相手につきまとい一方的に恋愛感情を抱くストーカー

ストーカー

こんにちはmarupoです

 

ストーカーとは、ある特定の異性に一方的に異常な恋愛感情を抱き、その相手も自分に対して好意があると信じて疑わず、どんなに拒否をしてもしつこくストーカー行為を繰り返します。

 

また、そのストーカー行為(またはストーキング)とは、その相手を尾行して、私生活や行動を監視したり待ち伏せをしたり、無言電話やメール、また悪質な場合だとわいせつ物や汚物などを送ったりなど、その人に執拗につきまとう行為のことをいいます。

 

 

このストーカーによる被害(事件または殺人など)は増加しており、あとをたちません。

 

このストーカー行為とは犯罪で2000年(平成12年)にストーカー規制法が施行され、同一人物に対するつきまといを繰り返す行為を行った場合、懲役1年または100万円以下の罰金が科せられます。

※また、禁止命令に違反してストーカー行為をした者には、2年以下の懲役または200万円以下の罰金です。

 

なぜ、この世にはこのようなストーカー行為を繰り返すストーカーがいるのでしょうか。

 

この、ストーカーと呼ばれる者たちの心理には、ある共通点があります。

 

それは「心理的に未熟なまま成長したため」で、他人と適切な関係を築けることができない、未熟な心性をもったまま大人になったからなのです。

 

では、その内容を詳しく見ていきましょう。



精神科医の福島章氏は、ストーカー行為を行う者の心理を以下の5つに分類しています。

 

*ストーカーの心理的タイプ*  

 

①精神病系    

②パラノイド系  

③ボーダーライン系

④ナルシスト系  

⑤サイコパス系  

 

【精神病系】

 

精神病から現実には自分と無関係のスター、歌手やアイドルなどの芸能人や有名人を対象とし恋愛妄想を抱き、自分を認知してほしくて接近したり執着します。

 

パラノイド系】

 

こちらも本人とは無関係の相手につきまとうタイプだが、妄想でストーキングを行うタイプ。

 

しかし、その妄想以外は正常で言動は論理的で、行動は細かく緻密であることが多い。現実の恋愛関係での挫折によるつきまとい行為もあります。

 

 

ボーダーライン系】・境界人格障害・

 

性格は外向的で社交的。人間関係は濃い。「孤独を避けるための気遣いじみた努力」が特徴です。

 

こちらは病気ではなく、人格の成熟が未熟という自己中心的、他人の立場になってものを考えることができず、相手を支配しようとするところに特徴があります。



ナルシスト系】・自己愛性人格障害・

 

自信や自負心が強く、拒絶した相手にストーカー行為をする。別れた相手に翻意を求めてつきまといます。

 

人間関係は深く、行動的な分類からは「挫折愛タイプ」に属するものが多い。この挫折愛タイプの場合、交際相手に別れを告げられても納得することができず、一方的に継続したり、またそんな相手に求愛をするだけでなく、時には攻撃性が加わったりするストーカーの典型的タイプです。

※翻意とは…一旦決心したことを変えること

 

 

サイコパス系】・反社会的人格障害・

 

自分の感情や欲望を相手の感情と無関係に一方的に押し付けるタイプ。自分の欲望や性欲を満たすための道具として相手を支配するものが多い。

 

「凶悪・冷血な犯罪者」という典型的な犯罪者というイメージが特徴です。

 

人間関係は強引で「相手に取り憑く」能力をもっているといい、いわばサイコパスにあたります。

 

ストーカーとは、相手の気持ちなど考えず関係ないため、自分の気持ちを一方的に押し付け、執拗につきまといます。

 

そして、自分の感情や欲望を満たすため、以下のようなストーカー行為を行います。

 

*ストーカー行為*

 

つきまとい・待ち伏せ・押しかけ

◦尾行して、ずっとつきまとう

◦通勤・通学途中など、行く先々で待ち伏せする

◦自宅や職場、学校などに押しかける

 

監視 ◦自宅を監視し帰宅直後に電話してくる

◦メールや手紙に、他人が知るはずもない内容などを書いて送ってくる。

 

面会や交際の要求 ◦拒否しているのに、交際や復縁を迫ってくる

◦しつこく会う約束を取ろうとする

◦プレゼントを受け取るよう強要する

 

