自分軸からくる諦めない心と他人軸からくる無理にやり通そうという心

生き方

こんにちはmarupoです

 

仕事や趣味などで、自分が「これだ」と思ったことを見つけたら、それにこだわり続けていくことは大事です。

 

しかしそれを続けていくうち、どうも自分に合ってないような気がしてきたり、おもしろくなかったりするときは、そこで一度自分の心と対話することが必要かもしれません。

 

そして、その今やってることに対してに「疑問」や「違和感」がでてきたら、やはり一旦時間を置いて様子を見ることもいいかもしれません。

 

できればそのとき、誰かに相談することはせず、まず自分の気持ちを自分で確かめることが大切です。

 

なぜなら、誰かの意見で決めることを選択しても意味がないからです。

 

また、「自分に合ってない」「おもしろくない」という気持ちが生じても、それでも「ここまでがんばってるから途中でやめるのはもったいない」と続けることを選択した場合、その気持ちの根拠はいったい何なのかで違ってきます。

 

なぜなら、その根拠次第では、自分が何か壁にぶつかったときなど、どんなに苦しくてもそれでも「諦めない」という気持ちと、ここは「無理にやり通そう」という気持ちにわかれるからです。

 

どちらもよく似ているような感覚の言葉ですが、「諦めない気持ち」と「無理に押し通す気持ち」は、まったく違います。

 

では、その違いとは何なのでしょうか。


その根拠は自分の本心とあっているか

 

まず、何かを始める時。その根拠は何なのかを考えることが大切です。

 

そしてその根拠と自分の本当の気持ちが一致していなければ、やがてそこには「ズレ」が生じてきます。

 

その根拠には、それが自分のやりたいことなのか「好き」なことなのか、ということが前提になければいけないのです。

 

たとえば仕事などを選んだ理由が「これでなら稼げそう」や「就活でたまたま受かったから」または「なんとなく」だった場合、もしそこでの人間関係がうまくいかなくなったり、何か壁にぶつかることがあったらどうなるでしょうか。

 

そんなときはやはり「こんなはずじゃなかった…」という気持ちになり、落ち込んだり悩んでしまうとおもいます。

 

それでも「今さらやめることもできない」と、自分の心に反して、そこを無理に押し通してがんばり続けていれば、やがて心と体にずれが生じて具合が悪くなったりします。

 

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仕事は我慢とストレスの場。嫌ならとっととやめちまおう

 

けれど周囲はそのようにまでして頑張る人を見ると、「頑張り屋な人」や「メンタルが強い」などと言い、逆にそこで休んだり仕事をやめていくようであれば「あいつは弱い人間」など勝手なことをいうものです。

 

誰でも「弱い奴」など言われるのはイヤですが、そこでそう思われることが嫌だからと自分の気持ちを無視してやり続けることは、所詮それを「無理に押し通す」ことでしかありません。

 

また、そのような人に多いのが「他人に軸をもっている」からなのです。



「他人軸」で生きている人は無理に頑張り通そうとする

 

他人軸で生きている人とは、自分の信念で生きるのではなく、他人を優先して生きるような人のことをいいます。

 

そのように他人軸で生きている人ほど、たとえつらいと思った出来事や物事があっても、自分の本当の心を見ないようにし、それを無理に頑張り通そうという気持ちになります。

 

そんな人は集団の中で生きていると、自分の気持ちはさておいて周りの意見で判断したり、迷惑をかけないように人に流されるような生き方をしたり、また家族や周囲に「心配をかけたくない」という気持ちが強いのです。

 

一見、とてもいい人に見えますが、そんな人ほど「他人軸」な生き方です。

 

そのように「他人軸」で生きていると、本人にとってはそれが都合がよかったりそのほうが安心するのかもしれません。しかし本当の自分の存在や価値はなくなります。

 

そして自分が本当に生きたい人生ではなくなってしまいます

 

そうなってしまうと、自分の心の奥に存在する本当の自分がどんどん薄れていき、次第にそれは悲しみや苦しみ、または痛みとなって表面に現れだすのです。



自分の「好き」から選べることは自分自身に愛情があるからできること

 

自分が何かをはじめた理由が「好き」からではない場合、結局その根拠はなにかしらの自分の「欲」からきています。

 

そしてもともとの根拠が「欲」からではなく「好き」から選べる人ほど、人に流されない自分自身に対する「愛情」をもっています。

 

また自分に対する愛情をしっかりもっているいる人ほど、その人は物事を「無理に押し通さず」「諦めない気持ち」でやり抜くことができるのです。

 

たとえば、世の中にはいろんな成功者やスポーツや芸能などの有名人、お金持ちなどという人たちがいます。

 

そういう人たちの成功までの道のりは、その辺の人たちが考える範囲を大きく超えたものだと思います。

 

また、そんな人たちほど、周りに流されず自分の信念を貫けたことで成功できたはずです。

 

何度も壁にぶつかりながら、時には人に裏切られ傷つけられてもそこまでたどり着くことができたのは、やはり諦めない心があったからではないでしょうか。

 

そしてその根底には、なによりそれが「好き」だから続けられたのです。

 

なので途中でつらくなっても、その苦しい気持ちより「好きなことを諦めない気持ち」が強いのです。

 

なによりそれを続ける根拠が、その人の「欲」からきていれば、つらく苦しい時期など「なんでこんなに頑張ってるのに」と自分を責めてしまうでしょう。

 

しかし、それがその人の「好き」からきているのなら、たとえどんなにつらい出来事や苦しい気持ちをもっても、それが「好き」だからその気持ちに支えられるのです。

 

なので自分の「好き」は、何かつらいことや苦しみに出会っても、それを乗り越えられる強い気持ちになり、結果諦めずにやり通せる力をもたせてくれます。

 

それは「自分まずがどうありたいかという」自分の気持ちを基準にして物事を考え、自分を中心とした生き方であり、なにより自分を信じています。

 

そんな「自分軸」の生き方は、自分自身に対する愛情があるからできることなのしょう。



まとめ

 

人が人生の中で何か壁にぶつかったときなど、それが原因で苦しかったりつらく悩んでしまうことがあります。

 

そのときに、その根拠がそれが自分の「好き」なことであれば、つらく悩んでも「諦めない」という気持ちで続けることができます。

 

また、つらくてもここは「無理にやり通そう」という気持ちで続けるのであれば、やがて限界がきてしまいます。

 

人間にはもともと死ぬ時が人生の終わりなだけで、限界はないのです。

 

ただ、その限界を作っているのは、誰でもなく自分自身です。

 

なので「無理に物事を押し通そう」という考えをもって生きるより、諦めない強い信念を作って生きる方が、人生では断然自分の存在価値をもって生きることができます。

 

そしてその根拠は自分の「好き」であること、それは誰かのためじゃなく自分のためであり、またそれが自身に対する愛情でもあります。

 

なので、たとえどんなにつらいことや悩みにぶつかっても自分信じる生き方を選択すれば、人生を豊かにイキイキと過ごすことができ、一番幸せな生き方と言えるでしょう。

 

お読みくださりありがとうございました。以上marupoでした



 

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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