積極的になりたいのにどうしても自分のカラに閉じこもってしまうワケ

心理学講座

こんにちはmarupoです

 

世の中には「積極的」な人と「消極的」な人がいます。

 

やはり、積極的な人は人生においても前向きで、消極的な人はどちらかといえば後ろ向きな人生を歩みがちです。

 

また、アメリカの心理学者ウイリアム・ジェームスによると、何事にも前向きに捉えることができる人とは、自分のことが好きで自尊感情が高いということなのです。

 

自尊感情とは…自分を大切に思え好きだと感じる気持ちのこと。

 

また、自分には価値あるものだと感じる気持ちをもち、肯定的に捉えることができる。自己肯定感ともいう。

 

このように、自尊感情とは自分を肯定的に捉えている感情です。この感情を高くしっかりもっている人ほど、自尊感情が高い人といえます。

 

これは人がどう判断するかではなく、自分がどう思うかで決まります。



周りから「おとなしい」や「消極的な人」と見える人でも、自尊感情を高く持って生きている人はたくさんいます。

 

またそれとは違って、自尊感情が低い人とは自分に自信がなかったり、自分のことを好きになれなかったり、自分には価値がないと思い込んでしまい自分のカラに閉じこもってしまう人のことです。

 

これは自己評価にもあらわれています。自己評価とは自分自身に対する評価です。

 

この自己評価が高い人は、まず自分を信じる気持ちをもっています。そのため、失敗を恐れず、何事にも積極的に行動できるようになります。

 

では一旦ここでこの両極端なタイプをまとめてみましょう。

 

積極的な人とは

前向き

なぜなら自分は価値ある存在

自分が好きで大切である

という自分に対して肯定的な気持ちをもっているから

自尊感情が高い

よって自己評価も高くなる

自己評価が高いと

自分を信じることができる

自分を信じる気持ちがあると

何かに挑戦して失敗したとしても、またチャレンジできる力がわく

よって恐れることを考えず積極的な行動ができる

↻また一番上へ戻るというサイクル

では消極的な人のサイクルとは。



消極的な人とは

後ろ向き

自分が情けなく感じる

自分のことが好きになれない

など自分に対して否定的な感情をもっている

自尊感情が低い

よって自己評価も低い

自己評価が低いと

自分に自信がもてない

自分に自信がないと

何かに挑戦しても失敗したとき自分を責め傷ついてしまう

よって困難に立ち向かっていく勇気がもてず消極的になってしまう

そしてその恐れから行動できなくなる



このように自己評価が低く、どうしても自分のことが好きになれない人は、自分のやることに自信がもてないため、何事にも消極的になってしまいます。

 

またいつも「どうせ自分なんて…」という気持ちを根底にもっているため、なにかあっても自分に対して否定的に捉えてしまうのです。

 

肯定的な人は肯定的な考え方をし、また否定的な人には否定的に考えてしまうという、その人の「思い方の癖」があります。

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

思考が変われば、感情や行動も変化する

 

また、自己評価の低い人の特徴として、他人からも自分に対する悪い評価を受けたがります。

 

なぜか褒め言葉よりも、悪く言われる方が安心感をもったりするのです。

 

これは認知的斉合性理論といい、自分の認識と周囲を一致させようとするものです。

 

これは誰にでもあることで、自己評価の高い人は心理的にも高い評価好むため、それを得るよう行動します。

 

また自己評価の低い人は、心理的にも低い評価を好んでいるため、せっかく褒められても「私なんてダメです」「無理です」など否定的な言葉で返したり、ネガティブ発言も多いのです。

 

なぜなら人からも自分を低く悪く言われることの方が、ネガティブなままの自分でいられるということを心のどこかで思い込んでいるため、なぜか安心するということなのです。

 



このままではいつまでたっても「自分嫌い」から離れることはできません。

 

そして、自分のことを好きになるためには、自分が嫌いという感情から抜け出すしか方法はありません。

 

それには先ほどの「消極的なサイクル」を少しかえてみて、それを訓練していくことが大切です。

 

*消極的サイクル改善方法*

 

これまでの消極的な人のパターン

後ろ向き

自分が情けなく感じる

自分のことが好きになれない

など自分に対して否定的な感情をもっている

自尊感情が低い

よって自己評価も低い

自己評価が低いと

自分に自信がもてない

自分に自信がないと

何かに挑戦しても失敗したとき自分を責め傷ついてしまう

よって困難に立ち向かっていく勇気がもてず消極的になってしまう

そしてその恐れから行動できなくなる

 

では改善していきましょう

 

消極的サイクル改善方法

自分は後ろ向きな人生だと思う

けれどそんな自分でもいいじゃないか

情けない自分でもいいじゃない

一度自分に対する否定的な部分を受け入れてみる

そんな自分でもなにかできることはないか考えてみる

何でもいいので自分にできることはないか何かやってみようと思ってみる

この時点までくることができれば低かった自己評価が少し上がってきています

簡単なことや好きなことでいいので、一度頑張ってやってみる

それが成功したら自分を褒めまくる

 

また、もしそれが失敗におわってもできなかった自分を責めず

それをやったという気持ちをほめる

成功したときはまた同じようなことにチャレンジしてみる

失敗した場合はその原因を冷静に考え対策を整える

失敗してもクヨクヨ考えずに頭を切り替えながらまた次の目標を試してみる

ここまでできれば自己評価はかなり上がっています



自己評価を高めるには、物事をプラスに受け止め失敗を自分のせいにしたり、自分を責めないことが大切です。

 

自分はダメな人間だとマイナスに思っていても、そこを「そんな自分でもなにかあるかも…」と少しプラスに考えることで、据え広がっていくものです。

 

なので最初に思う思考がマイナスである場合、そこに気づいて、それを受け入れることからはじまります。

 

まとめ

 

消極的な人は、前向きで積極的な人とは違い、どちらかといえば後ろ向きな人生を歩みがちです。

 

何事にも前向きに捉えることができる人とは、自分のことが好きで自尊感情が高いことに対し、自己評価が低い人は自分に自信がもてません

 

そのため、自分のことを好きになれなかったり、自分には価値がないと思い込み、自分のカラに閉じこもって後ろ向きな人生になってしまいます。

 

周りから「おとなしい」や「消極的な人」と見える人でも、自尊感情を高く持って生きている人はたくさんいるため、これは人がどう判断するかではなく、自分がどう思うかで決まります。

 

その根底には「自分が嫌い」という気持ちがあり、そこを改善することが大切です。

 

自分のことを好きになるためには、自分に自信をもつこと、そして自分を信じて好きになることです。

 

ということは、何より完璧な自分じゃなくても「こんな自分でいいじゃないか」と思えるぐらいがちょうどいいのかもしれませんね。

 

お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした



お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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