裂病の兆候である場合が高いといえます。

 

このような症状がある場合は、薬による治療を開始し、適切に継続すれば再発を抑えることができます。

 

早期発見や早期治療で、他の人と変わらない日常生活を送る人が多くいます。

 



独り言は心を落ち着かせるためのサイン

 

病気でない場合の独り言の多くは、その人のストレスや不安感からきています。

 

声を出すことによって、そのストレスを発散したり心を落ち着かせているのです。

 

また、そのようなストレスから独り言を言っている人は、自分では周りに迷惑をかけているということに気づいてないことも多いので、まずは自覚してもらうように周囲が促してあげることが大切です。

 

その場合、本人に無理にやめさせようとすると、ストレスのはけ口を失ってしまうこともありますので、その時は強引に注意したりせず、「最近どうしてる?」など声をかけ、悩みなど話を聞いてあげることが有効です。

 

そして、原因であるストレスや不安を誰かに話したりすることで、その人は安心感をもち、独り言の回数も徐々に軽減していきます。

 

まとめ

 

独り言がクセになっている人の原因として、一人暮らしが長いなど淋しさや孤独感からくる場合であったり、また自分の中に不安やストレスを抱えている場合があります。

 

そんな独り言が多い人は、気づかないうちに周囲に迷惑をかけてる場合があります。

 

しかし、独り言がでるとき、その人はひとりで不安や孤独と戦っているのです。

 

ましてや「独り言」は、自覚がない場合がほとんどですので、やはり誰かの助けが必要なのです。

 

なのでただ「うるさいなぁ…」と思いながらほおっておいたりせず、「大丈夫?」など、そっと声をかけてあげることが大切です。

 

寂しさや孤独感、不安など誰にでも起こる感情ですし、誰でも苦しく悩むことはあります。

 

独り言はそんな心のサインです

 

誰かがそんなサインをだしているなら、フォローしたり相手の気持ちを考えて気を配ることが、人間には必要です。お互いに助け合える優しい人間関係をつくることが大切でしょう。

 

 

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お読みくださりありがとうございました以上marupoでした



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この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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