自分では見えない心の奥を探ってみる

心理学講座

こんにちはmarupoです

 

人は自分のことは自分が一番よく知っていると思いつつも、「これって本当は違うのかも…」と、どこかで疑ったり、また期待を抱いたりしているのです。

 

実際に、人は自分自身の心の奥の深い部分は見えてないことが多いのです。

 

人間の心を氷山にたとえると、氷が海面に出ているのはほんの一部分です。

 

けれどその海面下には、見えている部分の何倍もの大きな氷の領域が沈んでいるように、人の心も「自分でわかっている」ということはほんのわずかで、あとは自分でもわからない「無意識」の世界なのです。

 

そんな「自分の見えない部分」は、まず内向的外向的かを知ることからはじまります。

 

そこをまた心の機能「思考・直感・感情・感覚」にあてはめることで、自分の良い部分と悪い部分が見えてきます。

 

それを知ることで、自分自身をもっと好きになったり、よくないところを見直したりすることができます。

 

そして、それによって自分の行動もかえることができたりなど、自分の心をコントロールすることができるのです。

 

では、自分を客観的に詳しく見ていきましょう。

 



 

「外向型」と「内向型」

 

まずは、人の性格を外向型内向型の大きく二つに分類して見てみましょう。

 

【外向型】 【内向型】
・プラス面・

何事にも積極的

周囲の意見もよく聞く

・プラス面・

自分一人で決断する

いったん決めると少々のことでは諦めずやり抜く

・マイナス面・

周囲の言動に左右されやすい

トラブルや悩みに弱い

なかなか立ち直れない

・マイナス面・

自分をアピールするのが苦手

人見知り

周囲の人とうちとけられない

リビドーが自分の外側に向かっている人は「外向的」

リビドーが自分の内側に向かっている人は「内向的」

 

リビドーとは…人間の性衝動・性本能を生み出すエネルギー・また心的エネルギーを表しています。類語では「本能・欲望・活力・精力・愛情」…など、このような言葉で表されます。

 

このリビドーは実は小児期から存在し、その人がもともと生まれた時からもっているとされます。

 

まず、性本能(性衝動)のエネルギーですが、これは、人間を含む生物の生命の根本には、自らの生命を保持しようとする本能があります。

 

そしてその自分たちの種族の生命の持続、つまり子孫を残すための本能として性的な本能が備わっているのです。

 

これを種族保存の本能といい、人間にはこの性本能を満たすということが、心の奥底に存在しています。

 

そして、その性本能を発現させるエネルギーは、その人の快感的追及いわゆる性質です。これは小児期から徐々に発達していくことで、次第に性的エネルギーの解放が進み、性愛への対象へ注がれていきます。

 

そして、人間はその性的な性質をもつ本能を根源に活動しています。

 

人の悩みや苦しみ喜び悲しみ、また願望や欲求、愛情などといった心の在り方ということの原点には、そこに性的な性質をもった力が存在しており、実はその部分と深く繋がっているのです。

 

そしてその人のもつエネルギーの向かう行き先が、自分の内側の場合、自己愛的自我リビドーとなり、自分以外の外側外的な存在、他者に向かう場合対象リビドーというかたちで区分されています。

 

なのでこの本能のあり方が、その人の行動を強く支配しています。



ではこの二つのタイプと、さらに4つの心の機能「思考」「感覚」「感情」「直感」を組み合わせて、性格を分類してみましょう。

 

性格類型(思考・直感・感覚・感情)

 

論理性を重視する思考型

アイデアに富む直感型 

やや刹那的な感覚型  

協調性がある感情型  

 

【外向型】 【内向型】
・外向的思考型・

何事もそつなく確実にこなしていく

エリートタイプ

人間味にかける面もある

近視眼的

・内向的思考型・

物事を本質までさかのぼって考える

アピールや説得が下手

周囲に理解されにくい

時には暴走することもある

・外向的直感型・

物事の可能性を信じ実現に全力をあげる

強い意欲「達成・征服・挑戦欲」がある

飽きっぽい性格でもある

・内向的直感型・

詩人のような直感先行タイプ

周囲になかなか理解されない

奇人変人とみなされることが多い

・外向的感覚型・

人生、生活を満喫するタイプ

ただし、ひとりよがりではなく、周囲の人間を巻き込んで楽しむタイプ

・内向的感覚型・

独特の感性を大事にする感覚人間

突拍子もない言動をして周囲を驚かせる

なかなか理解されにくいタイプ

・外向的感情型・

周囲や社会と積極的に関わるタイプ

周囲との調和も重視する人

反面、状況や雰囲気に流されやすい

 

・内向的感情型・

感情の起伏が激しいタイプ

穏やかで物静かだが頑固

自分の感情に行動が支配されている

人と関わりにくいタイプ。



では、心理テストからも自分を探ってみましょう。

 

好きな図形はどれ?

 

この①~⑤の中から「これだ」と思うものを、一つ選んでください。

 

①Z型 
②正方形
③三角形
④丸型 
⑤長方形

 

どの図形をえらびましたか?

これは、選んだ図形であなたの性格がわかる心理テストです。

本当の自分はどんな傾向で何を求めているのか、では解説しましょう。

※ココロがわかる心理テストより引用



①【Z型を選んだ人

想像力、直観力に優れている。

普通の人とは少し違う考え方の持ち主。

自由な心を大切にし、規則に縛られることを嫌う。

周囲から理解されないこともあるかも。            

【正方形を選んだ人】

目標に向かってコツコツ取り組む努力家。

さまざまな分野で実力を発揮できる。

万能型。

周囲から重宝され、人をまとめる仕事にも向いている。

【三角形を選んだ人】

強いリーダーシップをもったエネルギッシュなタイプ。

社交的で多くの友人に恵まれる人。

行動が先に立って失敗することもある。

しかし、信じた道を突き進む強さをもっている。

【丸型を選んだ人】

周囲との和を大切にする人。

協調性に富んだタイプ。

社会のルールを守る。

人の心をよく汲み取ることができるため、周囲から信頼される。

人の間に立って調整する仕事に向いている。

【長方形を選んだ人】

向上心、独立心が強く、常に前を目指して努力するタイプ。

自分を過小評価しがちだが、自信がないわけではない。

努力を重ねて自分の活躍できる場所を見つけ、実力を発揮できる。



まとめ

 

見えない部分の自分を知ることで、自分自身をもっと好きになったり、よくないところを見直したりすることは、楽しく人生を生きるうえで大切なことです。

 

それを知ることによって、自分の行動もかえることができたりなど、自分の心をコントロールすることができるのです。

 

本当の自分はどんな傾向で何を求めているのか、客観的に見ることを心掛けたり分析することは、新しい自分を発見できたり、豊かな人間関係をつくったりすることに大いに役立ちます。

 

落ち込んだり悩んだりしたときは、自分の心の底をたどって見つめてみること。

 

それは新しい自分が見つかり、将来の可能性を見つけることでもあるのでしょう。

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした



お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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