DVドメスティックバイオレンス「パートナーからの暴力」

DVドメスティックバイオレンス

こんにちはmarupoです

 

DV=ドメスティックバイオレンス

 

このDVという言葉は、「親密な関係または相手からの暴力」というイメージで、世の中ではだいたいそのように理解されています。

 

ただそう聞くと、パートナーから暴力を受けたことが「DV」と呼ばれる意味のように聞こえます。

 

それも間違いではありません。しかし、実際はそうではありません。

 

本当の意味はこうです。

「DV=暴力によってコントロールされる・相手からの支配」

 

DVの加害者は、ただパートナーに暴力を振るっているだけではなく、その行為を繰り返すことで、「相手を支配し、自分の思い通りにコントロールする」のです。

 

そのコントロールする手段のために「暴力」を使います。

 

また、このDVには、直接身体に傷を負わせてしまうような暴力だけではなく、精神的暴力や経済的暴力など、相手の体を傷つけずにコントロールすることも多いのです。



DVは、実際にそれを受けていたとしても、本人が気づかない場合が多いのです。

 

もし、自分とパートナーとの間が支配されたり、していたりするような関係があったとしても、周りもわからなかったり、その本人たちですら気づいてない場合もあります。

 

心当たりあるかも…と思われた方は、ここで一度パートナーとの関係をチェックしてみましょう。

【DV】チェックしてみよう

 

☐パートナーの言うことは絶対である

☐自分の好みよりパートナーの好みを優先する

☐パートナーが帰ってくる時間になると緊張する

☐パートナーが恐い、または恐れている

☐パートナーに自分の本音が言えない

☐楽しい時間を過ごしていてもパートナーの機嫌が悪くなるともう楽しめない

☐パートナーの機嫌が良い状態を保つために一生懸命だ

☐パートナーのセックスの要求は断れない

☐パートナーに嘘がばれることが恐い

☐たとえ違うと思ってもパートナーにそう言えない

☐パートナーの近くで電話をしたくないしたくない

☐自分の気持ちよりパートナーが「怒らない」ようにということを基準としている

☐自分の欲しいものがあってもパートナーがOKをしてくれないと買えない

 

この中で、該当することが多ければ多いほど、相手からコントロールされている、つまりDV関係の可能性が高いといえます。


真の親密な関係とは

 

基本的に、暴力を振るう人や相手を支配するような人は、その相手のことを尊重していません。

 

本来、真の親密な関係とは、お互いに思ったことを率直に言い合える平等な関係のことをいいます。

 

その中で、たとえケンカになったとしても、その溝を埋めるよう悩んだり話し合うことを努力します。それは相手の意見であり大切なパートナーの気持ちだからです。

 

またこれからもお互いが楽しく幸せに一緒に過ごしていくためには、たとえ意見が違っても、たまに喧嘩をしたとしても、相手を思いやったり楽しい時間をつくったりすることを望みます。

 

そして、それは相手に対する「信頼感」や「安心感」からきています。

 

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嫉妬心は相手を不幸に落とそうとする気持ちを生む

 

間違っても「相手が恐い」と思いながら過ごさないといけない、や「言いたいことが言えない」という関係ではないのです。

 

ではなぜ、そのようなDVのパートナーから離れることができないのでしょうか。

 

実はそこには、「認めたくない自分」がいるのです。その理由とは一体何でしょうか。

 

DVのパートナーから離れられない理由

 

 

☐暴力を振るうパートナーのことを悪い人だと思えない、または思いたくない

☐暴力を認めたら、自分が暴力にあうような人間だとみとめることになる

☐人に見下されるのが嫌だから

☐パートナーからの暴力を認めたら自分がみじめでつらくなるから

☐人に噂をされるのが嫌だから

☐恥ずかしいから

☐今の生活を続けていけなくなるのが恐い

☐自分の人生や生き方が否定されてしまうような気がするから



パートナーからの暴力やDVを受けている人の中では、それを「認めること」がなかなかできない人が多いのです。

 

なぜなら、そのことを認めることは自分の最後のプライドを手放すように感じてしまうからなのです。

 

そしてそれを認めてしまうと、そのパートナーからかろうじて得られていた「小さな幸せ」が、その人の中でなくなってしまうのです。

 

