過労死で亡くなる人やイジメがなぜ減っていかないのか。自殺してしまう人がなぜ後を絶たないのか。
過労死で亡くなった方のほとんどは、日々のあり得ない過酷な長時間労働や重労働が原因です。
また、自殺者が後を絶たないのは、つらい人間関係、貧困などの悩みで心が疲れたり、あってはならないイジメ、虐待、パワハラやセクハラなどの精神的苦痛の被害を受けていることが大きな要因のひとつです。
にもかかわらず、今現代の日本では、どんなに苦しくても、そのつらさを自ら認めることも、周囲にも出すことさえも許されないことがまだまだ多々あります。
また、とくに古い考えや体制のままの会社や家庭などは、その人がどんなに苦しいと訴えても、そこを黙って乗り越えろと言わんばかりで、悪いのはそのくらいで病んでしまう方だという雰囲気を醸し出しているのです。
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これでは、どうしても「このくらいできない自分が悪い」「皆がやってることができない」など、とにかく自分に非があると思い込ませてしまいます。
なので、仕事など頑張ろうとする人ほど、どんなに寝る時間がなくても、体や心はとうに限界を超え悲鳴をあげていても、白旗を揚げて「降参です」といえません。
そして、自分の本来の幸せや自由を失い、人生に何も見いだせずに、そこから逃げることさえ諦めてしまいます。
そうなると、苦しくてもさらに自分を追い込み、最後は病で倒れたり、最悪の場合には逃げ場を求めて「死」を選んでしまうのです。
しかし、どんなに同じように働いても、平気な人がいるように、病む人だっているのです。
これは、病む人の心が弱いからではなく、その人が個性を失ってしまうような生き方を選んでしまったせいです。
また、古い日本の考えや体制を残したままの考えをもっている人ほど、それを良い悪いと暗黙の了解で単純に判断しがちですが、このような捉え方は差別であり、その人の人生や個性つぶしでしかありません。
そんな過労死、そして未遂を含む自殺者をなくしていくためには
その原因をつくる国や会社の古い体制、考えを根本的に変えていかなくてはいけません。
ただそんな中、これからの新しい時代、AIやベーシックインカムの導入が本格的に動き出せば、もう個性をつぶすような考えや体制、またイジメや貧困なども少なくなっていくでしょう。
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国が本当の個々人の幸せを考え、本格的に動き出せば、我慢や頑張りの時代は終わり、それぞれの自由や幸せを選択できる時代がやってくるのです。
過労死・自殺をなくすためには
死ぬよりは生きる選択を
人にはそれぞれいろんな個性があるように、みんな同じように生きることは無理な話です。
しかし、日本人はとくに集団の中になると、規律や規則を守らせ、そこからはみ出さないように同じ行動をとらせようとする教育だったため、それが苦手な人はただただ我慢を強いられるつらいものでした。
そして、そこからはみ出した者は『落ちこぼれ』とされていったのです。
また、そんな教育や理念で出来上がった理想、日本人として求められるものはこのようなものでした。
親孝行・出世・安定・みんな仲良し・平和
我慢強い・真面目・負けず嫌い・責任感が強い
生活のすべてが仕事中心
確かにこれは理想かもしれませんが、だからといってこれで人が幸せになるなんてありえません。
本来、みんなこれと同じことを目指さなくていいのに
それが人の生き方、幸せ、人生の全てだと信じて一生懸命頑張っていたのです。
しかし結果として、過労死や自殺者を生んでしまう原因を作り上げていったのでした。
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これからは自分の意志で生きる時代
「いい子」や「いい人」をやめよう
本当の自由や幸せは、夢や望むことを叶えてあげ、気持ちを満たし、いかに自分のペースで生きるかということです。
会社でも学校でもお家でも、他人の気持ちや感情を自分の心の中心に置いて生きる人は、他人からは「いい人」に見えます。
ただ、そんな人ほど自身の気持ちを無視して我慢したり、本当の気持ちがわからなくなります。
なぜなら、自分の考えより他人の考えを受け入れる方がラクだと考えるためです。
代わりに自分を我慢させ、他人のために頑張り続けますが、要は意志が弱いため自らを犠牲にするのです。
しかし、昔の日本はこのような考えを『美徳』としていました。
古い日本人の美徳といえば、代表的なものは「親孝行」です。
昭和の時代までの学校など、義務教育の中で『親は立派である』という植えつけをよくしていました。
そんな教育のせいで、虐待があっていても子どもが悪いといわれる時代でした。
どんなに傷ついても、「育ててもらった」ということが先に立ち、堂々と素直な気持ちを言えない人もいまだにいます。
けれど本来は、親に育ててもらったとかあたりまえの話なだけで、別に親孝行を考えたり、親が認める「いい子」でいようなんて思わなくていいのです。
ましてや虐待にあっていたのなら、どんなに血のつながった親でも好きにはなれないでしょう。
また、子どもを生んだのは親の勝手であるため、親孝行もしたい人がすればいいだけの話です。
本来、我慢や必要以上の頑張りは、『美徳』ではなく『不幸の種』です。
なので、これからの時代は「いい子」や「いい人」は、もうやめていいでしょう。
AIやベーシックインカム導入で
過労死・イジメ・自殺は減っていく
本当の人間の理想は、建前や他人中心ではなく、その人個人の考えからくる自由や幸せです。
それを思うなら、犯罪などはもちろんだめですが、個人が望むことを叶えられる世の中をつくっていくことです。
出世も安定も望んでる人が頑張ればいいだけ。
みんなと仲良くするのが好きな人はそうすればいいし、ひとりで過ごすのが好きな人はそうすればいい。
AIやベーシックインカムが本格的になっていけば、煩わしい人間関係の悩みなど、もうしなくてすみます。
夫婦仲が悪くても、無理して嫌いな旦那(妻)といる必要だってなくなります。
会社や集団の中で、自分を抑え込むばかりだった人や馴染めない人は、ベーシックインカムのおかげで、仕事をやめて旅にいってもバチすら当たりません。
必要最低限のお金がくるなら、もう堂々と会社だってやめていいのです。
お金が足りないなら、バイトなどを気楽にすれば問題解決です。
個人の自由意志で、仕事が好きなら働いて稼げばいいし、嫌ならしないという選択ができます。
また、本当に貧乏なのに生活保護をもらえない、もしくは貧乏でもプライドが高くて「生活保護をください」と言い出せない人も、ベーシックインカムのおかげで、生活を潤わせたり好きなものだって買えます。
このように、誰だって本当は人それぞれの『自由』『考え』で生きることが、いちばん楽なのです。
しかも、毎月浮いたお金が一生入ってくれば、貯金する必要もなくなるため、好きなことに使うことができ、経済効果だってグーーン̚と上がります。
そうなると、もうみんなと同じにしなくていいし、人間関係の悩みも減り
嫌な仕事なんてする必要はなくなり、しかも毎月数万円を一生もらえるなら、あきらめていた夢だって叶えることができます。
これまでのような、生きる希望を失わせるような古い考えや体制がなくなれば
もう過労で亡くなったり、心を病んでいくことさえ減り
逆に生きる気力が湧き、笑顔の増える明るい世の中となっていくでしょう。
さいごに
大切な人生を生きる中、自殺や過労死を選択する人は、人生のすべてを会社や他人中心という『自分以外』のものに捧げています。
そんな窮屈で奴隷のような生き方をしないような、そんな世の中にしていくことがこれからの課題であります。
そんな明るい未来は、すぐ手の届くところまできっと来ていることでしょう。
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