自己肯定感が低いのはなぜ?高くする方法とは

心理学講座
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こんにちはmarupoです

 

自分は自己肯定感が低い…

そんな悩みを抱えていると、どうしても自信がもてなくなりますよね。

 

もし、自ら『自己肯定感が低い』と感じているなら、その理由を探って、高めていく必要があります。

 

なぜなら、そこに生きづらさを抱えるため、そのせいで人生の半分以上を、つまらないものにさせてしまうからです。

 

また逆に、自己肯定感が高い人は、自分に自信をもって生きることができるため、なにごとにも好奇心をもち、冒険したり恐れずにチャレンジすることができます。

 

そして、人の顔色を伺うこともせず、自分の意見をしっかりと相手に伝え、信念をまげずにブレずに生きることができます。

 

これは、自分のたった一度の大切な人生を、豊かに幸せに明るく生きていくためには、とても大切なことなのです。

 

しかしこのように、自己肯定感の高い人がいる中で、それが低いと感じている人は、なぜ自分がそうなのか不思議に思ったことはないでしょうか。

 

また、自らそこを望んでもないのに、なぜわざわざ苦しまないといけないのでしょうか。

 



 

実は、このような思考や性格は、もともとの生まれつきのものではなく、その本人のせいでもないのです。

 

要するに、そうなってしまったのは、あなたが弱いとか悪いからではなく、ほかに原因があるのです。

 

では、そんな『自己肯定感を低くさせた』原因とは、一体なんでしょうか。

 

それは、その人を育てた親(養育者)と育った環境に、おおきな原因があったのです。

 

【自己肯定感が低くなってしまう原因とは】

 

人は、自己肯定感が低くなってしまうと、何かあるたび自分を責めたり否定したりします。

 

また中には、自分は親から傷つけられていないけど、自己肯定感が低いという人もいます。

 

けれど、ハッキリ言ってそれは間違いです。

 

なぜなら、もし親に傷つけられていなければ、まず自己肯定感は低くはならないからです。

 

たとえ、親から怒鳴られたり、殴られたりなど、あきらかにわかるような傷つけられ方ではなくても、心に傷を負ってしまうことは多々あるのです。

 

それは、間接的にだったり、親の生き方や態度だったりなど、いろんな形で子どもだった自分が傷ついてしまうことが、実は気づかないうちにたくさんあるのです。

 

そして、そんな人が大人になった今も、親から傷つけられたことに気づかないまま、その思いを心の奥に閉じ込めて見ないようにしていることがあります。

 

このようなことを心理学では『防衛機制』といい、その人の恐い思いや、悲しい出来事など、無意識の世界に閉じ込めるような、要は心を安全装置のようなもので守っているのです。

 

⇩⇩合わせてお読みください⇩⇩

防衛機制という人の心の安全装置

 

フロイトの精神分析 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)

 

しかし、そんな心の安全装置は完璧ではありません。

なので、何かをきっかけに、安全装置が外れてしまうこともあるのです。

 

そうなると人は、自分では原因はわからなくても、とつぜん漠然とした不安や恐れに襲われてしまうことがあります。

 

また、もしくは親に傷つけられた事実を「認めたくない」ということがあります。

 

さらにひどくなると、自身はとても傷ついてきたけれど

そんな親に対して「悪い親とは思ってはいけない」という思い込みを抱えている場合があります。

 

このような思い込みや考え方も、自己肯定感を低くしてしまう原因です。

 

なので、自己肯定感が低くて悩んでしまう、という人は

まず自分がどのように育てられたか、親はどんな人(態度や生き方など)だったのか、あらためて振り返る必要があります。

 

 

【自己肯定感が低い人の特徴とは】

 

自己肯定感が低いとは、何か起こるたびに「自分が悪い」「自分はダメだ…」など、すぐに自らを責めたり、自己否定が強いのが特徴です。

 

また「どうせ自分はツイてないから」「自分なんて無理に決まってる…」など、マイナスな言葉を発しやすかったり

まだ起こってもいないことを、ネガティブに捉えたり、勝手に落ち込んだりします。

 

このように、己に対して常に自信がもてないため、自分の意見をハッキリと他人に言えなかったり、本当はイヤなことでも「ノー」ということができません。

 

また、親に否定的にされて育った人は、他人と自分をすぐに比較して落ち込んだり、また他人を批判したりします。

 

これは、愛する親からの、自分に対する否定的な態度が原因で、劣等感を強く抱えてしまったせいです。

 

しかしこれは、まだ自分が幼く抵抗できなかったため、どんなに傷ついてもそれを受け止めるしかなかったのです。

 