乱暴な言動 ◦大声で「バカヤロー」「死ね」などの言葉を浴びせる

◦車のクラクションを鳴らし続けるなどの嫌がらせをする

 

無言電話など ◦携帯電話や会社、自宅の電話などに頻繁に電話をしてくる

◦無言電話をかけてくる

◦ファックスを多量に送信してくる

 

汚物などの送付 ◦動物の死骸や生ごみなどを送り付ける

◦精液のついたティッシュやごみなどをポストに入れる

名誉を傷つける ◦インターネットの掲示板などに、誹謗中傷や不名誉なことを書き込む

◦近所に悪口を書いたビラなどをまく

 

性的羞恥心の侵害 ◦電話でわいせつな言葉をいって嫌がらせをする

◦わいせつな写真などを送り付ける

◦インターネットに元交際相手や対象者のヌード写真などを載せる

 




このように、ストーカーがストーキング行為に向かってしまうのには、未熟な心性をもったまま大人になってしまったことから、その人間としての未熟さが妄想性認知を生んでしまうためです。

 

妄想性認知とは、「認知のゆがみ」ともいわれ、物事の捉え方が極端になっていることをいい、とくにうつ病の人に多くみられる症状です。

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

人間関係の問題を引き起こしてしまうパーソナリティ障害とは

心理学基礎から学ぼう初級編⑤「心の病・うつ病とは」

 

また、ストーカーになってしまういくつかのパターンがあります。

 

*ストーカーのパターン*

 

拒絶されたことでおこる【拒絶型】

 

ある程度の親密な関係があり、その関係を破棄されたときに起こります。

 

拒絶されたことから自尊心が傷つき被害者意識に苛まれ、自分を振った相手に対して復讐をするようになります。

 

ストーカーの独りよがりの場合が多く、危険性が高いパターンです。

 

親密な関係や恋愛関係を強要してくる【親密追求型】

 

相手と相思相愛になりたいと思っていますが、相手の気持ちは関係なく、ストーカーが勝手に「自分たちは愛し合っている」などという思い込みから、一方的な強要をしてくるなどのパターンです。

 

そして相手が気持ちに応えてくれないとわかると、逆切れをおこしたり被害妄想を抱くようになります。

 

恨んだり妬んだり相手を憎む【憎悪型】

 

このストーカーは、相手に恐怖心や混乱を与えたいという欲求があり、その目的を果たして自分の存在意義を見出すなど、相手を憎んでストーキング行為をするパターンです。

 

また、そのような憎悪型は自分のストレスや不満をぶつけるために、顔見知りでない相手にストーカー行為をすることも多いのが特徴です。

 

罪悪感がなく自分の欲望のために強行する【無資格型】

 

こちらは、人格障害や精神疾患などを無自覚にもっていることがあります。

 

そのため、自分の妄想や空想と現実の区別がつかず、その妄想を実現し満足を得たいという思いからつきまとうパターンです。

 

また、相手の立場になって考えることが苦手であるため、自分の欲求を当然とし、罪悪感もなくぶつけてくるような身勝手な行為を繰り返します。



まとめ

 

ストーカーは、何の根拠もないのに好意を持った相手が自分のことも好きであると信じて疑いません。

 

そして相手からの拒絶に対しては、かなり敏感であり過度に反応するのも特徴です。

 

また、現代型ストーカーと呼ばれるものでは、元恋人や元配偶者に対して、関係の修復を執拗に迫り、暴力や拉致監禁、果ては殺人などを起こすこともまれではなくなっています。

 

このように現代型ストーカーは、以前の相手に対する好意や愛情を一挙に逆転させて、憎悪と攻撃をむき出しにしていく傾向があります。

 

そんなストーカーの心理には「甘え」と「攻撃」が共通し、相手の気持ちは理解できないが、自分が好意を持った相手も自分に対して好意があると信じて疑わず、またその思いが届かないとき、暴力や殺人事件になってしまうほどの危険性を持ち合わせています。

 

そんなストーカーの被害にあったとき、相手と直接会うことをせず、証拠を保存しながら警察や専門機関にすぐ連絡しましょう。

 

また、いつでも電話の対応をしてくれる、警察の緊急ダイヤルなども必ず携帯に登録し、家や身の回りなどの防犯対策を怠らないようにしましょう。

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした



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