誰かに気分を害された時 そこに「反応」せず「対応」するその方法とは

心理学講座
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こんにちはmarupoです

 

他人に失礼なことをされたり、自分に対するイヤミではないかと思うことを言われると、やはり誰だって気分を害してしまいます。

 

たとえば、自分の奥さん(旦那さん)や会社の上司、同僚、顧客または友人などから心無い言葉を投げかけられると、本当に嫌な気分になってしまうものです。

 

また、出勤前や朝イチの会議など、とにかく朝一番でネチネチとそんなことを言われると、腹が立ったり自尊心が傷ついたりして、その日一日台無しになることさえあります

 

しかし、なぜ言われたことに対して自分がそうなってしまうかというと、それは心理的に自分に対する「個人攻撃」とみなしているからです。

 

そしてそう思ってしまうのは、相手が「人間」だから余計にそうなってしまうのです。

 

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確かに人間である以上、そこには感情が伴います。

 

もし、相手がたんなる機械やロボットだとしたら、同じ言葉を投げかけられても、あまり傷つくことはありません。

 

なぜなら、機械などには「心」がないと誰だって知っているからです。

 

ただ、これは相手を「機械」だと思えと言うことではありませんが、

実は、人間とは自分が思うほど相手のことなど考えてはいない生き物なのです。

 

案外適当だったり深く考えずに、その時の気分で言葉を投げかける時があるものです。

 

残念なことに、それが身近であればあるほどそうなりやすいのです。

 

しかし、そんなことをちょこちょこ言われる度に、自分が嫌な気分で過ごすのはもったいない話です。

 

だからといって、反撃すれば「ケンカ」に発展してしまい余計なエネルギーを使いますし、

たとえそこまでして相手が簡単に変わればいいですが、ハッキリ言ってそれも難しいことです。

 

ではこんなふうに気分を害してしまうようなイヤミを言われてしまったら、自分はどうすることがいいのでしょうか。

 

 

それは「視点」を変える習慣を身につけることです。

 

これはどういう事かというと、自分に対する相手からの嫌な態度や言葉に、こちら側が「反応しない」ことです。

 

そして、冷静に「対応する」という技術を身につけ習慣化していくのです。

 

この習慣を身につけると、何より相手からコントロールされることなく、自分もそんな言葉に振り回されずに、一日を過ごすことができます。

 

また、それを繰り返していくと、何故か相手も変わってくるという絶大な効果が表れてきます。

 

では、それはどんなことか、今回はその方法を詳しくみていきましょう。

 

 

感情には「反応」するのではなく「対応」する

もし、相手から何か嫌なことを言われて、気分を悪くしたとしても、その自分の感情に「反応」してはいけません

 

 たとえば仕事がお休みの日、ゆっくりゴロンとしながらソファーにくつろいでいたとします。

すると奥さんから「あなた、そんなにゴロゴロしてないで休みの日ぐらい少しは家事を手伝ったらどう?」など、いやみのような言葉を投げかけられたとします。

 

 毎日忙しく仕事に追われている中、やっとゆっくりできる唯一の休日です。なのに、一方的にそんなふうに言われたら、誰だって一瞬カッとなったりカチンとくるものです。

 

 しかしこの嫌味な言葉に、カチンとなることが「反応」なのです。

 

 また、その時の自分の気持ちは『俺だって毎日仕事してるんだぞ!休日ぐらいゴロゴロしてもいいじゃないか!』と思っているわけです。

 

 このように思ってしまう気持ちは間違ってません。ただ、結局のところ自分だけの言い分です。

 

 また、その気持ちをちゃんと伝えることも大切ですが、そこで先に奥さんの「あなた、そんなにゴロゴロしてないで休みの日ぐらい少しは家事を手伝ったらどう?」という言葉にまずは対応するのです。

 