なので今一度、そんなつらかった過去の事実を認め

こんどは大人になった自分が今、自らを助ける番なのです。

 

そして、しっかりと目を向けるところに目を向けて

逃げずに、自己肯定感を高めるよう改善していくことが大切です。

 

では、ここからはそんな自己肯定感を高める方法をみていきましょう。

 

 

【自己肯定感を高めるには】

 

自己肯定感を高めるには、まず自分の思い方の癖に気を付けるよう心掛けることが大切です。

 

これはどんなことかというと

たとえばある出来事に対して、ネガティブな思いに陥ったとき

また、不安や怒りなどの負の感情が、どんなときに自分の心に湧くのか、冷静に頭で判断してみましょう。

 

そして、できればそのときの感情などを、細かくメモやノートに書くことをおすすめします。

たとえば

『(9:30)職場でAさんに「お前仕事遅いな」と言われた。本当に自分でもそう思う。なんでいつもこうなんだろう…朝から悲しい』

『(14:20)Bさんに「ちゃんと仕事しろバーカ」と言われ頭にきた。怒りがこみあげてきたけど、何も言い返せなかった。本当に自分はダメだ。悔しい』

 

などなど、このような感じで書いてみましょう。

 

誰もが、ちょっとしたいろんなことで、ネガティブになることはよくあります。

けれど普段は、そんな感情をスルーしがちです。

 

また、自己肯定感が低い人は、自分を必要以上に責めたり、自己否定をするがあたりまえになっています。

 

このように、今まで野放しにしていたネガティブな感情を、自分の目で確認してみることは、改善するためにはとても重要です。

そして、これは自己分析をしながら、自分の思い癖に気づける方法です。

 

なので、その時の状況や感情を書いてみて『この部分は自分で自己否定しているな』と感じるところがあれば、そこを否定するのではなく、逆に無理やりでいいので、前向きな言葉に変えたり、褒めてみることが大切です。

 

たとえば、

『(9:30)職場でAさんに「お前仕事遅いな」と言われた。本当に自分でもそう思う。なんでいつもこうなんだろう…朝から悲しい

この部分を⇩⇩

『(9:30)職場でAさんに「お前仕事遅いな」と言われた。けれど自分なら大丈夫。なので今度は遅いと言われないようにやれる。

このように、ちょっと視点を変えて、前向きな言葉にしてみましょう。

 

次のふたつめのパターンではこうです。

『(14:20)Bさんに「ちゃんと仕事しろバーカ」と言われ頭にきた。怒りがこみあげてきたけど、何も言い返せなかった。本当に自分はダメだ。悔しい

この部分を⇩⇩

『(14:20)Bさんに「ちゃんと仕事しろバーカ」と言われ頭にきた。けれど、今度バカなんて言われたら言い返してやる。そして、そんなこと誰にもいわせないようにしてみせる

 

このように、自ら自分の味方になって言葉をかけていると、不思議ですがいつのまにか本当に強い気持ちが生まれてきます。

 

 

【まとめ】

 

今まで自己肯定感が低い自分に対して、自ら急に肯定的に接してしまうと、けっこう違和感があるかもしれません。

 

けれどそれは、これまでどーーーっぷりと毎日を『ネガティブな感情』で埋め尽くした生き方しかしていなかったためです。

 

要は、ネガティブな感情に陥ることが、自然と慣れてしまっているため、そう思う方が心がラクに感じるのです。

 

しかし、ネガティブな思いを、ずっと続けてしまえば

それは心の負担へとつながり、いつしか心の病や病気の原因にもなってしまいます。

 

しかも、そんな思考になってしまった原因をつくったのは、本来の自分の意志ではなく、親の勝手な態度や言動です。

 

それに、長年洗脳されているため、自己肯定感が低くなっているのです。

 

なので、そんな思い方や捉え方を矯正するように、大人になった自分が今、自身を褒めたり前向きな言葉をなげかけて変えていくのです。

 

そしてこれは、今自分に自信がなくても全然いいのです。

何度も言うように、最初のうちはそれが違和感でも、やがてはいつかなくなっていくように、とにかく騙されたと思ってもなんでもいいので、あきらめずに毎日つづけてみましょう。

 

きっと、とことん続けてみることで、その違和感を感じなくなるころには、これまでのマイナスな思い癖が外れ、プラスの前向きな思考の癖ができています。

なので、とにかく自分を褒めて褒めてほめまくることです。

 

そうすれば、必ず自分の自己肯定感は高まっていくでしょう。

 

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この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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