なのでそれを受け入れなければ、自分は希望をもっていられるため、認めることを選択するよりも、そうじゃない方を選んでしまうのです。

 

このようなDV関係を続けていた場合、いずれは身体的にも精神的にも、何かしらのかたちで限界がきてしまいます。

 

それは破滅の道であり、最悪な結末へと向かいます。

 

では、そんなDV関係から脱出するには、どうしていくことが良いのでしょうか。

 

DV関係から脱出するには

 

脱出するための流れ

①気づく 

⇩⇩ 

②情報集め

⇩⇩ 

③決断  

⇩⇩ 

④実行  

⇩⇩ 

⑤試行錯誤

⇩⇩ 

⑥成功  



①気づく

 

DVの被害にあっている方は、自分がパートナーからの暴力や暴言を受けているとき、心のどこかで「このままではよくない」という気持ちを抱えたりすることはないでしょうか。

 

その行為が酷かったりエスカレートしてくるたびに、「もう耐えられない」と思ったりすることがあると思います。

 

DVから脱出するため、まず必要なことは、その「つらい」「苦しい」と思う自分の気持ちに気づいてあげることからはじまります。

 

その現実に起こっている事実を認め、その自分の気持ちに気づくことが、DVから脱出への道のりがはじまります。



②情報を集める

 

次はどうしたらいいのか、気持ちがあせってしまうかもしれません。なのでさまざまな情報を集めたり、相談したりしてみましょう。

 

◉相談センターに行く

◉本やネットでDVについての情報を探す

◉身近な人に相談してみる

◉電話相談などを利用してみる

◉カウンセリングを受けてみる

…など

 

③決断

 

いろいろな情報を得たうえで、DV者から離れる決心がついたら、今後自分がどうするかを決めましょう。

 

ただしこの時期は、精神的に疲れていたり混乱したりすることも多いため、そのときは信頼できるカウンセラーや相談員、または友人や親族にサポートしてもらうことが大切です。

 

何事もひとりで抱え込まず、助けを求めましょう。

 

④実行する

 

これは、この人自身のタイミングが重要です。

 

周りやサポートする側が無理に実行させようとしても、本人が決心をしていなければ、結局は元に戻ってしまうかもしれません。

 

なので本人の気持ちが決まってから、行動に移していきましょう。

 

⑤試行錯誤

 

DVから脱出するためのあらゆる支援を活用しましょう。

 

自分には今どのような手段があるのか、たとえば「法的保護」「行政の支援」「サポートやグループ」など、手助けしてもらえる人がいるのかを調べながら、それを最大限に活用して乗り越えていきましょう。

⑥成功

 

暴力のサイクルを断ち切る

 

まとめ

 

DVとは「暴力によってコントロールされる・相手からの支配」です。

 

DVの加害者とは、ただパートナーに暴力を振るっているだけではなく、その行為を繰り返すことで、相手を支配し、自分の思い通りにコントロールしたいのです。

 

どんなに相手のことが好きでも、暴力や暴言をはかれたり、パートナーを人として尊重しないような、支配・支配されるという間柄では「真の愛情」を築くことは無理なのです。

 

このようなDV関係を続けていた場合、いずれは身体的にも精神的にも、何かしらのかたちで限界がきてしまいます。

 

自分の人生を本当の愛情のもとで過ごしていくためには、「健全な関係の中で愛を育んでいく」ことです。

 

これ以上、自分の心も体も傷つけたままでいても、待っているのは地獄かもしれません。

 

そこから一秒でも一分でも早く抜け出す勇気を持ちましょう。

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「愛される女性」と「愛されない女性」その違いとは

 

お読みくださりありがとうございました以上marupoでした

 



お読みくださりありがとうございました

この記事を書いた人

 

はじめましてmarupoです今年50歳です

24歳で結婚しその後二人の子宝に恵まれたが、その育児の真っ最中に「うつ病」を患い同時に体も動かすことができなくなり入院。 そんな自分をどうしても受け入れられずに苦しんでいたが、その病院の本棚で「心理学の本」と出逢い、そこから心理学の学びがはじまる。 この学びを活かして、これまで20年ほどカウンセラーとして対面や電話などでいろんな方の悩みや相談に対応し、自らサロンを開いて数年間講座などもしていた経験をもつ。

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