 たとえばその言葉に対して、「家事いつも大変なんだね」とか「毎日家事は休めないもんね」という感じで、奥さんのイライラしている感情にではなく、その言葉にちゃんと対応してあげるのです。

 

 すると、奥さんのイライラしている気持ちは、その言葉のおかげでかなり低くなり冷静になれます。そして、旦那さんの言い分も聞こうとします。

 

また、何より お互いが自分の気持ちを伝え合うことは、とても大切なことです。

 

なのでこのときに「俺も仕事が休みだから、家でゆっくりしたいんだ」と自分の気持ちをきちんと伝え、そして奥さんの気持ちもきちんと聞くことが大切でしょう。 

 

 

 

相手の言葉に振り回されないことが大事

 
相手の言葉に「反応」してしまうと、自分の感情を抑えることができないまま、こちらまで感情をむき出しにしてしまい、いちばん肝心である大切な気持ちを伝え合うことができなくなります。 

 

また、感情に反応するということは、そこに自分が「振り回されている」ということ、要は相手にコントロールされていることでもあります。

 

 奥さんは自分のイラつく気持ちを、どうにかして旦那さんに気づかせるために、無意識にわざわざ怒らせようとするのです。

 

 しかし、もし自分がそこでカッとしたり怒ってしまえば、ただその奥さんの手のひらでゴロゴロされてることと同じです。 

そして、そんな相手の言葉にムカついて、だったら自分もムカつくことを返そうという気持ちが湧けば、そこから「ケンカ」となるのです。

 

けれどこれを繰り返していても、何の進歩もなければ、ただ仲が悪くなっていくだけです。

しかも、あー言えばこー言うという、どうしようもない中身のない会話にしかなっていかないため、そこにはお互いに何のメリットも生まれません。

 

なので「相手の言葉に振り回されない」こと、自分はそんな嫌な言葉に乗らない・乗せられないという気持ちが大切なことと言えるでしょう。

 

 

 

 

まとめ

 

今、目の前にいる相手は、お互いにご縁のある人同士です。そして職場で出会った人や友人なども、良いも悪いもそこから自分が何かを学ぶために出逢っています。

 

 

なので、ただくだらないやり取りをする関係ではないと、前提として自ら知っておく必要があります。

 

ということは、たとえ嫌なことを言われてムカつくという気持ちが湧いても、それを自分の「感情」に任せるのではなく、別な方向で活かすことが大切です。

 

その別の方向とは、「視点を変える」こと、要は言葉に対して無意識にただ反応していたことを、意識的に対応するという習慣を身につけるのです。

 

そして、それを全て自分の人生を良くするために利用するのです。

 

なので、もし嫌な言葉や態度を取られても

 

これは自分の忍耐力を鍛える絶好のチャンスだ

こんな残念なことしか言えない人より、自分は幸せなのかもしれない

この人は不幸な気持ちを抱えていて、もしかしたら可哀想な人かもしれない

この人はこういうことを言うことで、何かを求めているのかもしれない

 

このように、相手のその奥を見るような考え方をし、そして対応(言葉を返す)していきましょう。

 

また他人も自分と同じで、その人が思う「幸せ」を求め、それが何か常に手探りでさがしているものです。

 

そのために、わざわざネガティブな感情というものがあり、その気持ちを相手与えることによって、そこに気づかそうとしているのです。

 

けれど、その負の感情に「反応」していては、ただその嫌な気持ちをお互いに膨らませ残してしまうだけで、肝心なことには気づくことすらできません。

 

ということは、いかにそこを自分でうまく「対応」しながら、幸せになるよう考えるのが人間に与えられた唯一の方法なのです。

 

すると、相手も自然とこちら側に対応してくるため、結果的に良い方へ変わってくれるのです。

 

 なので、誰かに気分を害された時こそ、そこには「反応」せずに「対応」する習慣を身につけていく。

 

これが、人生を幸せに生きるために、必要な良い方法といえるでしょう。 

 

 

お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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